早いもので、3月になった。
ちょうど月初めが日曜日となり、有料BS番組が無料視聴できるラッキーな3月1日。
ところが、朝から休日出勤に…。
帰宅後、テレビの番組表を見ていると、J SPORTSで「WRC スウェーデン・ラリー」の文字を発見した。
TOYOTAのWRC復帰が決まったことだし、久しぶりのTV観戦を逃してなるもんか~。
というわけで、観ました。(← 無料で)
J SPORTSの「WRC」、出演者に感激
(画像は、「J SPORTS」さんのホームページのスクリーンショットより)
いつもは「観たければ契約してね」的な案内画面しか映らないチャンネルだけど、映像が流れる快感…。
そして、番組が始まった。
番組のナビゲーターは、GAZOO Racingではおなじみの栗田佳織さん。
モータースポーツ、ラリーのこともよく勉強されていて、頼もしい。
そして!
「Mr.フクイ」こと、福井敏雄氏。
あああああ、お懐かしゅうございます。
TOYOTAがWRCを席巻していた頃には、たびたびTVや雑誌で福井氏を拝見したものだ。
特に、WRCのTV番組では、手にパイプを持ちながらコメントする独特のスタイルに魅了された。
そして、古太郎の中にある「TOYOTA強し」のイメージは、この福井氏のイメージだった気がする。
今回、Mr.フクイは…。
変わっていなかった。
語り口、表情、何もかも…、あっお歳は召されていたが…。
さすが、穏やかながら核心をズバッと遠慮なく突くことばに衰えはない。
このMr.フクイと普通に、しかも可愛くやり取りする栗田佳織さんも、すごい。
とてもいい番組だ。
番組のWRC第2戦ラリー・スウェーデンも、手に汗にぎる展開で面白かった。
福井氏も、「近年まれにみる面白い戦いだ」とおっしゃっていたほどだ。
ちなみに、Mr.フクイの手にパイプはなかった。
福井敏雄という人
(画像は、「プレイドライブ」のウェブサイトより。TOYOTA現役時代の福井敏雄氏)
TOYOTAが、セリカ1600GTやカローラ・レビンでWRCに参戦し始めた頃から、福井氏は関わってきたそうだ。
TOYOTAのWRCは、この人なくして語れない、ということだと記憶している。(← 勝手ながら)
2012年10月の「プレイドライブ」ウェブサイトには、福井氏の講演会についての記事にこれらの写真が…。
(画像はいずれも「プレイドライブ」ウェブサイトより。)
レビンもセリカもカッコイイ。大好き。
福井敏雄という人。
TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)の副社長、TOYOTAのモータースポーツ部ラリー担当部長として、1980年代~90年代の輝かしい実績を作った人だ。
ちなみに、「TTE」は、当時のTOYOTAのモータースポーツにおけるヨーロッパの拠点で、現在の「TMG」の前身。
古太郎にとっては、TTEやトヨタ・チーム・ヨーロッパということばの響きは、特別なものがある。
そして、福井敏雄氏だけではない…。
TTE、そしてTOYOTAには、忘れてはならない人たちがいる。
B.ワルデガルド氏、そして、O.アンダーソン氏…。
(画像は、「GAZOO Racing」ウェブサイトの新城ラリー2012イベントレポートより。)
2012年には、かつてTTEのラリードライバーとして大活躍をしたB.ワルデガルド氏が来日して、話題になった。
WRCがグループBという競技車両で行われることになったとき、TOYOTAもグループB規定のセリカ「ツインカムターボ」を登場させたが、この車両でサファリラリーなどを勝利していったのが、B.ワルデガルド氏。
このマシンがデビューした時は、雑誌を見ながら興奮した記憶が…、鼻血が出そうだった。
ついでに、この記事の続きを、スクリーンショットで…。
(以下は、「GAZOO Racing」ウェブサイトの新城ラリー2012イベントレポート のスクリーンショット。)
上の3人の写真では、右端が福井敏雄氏。
上の写真はB.ワルデガルド氏がサファリラリーで優勝した時、ボンネット上に座っているのがO.アンダーソンTTE社長。
このイベントのトークショー(福井敏雄氏とB.ワルデガルド氏)で、MCをしたのが栗田佳織さん。
ここに、O.アンダーソン氏にもいて欲しかったなぁ。
O.アンダーソン…。
ラリーの神様と称され、古太郎の最初の愛車「KP61スターレット」のCMに登場し、ドリドリした人。
「これを買うしかない!」と決めて、数年後に中古で購入したスターレットだった。
当時、「TOYOTA1300スターレット」というネーミングにも魅了された。
そのO.アンダーソン氏は、「チームTOYOTAアンダーソン」としてTOYOTAのラリー活動を担い、その後このアンダーソン・モータースポーツがTTEとして発展したことを考えると、これまたなくてはならない人だった。
F1参戦でパナソニック・トヨタレーシングチームの代表を務めたあと、残念なことにクラシックラリー参戦中に事故死してしまった。
ニュースを見たときのショックは、いまだに忘れることができない。
さて、TOYOTAのWRCにまつわる思い出は、尽きない。
黄金時代のドライバーの一人、C.サインツ氏はセリカGT-fourヨーロッパモデル(日本ではRC)のネーミングにもなった人。
彼の息子C.サインツjrは、今年F1ドライバーとしてデビュー(トロ・ロッソ)するそうだ…。
2017年からWRCに復帰するTOYOTA。
その拠点であるTMGの木下社長もまた、笑顔だけれど超エネルギッシュな人。
期待は高まるばかりだし、どんなに苦戦しようともずっと応援したい!
楽しみ~。
わが家のヴェルファイアも、ラリー仕様にしたいくらいだ。(← これは、限りなくウソに近いです。)
以上、無料のJ SPORTS番組の感想と、思い出話のひとりごとでした。