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ふるぼう知生(ともお)の活動報告

わたくし、古坊知生(ふるぼうともお)の日々の活動を皆さまへお伝えするコーナーです

告別式

2015年02月21日 | Weblog
 2月21日、本日は私の祖母の告別式が執り行われました。葬儀中、私の心の中に祖母との思い出が走馬灯のように蘇っていました。
 
 私が小学生だった頃、農閑期となる10月から3月までの半年間、両親が大阪へ出稼ぎに行っていたこともあり、私はほとんど祖父母によって育てられました。祖父は村会議員をしながら世のため人のために社会貢献しながらも、家庭においては厳格で、時間がある時は常に人として、男として、そして一家の次男坊としてどう生きるべきかを私に毎日説教するかのように話してくれました。そんな厳しい祖父とのやりとりの中で、私にやさしく接してくれたのが祖母でした。

 幼い私は夜暗くなると怖くて、遠く離れた所にあるトイレにも行けない寂しがり屋でした。そんな時にいつも私の手をとってトイレに連れて行ってくれた祖母。出稼ぎに行っていたので母の愛情を直接受けることができなかった私を、いつも抱きしめて夜一緒に寝てくれたのは祖母でした。色々な思い出が蘇ってきました。

 晩年は父も母も年をとってきたので直接介護をすることができず、施設に入ることになりました。私が一年に一回帰省した折に祖母を訪問すると、私の妻や子供に対しては、誰なのか分からない様子でしたが、私の顔を見ると「知ちゃん!」と微笑を浮かべながらうっすらと涙を流しながら声をかけてくれました。

 96歳という天寿を全うして、新しい世界へ旅立った祖母。私に愛情をいっぱい注いでくれて心からありがとうと言いたいです。祖母は一男四女をえて、孫も十一人できました。久しぶりに親族や世代の似通った従兄弟たちにも会えて、懐かしく話をすることができました。みんなそれぞれ頑張っているようで何よりです。

 昨年から、私の愛する人やお世話になった方々のご逝去が続いており、さすがの私も精神的なダメージが大きいですが、しかしこれも人生の奥の深さを学ばさせてもらっているのだと自分に言い聞かせております。

 人の喜びや悲しみを心から理解できる人間になるべく、努力してまいる所存です。ご報告を兼ねて投稿させていただきました。身内のことを長々と書きましたことをお許しください。

 地元に戻ってきましたので、心機一転がんばります。

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