ふるぼう知生(ともお)の活動報告

わたくし、古坊知生(ふるぼうともお)の日々の活動を皆さまへお伝えするコーナーです

マニフェストとは?

2011年08月08日 | Weblog
 8月8日、本日は午前中から、訪問活動をしました。先日の集いの御礼ご挨拶も兼ねての訪問です。色々と陳情対応もあり、今日はなかなか前に進みませんでしたが、久しぶりに地域の方々にご挨拶ができてよかったです。

 午後からは小林興起政経塾の学生と一緒に地域挨拶まわりをしました。インターンシップという制度がありまして、政治に関心のある大学生が政治を体験すべく、毎夏休みに小林興起事務所に通ってきてくれていますが、今年も早稲田大学と慶応大学の優秀な生徒が来てくれたということもあり、秘書の業務を教えてあげてほしいと小林代議士に依頼されたので、今日一緒に回ったということです。若い彼らが少しでも政治に興味を持ち、そして小林代議士の政治に対する熱い思いを感じ取ってくれたらいいですね。

 さて、今日はマニフェストとはなんだろうというテーマで少し述べたいと思います。自民党と公明党と民主党の特例公債法案における協議が進み、ついに民主党がマニフェストの根幹であった子ども手当廃止の合意をしたとニュースでは伝えられています。しかしバラマキ4Kのうちの一つが廃止になったからと言って、自民党が法案に賛意を示すわけでもなく、高速道路無料化や高校学費無償化等の残った施策についても廃止を要求しています。

 私は子ども手当がよかったといっているわけではありません。民主党のマニフェストに対する貞操観のなさを嘆いているのです。私はマニフェスト選挙というものが絶対的なものであるとは思っていませんが、それでも公約に掲げた以上、最後の最後まで努力するという姿勢を持たなければなりません。確かに東日本大震災によって、今は非常時ではありますが、だからといって選挙でマニフェストを訴えて政権をとったわけですから、それに対して絶対的に死守するという姿勢が必要ではないでしょうか。これで子ども手当も廃止し、高速道路の無料化も廃止し、高校学費無償化もなくしていったときには自分たちの政権の正当性を自ら否定するものであり、未来永劫、再び民主党という党に政権が行くということは100パーセントなくなるということを知るべきです。

 そのようなことを本当に政党の幹部はわからないのでしょうか。昔、小沢一郎元民主党代表が代表を務めていたときに、自民党から大連立構想を持ちかけられ、小沢代表(当時)はその方向性にかじを切ろうとしましたが、党の幹部全員に反対され、代表を辞めると言ったことがあります。その時の有名な言葉が「この党には政権を担当する能力がない」というものでした。小沢さんはやっぱり見越していたんですね。今の現執行部の政治的力量を…。

 さあ、ここから先は私もよくはわかりませんが、おそらく民主党の空中分解が始まることでしょう。マニフェスト保守派とマニフェスト柔軟派に別れて、8月の終わりから9月の初めにかけて、また劇的な展開が生まれるのではないかと私は予想しています。暑い夏になってきましたが、政治も熱くなってきそうです。ただ、国民は冷めて見ていると思いますが…。
コメント
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