だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

11月23日(水)勤労を感謝すべき祝日なれど

2011年11月23日 | 日記
おはようございます。

昨日は11月22日で「いい夫婦」の日だったようですが、「いい」にもいろいろありますね。
いつもいてくれてイイ。どうでもイイ。かわイイ。まぁあまり言いだすと、第一読者のたいちゃんが何をいうかわかりませんのでほどほどにしておきます。
昨日は母校での講義からボーイスカウト関係の会議へと行く予定でしたが、なにせ仕事が終わらないため、
もくもくと働くことに。
「明日(つまり、今日23日)は休みだ!」と叫んでみても、現実とは違い、
明日はフツーの「水曜日」、つまり出勤です。

文科省関係の方々、役所は休日返上による授業数確保がホントーに必要だとお考えですか?
そりゃもちろん、ある程度の量を確保することは否定はしません。
しかし、祝祭日がなくなるということがいわゆる「学校」になければならない理由がいまひとつ理解できないワタシです。
もちろん大義名分はわかりますわい。しかし、家族との時間はどうなるのでしょう?
そのうち、義務教育下でも祝祭日を返上するということになるのでしょうか。

さて、巷ではタニタの社員食堂のレシピが売れていて、タニタは食の業界にも進出するのだそうです。
健康管理を厚労省が打ち出し、健康志向とあいまってのこのタニタ現象。
そんな、アナタ、一日に何品目も摂りなさいといわれても、作る側からしたらねぇ、たいちゃん。
それだけやっているのが仕事ならばわかりますが、それぞれの家庭には事情っていうもんがあるんでしょうし……。

と、まぁ朝からボヤキ漫才みたいになってしまいましたが、
本日、23日も朝から頭の固い弟子とのメイルでやや不機嫌気味。
こちらが年を重ねてきたのでしょう。
「まぁ、そういうこともあるか……」と流せる達観した人生にはまだまだ遠いようです。

11月21日(月)オヤとして。

2011年11月21日 | 日記
おはようございます。
一足飛びに秋から冬へと季節が流れてしまっているようです。
周囲では予防を含めて、なにやらマスクをしている人が目立つようになってきました。

さて、ここのところ、学費というのはタイヘンなものなのだなぁと改めて感じるようになりました。
仕事柄、学費を納めてくれる学生、その保護者の方々のおかげで我が家の生計が成り立っているのです。

しかし、同時にイクラたちを育てるには、それなりに学費を支払わなければならない、というある種トーゼンともいえる現実があります。
それはけっしてラクなことではなく、子育てのために働くというのが厳然たる事実としてあるのだなぁと感じるこのごろです。

もちろん金額の多寡というわけではなく、ある種、子を育てるための大事なモチベーションでもあるのだなぁと。
そうなると、学生の向こうには学費を捻出してまでして、わが子を育てたいと考えている保護者がいるわけですね。
いや、そんなことはわかりきったことで当たり前だといえばそれまでですが、
やはり自分がそのオヤの立ち場になってみてはじめて感じることもあるなぁと思った次第です。

親にならないと見えてこないことってたくさんあるんだなぁ、そんなことを感じた秋の夜です。
明日は母校での講義。
気合を入れていきたいと思います。


11月20日(日)学会二日目と蓬左文庫

2011年11月20日 | 日記
おはようございます。

雨も上がり、空気の澄んだ名古屋の朝です。
朝食はバイキングの和洋食が用意された会場へ。
ビミョーに会場内の導線の悪さが気になったものの、そんなことはまぁよしとして、
おかゆを中心にあまりカロリーの高くないものを食べ、地元中日新聞に目を通しました。
テレビでは、ワタシの父方の実家、一族の住む飛騨高山の映像や天気予報が流れています。
なんというのでしょう、このまま高山線に乗って高山に「帰りたい!」という気持ちです。

さて、学会の二日目は9時半から。
たいていアサイチの発表時はみんな前夜の宴の影響もあり、参加者が少ないのですが、
ワタシは気合いを入れてマジメに参加しました。
すると、毎週火曜日、母校で教えているKくんやUくん、Hさんが次々に挨拶にきてくれました。
なんだか、わざわざ挨拶に来られるような年になっちゃったなぁと、うれしいような恥ずかしいような、悲しいような。
まぁもぉオッサン度120%ですからね。また今日は母校の後輩が発表者で2名、司会でも2名檀上にあがったので、
応援の思いも持ちながらの参加でした。

Aくんはなかなか扱われていない人物を対象に論じたのですが、質疑応答において、ややあせりがあったのか、
多弁になってしまったのが惜しかったですね。

さて、昼休みは1時間ほど空いたので、Y見先輩とともに駅前の三越にて、ひつまぶしに挑戦。
んんんんんんんっまい!!!こちらもレギュラーサイズではなくミニを頼んだのでした。
(所詮、ムダな抵抗でしょうか???)

後輩の二人目Sさんは、これまでの中ではイチバンまとまっていてよかったかなと思いましたが、
こちらもやや質疑応答では緊張をしていたのは、しかたないところでしょうか。
いずれもおつかれさまでした。

さて、ここまできたら徳川美術館・蓬左文庫へ行かなければということで、
やはりY見先輩と移動。着いてみたら、やはり母校の先輩M川さんや後輩のK山さん、N美くんたちの姿も。
展示の中ではやはり河内本源氏物語をはじめとした源氏関係の文献がすばらしいですね。
別本系の本のキャプチャーにおこされていた和歌の翻字が違っていたので、近くの係りの方に申し上げたりして、
有意義な(?)時間を過ごしてきました。

その後、少し予定より早めの新幹線で帰京。
名古屋あたりだと、出張先にはちょうどよい距離といった感じです。




11月19日(土)緊張と緩和in愛知

2011年11月19日 | 日記
おはようございます。
東京は朝から冷たい雨が降っています。
そんな中、今日は学会の予定が二つ重なってしまいました。
ひとつは我が家から30分ほどで着くS女子大学でのW文学会。
いまひとつは名古屋からほど近い愛知S大学のC文学会。
前者は委員でもあるのですが、後者には専門とかかわる発表があるもので、
迷ったあげく、一路名古屋へと向かうことにしました。

まぁ、こういうと、学問や専門が左右したようでもあるのですが、じつはうまいものが名古屋にはあるもなぁと思ったのもたしかです。
名古屋には午前中に到着、まずは早めのお昼は地下街のキタナシュランに出てもいい店でのきしめん。期待通りの安くて美味!

先に宿に荷物を預け、身軽になってから地下鉄で星ヶ丘へ。
今回の学会会場はきれいな建物はもちろん、会場の学生スタッフたちが行き届いたサービスに徹していて、ビックリ、感心しました。
ここまで準備をされた会場校のK先生(母校の先輩でもあるのですが)はたいへんだったと思います。

さて、研究発表第一日目は6本。一本目の芝山切顕輔集に関するものは聞いていても勉強になりましたし、しょっぱなの質問は岡山・N学院のNくんが立ち、なかなか鋭いものでした。
また6本目は『更科日記』の『枕草子』摂取の発表。内容はわからなくもない、編今日になる部分が多かったのですが、気づいたら最初に3つの質問に立っておりました。
まぁあとからこのブログの読者でもいてくださるK野藤先生から、みんなに共有できる質問で、たいへんよい質問だったとお誉めのコトバをいただきました。
明日は母校の後輩Aくんや、私の講義を聴講してくれているSさんの発表があります。
また現在、徳川美術館では源氏物語絵巻に関する展示をやっているので、なんとか見学ができればと考えています。
めずらしく、2次会にも参加し、日大のA先生から話しかけられたり、出版社の方と話したり、いつも気を使ってくださる宮崎大のY先輩とも話ができました。
隣には後輩で現在東北大学のYくんや、同じ上野理門下のNさんとも酒を酌み交わし、また院生のTさんの話でもりあがったのでした。
明日は、9時半から。
気合い入れていきたいものです。諸先生方との交流による緊張と、級友と再会による緩和。
学会の醍醐味かもしれません。
写真は名古屋版スイカとパスモですね。


11月17日(木)忘れてしまったもの・・・

2011年11月17日 | 日記
おはようございます。

最近耳にした「GNH=国民総幸福量」(Gloss National Happiness)。
1972年にヒマラヤ山麓に位置するプータンが提唱した幸福度・価値観の尺度だそうです。
「あなたは幸せか?」という問いをする国も意識が高いと思いますが、
これに対して国民の9割が「はい」と答えるというのは、
ま、マジかぁぁぁぁ???と思うと同時に、まさに夢の国のようです。

そんなブータンから新婚の国王夫妻が来日中。
新婚旅行に日本を選んでくれるというのがなんともうれしいではないですか。
そして、日本円にして7000万もの復興支援金を送ってくれるという。
なんとスマートな行動なのだろうと感心することばかりです。

そんなスマートな行動を国内でも見かけました。
先日通勤でバスに乗っていたときのこと。
黄色い帽子をかぶっていたのだから、おそらく小学校一年生の子です。
バスで通学なんて、小さいのにたいへんだなぁぁぁぁと思いながら見ていたら、
ちょうど、彼の降りるべきバス停となりました。
東京のバスは前から乗り、料金を払って、後ろから降りるのですが、
その少年が朝の通勤で一杯のバスから降りるときに、
「ありがとうございました!」と大声で元気に降りていったのです。

小さい頃は元気にできていた挨拶。
自分は忘れていまったなぁと思いつつ、そして今時の学生たちも忘れてしまったものになりかかっているかと思うと、
少しさみしい思いがした次第です。

さて、今日は「労作」。
学生たちとともに班気に一度、学内に花を植えます。
農学部が一年中温室を利用して植物を生育させ、これを一年生は植える。
これが「労作」の時間の中身ですが、ふだん歩く構内も、自分が植えた花が気になるもの。
ある意味心の教育でもあるのです。
お天気もいいし、楽しみでもあります。