だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

失敗から学ぶ

2014年06月24日 | 日記
アサイチ、スタバに寄るとなんとなくスイッチが入る気がする。
もちろんスタバがお気に入りであることは否定はしないが、地元周辺には意外と美味なコーヒーが飲める店も開拓してはある。
アジトでもコーヒーは欠かせない。ここ数年特にコーヒーを飲む機会が増えた。

さて、4年生対象の指導法には少しずつ学生たちが教育実習を済ませて戻ってきた。
わずか3週間ではあるが、教壇に立つ意識が変わってきたことが表情からもうかがえる。

午後は源氏物語の花宴巻を読み進める。場面に登場してくる人物関係をしつかりと確認していきながら読み進めると場の雰囲気や心情を共有できるようである。

その後、3年生対象の指導法。この時間では初の模擬授業をみる。
授業を実施するためにどれだけの準備が必要であるのか、それが想像以上であることに気づいてくれるとよい。失敗はつきもの。そこから何をつかんで立ち上がってくるか、である。

その後、学部の学生が作成する広報紙のインタビューを受け、また3年の有志たちに指導法のフィードバックを行う。

シンガポールは一昨日帰国、一方で25日からは台湾の大学から研修生が来日する。グローバルなどというが、他国の人との関係ができることがまずは第一歩であろう。


学びて時にこれを習ふ

2014年06月22日 | 日記

週末土曜日の昨日は母校でW文学会。午前中はたいちゃんとゆっくり朝食をとっていたら学会会場にはギリギリの到着になってしまった。
会場となった14号館は忘れもしない学位授与式の会場となった思い出深き場所。当日同席していた小学生のイクラたちも大学生になるほど時は流れた。

会場では論文の主査を勤めてくださったK師匠もおいでになっていた。お疲れではあったが、過日のC文学会の時よりはいくぶんお元気そうで少し安心。また、FaceBookでいつも「お立ち寄り」いただき書誌学への学恩の多いK大学のS先生にもお目にかかれた。

研究発表はいろいろあれど、まずは発表する姿勢に刺激を受け、内容もそれぞれ学ぶことがあった。やはり継続は力と信じて進むこと肝要。

終えて教え子とともにお茶タイム。
K師匠とお話したいこともあれど、過日急逝した元同僚のもとへ。
以前お世話になった先生方にもお目にかかる。

帰宅後、ジャズピアニスト上原ひろみ、人間国宝義太夫節竹本住太夫のドキュメント番組に釘付けとなる。続けることが力となる、期せずして二人ともに言葉にしていたことが印象深かった。


打たれても出る杭に・・・・・・6/13(金)

2014年06月13日 | 日記

梅雨を感じるには甚だしい日が数日続いた東京だったが、今日は朝から晴天。
雨の日も悪くはないが、青い空、眩しい太陽だけで心のもちようも洗われた気がする。

今日は朝イチ、銀行へ立ち寄り、新着の図書の手続きを済ませ、午後に訪問する実習校への準備をしていたら、あっという間に始業の時間。
演習は枕草子。何度も読んできた章段なれど、学生の素朴な疑問が刺激を与えてくれることもある。
書かれたものを分析するだけではなく、そこから四方八方へ意識を広げていけるとよい。
発表を担当するものは、できるだけの準備をし、自分の考察内容を示す。周囲から質問をされ、不足しているところを指摘されながら、調べることや問題意識をどう立てていくか、自分で作り上げていく。そんな演習もあっという間に時間が過ぎた。

すぐにアジトを後にし、電車とバスを乗り継いで、ゼミ長が実習先でお世話になっている中学校へ。
一所懸命やろうとする思いは通じるが、まだまだこれから。
授業を参観したのちしばしフィードバック。反省をすることもいいが、どう改善していくか、時間は限られ、目の前には子どもたちがいる。
くじけている場合ではない。

それにしてもついさっきまで晴天だった空が、私が授業参観をしはじめたとたん、とてつもない雷雨となり、思わずゼミ長と苦笑い。
地域によっては2cmほどの雹が降ったという。

授業が終わるのを待っていたかのように、天気は回復。
自宅の最寄り駅と直結している沿線だったので、そのまま帰宅。
平時より早めの帰宅ができたのも嬉しいが、明日は明日で一年次全員を対象とした試験があるので、試験監督のために出勤である。

ここのところ、日々考えることが多い。
まぁ何も考えることもなく過ごすことよりはよし、である、と思いたい。 



 


学会の週末

2014年06月08日 | 日記
この週末は地元の小学校高学年数名たちとキャンプをする予定であちこちへと手配をしていた。無論多少の雨など気にせず雨天決行の予定だったが、あまりの梅雨、大雨警報により中止に。
同時期に出張が重なっていて新座市の立教大学で開催。キャンプ地から立教でのC学会へ通うこともなくなった。
それにしても目が重い。モノモライなどは子どものころに何度か経験したがどうも蕁麻疹ぽい。

学会はいわゆる書誌学に関するミニシンポジウム。古典というと書かれた内容、テクストとしての読みに関して考えてきたが、ここへきて、私の関心も内容もさることながら、何に、どんな風にというところへ意識が移ってきた。
そういう意味ではK大学のS先生が『書物学』に入門の類を連載され、和歌を専門にされているK師匠、Twitterのつぶやきがまた異なる一面を示しているT大のKさんから学ぶことが多い。源氏物語という散文をやりつつ書誌学にも目の届いているNくんなどもそうだ。
とにもかくにも失敗しながらも視野を広げてみようと遅々としながら動いている。
さて、そんな学会の2日目は文科省のFさんが伊勢物語の書き込み「勘物」について、また先輩のYさんは「若紫」を軸に発表。関心のアンテナはその問題意識であり主張へのアプローチだが、疑問も残り刺激も受けた。
人の研究方法を消化しながら、自分のテーマ、問題意識を改めて省みるよい機会となった。


6/6(金)雨ザーザー降ってって~♪

2014年06月06日 | 日記

昨日来の雨によって関東も梅雨入り。
木曜日となると会議体が多いのだが、この日は朝から気持ちが穏やか。
降水確率は高いものの、この日のメインは雨天でも決行と事前に決めていたし・・・・・・。

そのメインは私勤務先では大切な「労作」である。
具体的には1年次の学生諸子全員が2週に渡り720苗の花を植える。
すでに農学部のI先生にはお手配を願い、この日は全体の半分の学生が、360苗の「ポーチュラカ」を植えた。

土いじりをする機会もそうそうあるものではなくなってきた、「都会の大学生」たちも、
ダンゴムシくんや蟻んこくんたちと出会い、驚き、ときに叫びながらも、学びのある時間となった。
ほんの小さなことかもしれぬが、「自分が植えた」ということだけで、その花への愛着が生じる。
自然の恵みを体感できる有意義な時間であった。

夕方からは昨年同様、シンガポール国立大学(NUS)から短期研修の学生たちが来学、歓迎会かせ催されたため参加する。
国際交流を希望するボランティアの学生たちの中には緊張している者もいるが、NUSの研修生たちの流暢な日本語とフレンドシップな姿勢に日々つながりが深まっていくようだ。
また学問に対する態度も見習っていくべき点が少なくない。よい刺激を受けてほしい。

明けて6/6。 絵描き歌の「かわいいコックさん」を覚えたばかりのイクラ1号はいつも「雨ザーザー降ってって~」と歌っていたが、そんな彼もインターンシップに参加する20歳だ。
朝いちの演習では枕草子を読む。句読点、濁点などのないものを読ませてみると、これはこれで単語や文節のつながりがわかってきて理解が深まる。
ちょうど1週間前に引き継ぎ、今月から「開店」したのが日本K学会の事務局。最初のお仕事として配信した会議体の出欠ハガキも少しずつ返信が届き始めた。

週末は新座市に出向く。