だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

学生研修……5/31(金)

2013年05月31日 | 日記
朝イチ、スタバに寄ってコーヒーを求め、一路箱根湯本に向かう。今日明日と学部の一年次研修が実施されるためである。
学生たちは班を構成し、それぞれのテーマに沿って箱根の街中を取材して歩く。いわばフィールドワークの入門編のようなことをやり、お互いの信頼を深めながら、計画、実施、反省そして再び計画へという研究姿勢のイロハを学ぶのである。
学部長をはじめ、主任、各担任、新任の先生方が参加をしてサポートにまわる。
初日の今日は梅雨の晴れ間で晴天。
午前中から調査は開始され、夕方までで前半が、明日終日に続きの後半が行われ、大学に戻って報告書作りと発表会が予定される。
夜は立食形式の夕食会。新入生の若さを痛感する。
同室は西洋史がご専門のA先生。ゆっくりお話をする機会ができてこれはこれで有意義であった。

とはいえ、若きエネルギーに圧倒された一日であった。だが、まだまだ負けてはいられないぞ、と。

低気圧……5/30(木)

2013年05月31日 | 日記
梅雨の季節、雨が降ることじたいは、さほどキライではない。
ただ、それに伴ってコンディションがここのところ崩れることが増えてきたのはナゼ???
単に歳のせい、などとは言いたか、ない。でも、でも、ムカシはそんなことを気にせずにいられたハズ。

今年は特に1年生の担任などもっているからか、長男イクラ1号と次男2号のちょうど間の彼・彼女たち。
まぁ、価値観などは大きくワタシなどとはことなろうが、まだ許容範囲だからよし、としなければ。

そのうち、まったく理解不能な世代と感じるようになってしまうのだろうか?

明日からそんな彼ら1年生180名ほどとともに、某地で宿泊研修が行われる。
何事も起こらないのが当たり前なだけ、こちらはどことなく緊張感がある。

そんな研修前日の全スタッフの会議。
小生の受賞の報告をわざわざT学部長がしてくださり、恐縮した次第。

研究と教育。
この両輪のバランスだけはしっかりと保ち続けたい。

体調不良の者が増えてきている。
みなみな、ご自愛あれ。

入梅・・・5/29(水)

2013年05月29日 | 日記
関東地方が今日、梅雨入りした。
まさに午後からシトシトと雨が降り出している。
例年より10日ほど早いそうだ。

午後からゼミが行われたのだが、参加者は二人。
みな体調不良を除けば、みな教育実習に出払っているということになる。

そんな中で書類を作ったり、G務課やG研究所と連絡をとっているうちに夕刻となる。
季節の変わり目といえばそれまでだが、その変化にカラダが悲鳴をあげている。

80歳で世界最高峰に立つ方もいる時代。
どこで体力差が出てくるのだろう。

少なくともフィジカル面だけではなく、メンタル面では強くありたい。

弟子の結婚・・・5/25(土)

2013年05月25日 | 日記
今日は勤務先は「金曜日」。
13時から昨日のホンモノに続き演習が予定された土曜日。
この不思議なシステムは全国の大学で行われつつある。

さて、そんな夕方、たいちゃんとともに溜池山王駅を経由して、日枝神社へ。
そう、今日は弟子のひとりTさんがMさんに変わる日、つまり結婚式。

Tさんは学部の1年生のころから印象が強く当時はボーイッシュで、デニムにTシャツ、キャップをかぶった出で立ちだった。
そんな彼女がゼミの2期生としてワタシのゼミに入り、文字通り、猛勉強。
「N田K司になる!!!」といった迷言(?)を残し、なおかつ、相手もいないときから、「ワタシの結婚披露宴のときは司会をやってください!!」といった冗談とも本気ともつかぬコトバとともに学部を卒業し、ワタシの母校K師匠のもとへ進学していった。

そんな縁もあり、修士論文の副査として母校に出講させてもらい、今現在は博士後期課程の2年生。そこで結婚となった。
お相手は高校時代の同級生。互いが社会人になって、再会からのゴールインである。

そして、何よりも約束を果たさんために、司会を引き受けた。

和装姿も洋装姿もよく似合うご両人。主賓はワタシの恩師でもあるK師匠。歌の披講までしてくださった。
また、ケーキカットならぬ鏡開きを行うあたり、なかなかの和風人である。
3時間弱の宴、ときどきカミながらも(?)なかなか楽しいひと時であった。

本人たち以上にご両親が喜んでくださっていたのが印象的だった。
娘を嫁に出す父の心境やいかに?
うちはイクラ1.2号だけで「娘」はあんずしかいない。

弟子の結婚はめでたくもあり、どこかさみしさもある、「花嫁の父」の疑似体験のような思いだった。
幸多からんことを願うばかりである。

おめでとう!!!

夏日……5/24(金)

2013年05月25日 | 日記
車での出勤となった今日、車中はナ、なんと35度を指している。
こりゃ、梅雨を通り越して一気に真夏がやってきた感じ。

そんな中、午後イチは枕草子の演習。3年のIくんの初発表であったが、周囲の4年生にしっかりと指導され、よい時間になったのではないだろうか。

いわゆるーもの型類聚章段をどう理解していくのかに関しては今日の「心ときめきするもの」などは把握しやすいのかもしれない。

そういえばC文学会の雑誌『C文学』の冒頭論文はYさんによる枕草子関連のもの。ワタシの論が引用されていたりしたものだから、ヒヤヒヤしながら読んだ。まぁ、また直接Yさんと話す機会もあろう。

以下、独白。
今年から職場の出張手続きがちょいとわかりづらい。S課のアイディアによるものらしいが、G課はいまひとつ把握できておらず、G研究所をはじめ、事務方のスタッフ間でも統一感があるとはいいがたい。見切り発車というシステムとでもいうのがいいのか、まぁ、こちらもしっかり理解すれば便利なのかもしれないが、大義名分は「経費削減」にあるにしては、二度手間、三度手間感が強い。何よりも時間がかかりすぎるのが難点だ。

そんなことをしているうちに、時計は22時近くになってしまった。
明日はわが職場は「金曜日」だという。授業はモチロン大切だ。しかし、土日、祭日、休日の返上はいかがなものなのか、文科省の意向と現場の理解に乖離さえ感じる。
直接、永田町の関係者に聴くのが早そうだ。なぜなら、現場におりてくるまでに、多くの、それも時に余計なフィルターがかかってくることが少なくない。解釈が十分になされているとは限らないわけだ。

「今の大学人はタイヘンだね」とは、ベテランの名誉教授のコトバである。
研究の環境作りは誰かに任せるものではないようだ。研究あっての教育という意識は遠くになりにけり、ではあるまい。教員とくに大学人の質の向上は何よりも研究に対するあくなき向上心だろうし、それに連動して教育の質が保証されていく、そんな考えは古いのか?とにもかくにも、論文を書く、それしか道はないと、少なくとも今は思う。