だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

11月17日(木)忘れてしまったもの・・・

2011年11月17日 | 日記
おはようございます。

最近耳にした「GNH=国民総幸福量」(Gloss National Happiness)。
1972年にヒマラヤ山麓に位置するプータンが提唱した幸福度・価値観の尺度だそうです。
「あなたは幸せか?」という問いをする国も意識が高いと思いますが、
これに対して国民の9割が「はい」と答えるというのは、
ま、マジかぁぁぁぁ???と思うと同時に、まさに夢の国のようです。

そんなブータンから新婚の国王夫妻が来日中。
新婚旅行に日本を選んでくれるというのがなんともうれしいではないですか。
そして、日本円にして7000万もの復興支援金を送ってくれるという。
なんとスマートな行動なのだろうと感心することばかりです。

そんなスマートな行動を国内でも見かけました。
先日通勤でバスに乗っていたときのこと。
黄色い帽子をかぶっていたのだから、おそらく小学校一年生の子です。
バスで通学なんて、小さいのにたいへんだなぁぁぁぁと思いながら見ていたら、
ちょうど、彼の降りるべきバス停となりました。
東京のバスは前から乗り、料金を払って、後ろから降りるのですが、
その少年が朝の通勤で一杯のバスから降りるときに、
「ありがとうございました!」と大声で元気に降りていったのです。

小さい頃は元気にできていた挨拶。
自分は忘れていまったなぁと思いつつ、そして今時の学生たちも忘れてしまったものになりかかっているかと思うと、
少しさみしい思いがした次第です。

さて、今日は「労作」。
学生たちとともに班気に一度、学内に花を植えます。
農学部が一年中温室を利用して植物を生育させ、これを一年生は植える。
これが「労作」の時間の中身ですが、ふだん歩く構内も、自分が植えた花が気になるもの。
ある意味心の教育でもあるのです。
お天気もいいし、楽しみでもあります。