年末の仕事納めは12月28日、といっていたのは、妻のたいちゃん。
ここのところ、このたいちゃん、手編みのマフラー(らしきもの)を夜な夜な編んでいる。
当然、こちらとしてみれば、期待いっぱいにちょっと遅めのクリスマスプレゼントがやってくる!
なんて思いながら、何気なく、あくまでも、期待なんかしてませんよっ!てな感じで、「誰のを作ってんの???」
と訊いてみた。恐る恐るなどではない。あくまでも何気な~く!!である。
そこへ返ってきたコトバが一言「ん?アタシの」。
この場合の「の」っていうのは「準体言(じゅんたいげん)」というヤツですかね。あるいは、「の」の下に「使う物に決まってるじゃない(アナタのなんかじゃないわよ!!!)」的な、
夫婦仲を露呈させる(かもしれない)恐ろしい意味内容が省略される「連体格」なんでしょうか。
いずれも、ワタシの期待は今のいまでも深くふか~くショックを受けております。
すると、一昨日にはそいつが完成までいったらしく、自信たっぷりとワタシに見せてくれたのだが、
昭和の生まれながら「明治のオヤジ」と呼ばれているコチラにしてみれば、だれがなんといっても「おなか当て」、腹巻に(しか)見えない。
それは明らかにマフラーではなく、両ハジがくっついた輪っかなのだ。
これを腰あたりまでずらせば、まちがいなく腹巻なる代物である。
だが、それは今ハヤリの「●●●」(もう一昨日のことなので、名前すら覚えていない・・・)とかいうもので、首周りを温める代物であったわけです。
コトはそれで終わらず、さらに新たにたいちゃんの編み物タイムは続いており、今度こそ!!!と期待をしながらも、何も声をかけずにいると、
あっという間にできあがり、「愛娘」あんず(日本テリア・9歳・女の子)、早い話、犬にもおそろいの「●●●」をお作り遊ばした。
首まで通さず、途中で止めたりすると、ライオンのタテガミみたいにみえる・・・とは、まだ言っては、いない。言っては、いけない。
だが、この微妙な空間がキライではない。いやむしろ居住空間を支配するたいちゃんとあんずの存在は絶賛、絶大である。
あけて、27日の今日は朝から職場のアジトへ向かう。
すべての建物は施錠されているため、警備にあけてもらい、ひたすらモノを読み、書く、の繰り返し。
この時期、やってくるものは、一部の仕事が残った人か、アジトを使いたいワタシくらいなもの。
人さまの書かれたモノに触発され、新たな物事をひねりだす。
この、静かな空間もまたキライではない。何が出ますか、さぁお立ち会い!!ではないが、まちがいなく原稿の締切日は刻一刻と近づいてきている。
20時には退出したい、ぞ。今年の仕事納めだからなぁ。