FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビッグロックスクール

2013-06-28 14:19:49 | クライミングレッスン報告
6月5日(水)
メンバー:ユースケ(中2)、アコちゃん(小2)、サキちゃん(小6)

シオリちゃんが体調不良でお休み
ビッグロックのスクールは女の子の入会が続き、
ユースケは女の子の中で一人になってしまった
ちょっと照れ臭いね
次のレベルアップレッスンを受けるたけくんが早めに来たので、
今日は彼に一緒に入ってもらって、準備体操を済ませた

基本練習。
ユースケは力がついて来たが、力に頼って動きが粗い。
ただただ「登るのが楽しい」のも良いけれど、上手くなりたければ「意識すること」がもっと必要なのだけれどな~
体力の上がってきたユースケとビギナーの女の子たちは別の課題で。
ビギナーはどうしても手がかかるので、慣れて来たユースケへの指導がなかなかままならない
ユースケ、ごめんよ

今日は全体を通してアコちゃんの頑張りが光っていた
ボルダーのチャレンジタイムでは、遠い一手がなかなか届かないアコちゃん。
諦めたくなくて、下りずに何度も試みるが、どうしても届かない
しかも、習い始めて間もないため、動きのパターンもまだ知らないので、どう届かせて良いのか分からない。
その場で急遽ムーブを説明。
でも、既に壁の中で粘っている彼女が、今から動き方を理解して、落ちずに次の一手を届かすのはかなり困難に思えた
が、しかし
アコちゃんは私の説明を聞き、その場で理解し、ムーブを試みて何度もやり直し、見事次の一手を取ったのである
しかもそこで終わらずに根性を出し続けて残る数手をこなし、見事完登したのだった
この精神力には驚いた
子どもたちは、ものすごい能力を潜ませているものだ、と改めて思った。
そして、それを引き出して行くのが我々指導者の務めなのだ、と痛感した。


アコちゃんはルートでも頑張りを見せ、今日でトップロープで登れる全てのスラブ壁をトップまで登った

サキちゃんも頑張って、8級を3本とスラブ壁をトップまで2回、とたくさん登った
彼女は重力を感じさせない。
それだけでもクライマーの資質としてはなかなか恵まれているといえる。
少しずつテクニックを覚えて行けば、彼女の生活の深い部分を支えてくれる重要な役割を、クライミングが果たしてくれるようになるかもしれないね

ユースケは一番最初に1本登り、あとは女の子たちをたけくんと一緒にビレイしてくれた。
少し前までは危なっかしくて任せておけなかったが、近頃ではそばにつききりでなくても安心して任せられるようになってきたよ
ビレイも大事なクライミング技術の一つ。
こういう実習行為を通じて、子どもたちは安全性やクライミングの本質を理解していくものだと思う。


ビレイは慣れて来たから、今度は自分が登るほうも頑張ってみようね
そして手伝ってくれたたけくん、ありがとうね とても助かったよ

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