木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

オドリコソウ 笠は傘の役目?!

2019-06-05 08:06:24 | 木曽Now

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オドリコソウの花が
たくさん咲いている。


大阪の散歩道では
見ることができないので
この花に会うことも
木曽に来る楽しみの
ひとつである。


特に自宅周辺の
少し薄暗い草原(くさはら)や
山裾で群落を
作っている。


花は白色から
薄いピンク色まで
あるようだが
この辺りでは
白花しか
見かけない。


花笠をかぶった踊り子が
ぐるりと取り囲むよいうに
踊る姿から
オドリコソウと
名づけられている。


毎年
この花の写真を
撮っているが
若い娘さんが
浴衣を着て
踊っているようには
なかなか撮れない。


ヒメオドリコソウや
ホトケノザの花と
よく似ている。

(ヒメオドリコソウ 2019.3.22撮影)


(ホトケノザ 2018.11.8撮影)

このような花の形を
唇形花と呼び
シソ科やゴマノハグサ科の
植物に多くみられる。


筒状の花びらの先が
上下に分かれ
唇のような形をしている。


オドリコソウの
上の唇は丸く
大きく膨らんでいるため
踊り子の笠に
見えるのだ。


まるでこの時期の雨から
雄しべの花粉を
守るための
傘のように見える。


下の唇は
やってきた虫たちの
踏み台として
最適だろう。


オドリコソウは
梅雨入りして
雨が続く時期まで
楽しめそうだ。