木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ニシキギ 目立たない花

2019-06-07 08:00:31 | 木曽Now

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散歩道で
ニシキギに花が
咲いている。


紅葉が錦のように
美しいため
「錦木」と
呼ばれています。


また赤い実も
とても目立ちます。


役目は分かりませんが
枝には翼があり
冬枯れの中では
よく目立っています。


それなのに
ニシキギの花は
どうでしょう?!


緑色の小さな花で
この時期
緑の林の中では
まったく目立ちません。


緑色の大きな
花盤(かばん)のまわりに
黄緑色の花びらが4枚
黄色い葯をもつ
雄しべが4本
雌しべは埋もれて
まるでおへそのようにしか
見えません。


これでは虫たちも
気が付かないのではと
心配になります。


しかしよく花を見ると
花盤が光っています。



ニシキギの花は
ヤツデや
ヤブガラシの花と同じで
花盤からたっぷり蜜を
出すタイプの花なのです。

(ヤブガラシの花 2018.6.15撮影)


(ヤブガラシの花盤 2018.6.15撮影)


(ヤツデの花 2018.12.10撮影)


(ヤツデの花盤 2018.12.10撮影)

花を目立たすより
蜜をたくさん出して
ハエやアブを呼ぶ
作戦のようです。


ニシキギの結実は
こんな花の割には
かなりいいようです。




花盤とは
花托の一部が大きくなってつきだしたもの。
(Asahi-netより)