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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

中国「財経」王暁記者、証券市場に関する情報を捏造(ねつぞう)流布したと拘束&日経平均暴落

2015-09-01 07:27:17 | 日記

中国政府は株価暴落の責任を自国の一記者に押し付け、経済データをねつ造し難を逃れようとしていますが、実態経済はそれを許しません。北京の中心部でも爆買いは収まり、デパートは閑古鳥が鳴いています。客がにぎわっているのは日本旅行ブームに伴う和食店のみだそうです。これで消費が上半期10%も伸びいてるのでしょうか?新卒の就職率についても内定証明が卒業条件になっており全く当てになりません。国・地方政府・国営企業の巨額債務、国営企業の過剰設備、株価暴落で大損した2億グーミンを始めとする個人消費の落ち込みと就職難、人件費高騰や各種規制により新興国に奪われつつある輸出。中国経済は八方塞がりです。中国国内で大手銀行の破たんなどいつ金融パニックが起こっても不思議ではありませんが社会主義の一党独裁なので状況が全く分かりません。金融パニックの場合にはリスクオフとなり円高が日本経済に襲い掛かります。問題はそれがいつかです。判断が早すぎても利益を取り逃がしますし、欲張りすぎ判断を遅らせれば大損します。

以下コピー 2億人の「股民(グーミン)」(個人株主)も、大損こいて「愚民」と化した。いまや自分の財産をいくら失ったかを、互いに自嘲気味に告白し合うのが挨拶代わりになっている。

今回、北京で一番驚いたのが、かつて「爆買い」で人が溢れかえっていたデパートの凋落だった。どこに行っても閑古鳥が鳴いているのだ。

『新世界』という庶民的な大型デパートが、朝陽区建国路の目抜き通り沿いにある。一週間で一番の書き入れ時のはずの日曜日夕刻に行ったにもかかわらず、見渡す限り私しか客がいないではないか。2階、3階……と上がってみたが、やはり客は皆無だった。

店員たちは「歓迎光臨!(いらっしゃいませ)」と声をかける気力も、とうに失っているようだった。店員同士でおしゃべりしていたり、中には店の電源に自分のスマホをつなげて、ゲームに興じている女性店員もいた。

7階のレストラン街に行って、ようやく客を見つけた。だが10軒ほどある中でも、大入り満員なのは、日本のしゃぶしゃぶ屋だけだった。習近平政権は「抗日戦争勝利70周年」ばかり唱えているが、折からの日本旅行ブームに伴って、いま北京では和食ブームが起こっているのだ。

まさにゴーストタウンならぬゴーストデパートである。ちなみにこのデパートの斜向かいで工事中の超高級マンション『長安8号』は、北京初の1m210万元(約190万円)超え物件として話題を呼んだ。だが、すでに着工から6年以上が経つというのに、不動産バブル崩壊の影響を受けて、いまだに未完成だ。

職にあぶれた若者たち

ゴーストデパートは、『新世界』だけではなかった。同じく別の日の夕刻に訪れた朝陽区のCBD(中央商業地区)に建つ高級デパート『財富ショッピングセンター』も、だだっ広い1階と2階の高級ブランドショップは、シーン。

3階のレストラン街まで上がって行って、ようやく人間と遭遇した。だがまたもや、千客万来なのは日本料理店だけだ。一緒に歩いていた中国人経済学者に正直な感想を告げたらこう答えた。

「もはやこうした光景には慣れっこになってしまったから、驚かないよ」

私が「中国の上半期のGDP成長率は7%に達し、消費も10・6%も伸びている」と反駁すると、自嘲気味に漏らした。「李克強首相だって、『中国の経済統計なんか信用できない』と嘯(うそぶ)いているではないか。本当のGDP成長率なんか、おそらく4%くらいだろう」

確かにGDPの粉飾疑惑については、中国を代表する経済誌『財経』(8月3日号)も指摘している。 経済学者は、統計粉飾の例まで教えてくれた。

「先日、ある地方に視察に行ったら、街にブラブラした若者が溢れているのに、就業率が異常に高かった。そこで地元の大学に聞いたら、なんと共産党の命令で、企業の内定証明を取ってこない学生は、卒業させなかったのだそうだ」

GDPが上がらないと、就業率も上がらないのである。この夏に790万人もの大学生が卒業したが、就職は大変だ。ある卒業生は就職先がなくて、時給18・9元(約370円)でセブンイレブンでバイトしていた。

中国のGDPは、輸出、投資、消費の「三輪馬車」から成っている。だが、政府は投資を減らし、国民は消費を減らし、企業は輸出を減らす。その輸出を少しでも増やそうと、8月11日から13日にかけて、中国人民銀行(中央銀行)は人民元を米ドルレートで約4・5%も切り下げた。ただアメリカも利上げを控えており、中国で楽観論はまったく聞こえてこない。

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