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JIN的 坂本竜馬考察

2011-06-12 22:27:49 | 温泉とは関係ないけれど
ここ最近、ハマっているドラマがある。
人気医療ドラマのJIN(TBS系)だ。

ご存じの通り、
現代の医者が江戸時代にタイムスリップするという、
非現実的なことが前提になっているわけだが、
現代人ならではの人間性や価値観というものと
江戸時代の価値観との絡み方が、物語に何とも深いコクを与えている。

その中でも一番のお気に入りは「内野聖陽」演じる「坂本竜馬」だ。
福山的な格好のよい坂本竜馬よりも、
泥臭いが味のある内野的坂本竜馬がとてもいい。
正直なところ、福山雅治より数段、坂本竜馬らしいと感じている。

新選組フリークではあるが、
坂本竜馬も好きな歴史的人物のひとりでもある。
土方歳三と同じく、信念をもって行動している点が何よりも魂を揺さぶられる。


土方歳三と坂本竜馬。
歴史では敵味方だが、以外にもこのふたりには共通点が多い。

土方歳三
武蔵の豪農の出身(実家に伝わる秘伝薬の行商人)
1835年5月5日生
1869年5月11日没

坂本竜馬
土佐の郷士の出身(実家は才谷屋という商人)
1835年11月15日生
1867年11月15日生

興味深いことに、二人とも生粋の武士ではない。
農民と郷士(半農の在郷武士)の出であり、商人と深い繋がりがあり、
誕生日または誕生日に近い日にちに没している。

ただ背負っているものが微妙に違った。
土方の生まれ育った武州多摩は、徳川の天領ということもあり、
農民といえども徳川恩顧の気運が強かったが、
坂本の生まれ育った土佐自体は、徳川恩顧の大名ではあるが、
郷士はもともと関ヶ原の戦いで改易された長宗我部氏の家来であり、
上士(上級藩士)によって差別されていたことから、徳川恩顧の念は薄かった。

育ってきた精神的風土が違えば、集まる仲間も考え方も違ってくる。
土方の頭の中には徳川中心の政治体制しかなく、
坂本の頭の中には天皇を中心に徳川と雄藩(有力な大名)が力を合わせ、
欧米列強に当たるしか、欧米列強の毒牙から日本の植民地化から救う道はないとの思いがある。

刀を捨てられなかった土方歳三と
刀を捨てた坂本竜馬。

前者は華々しく戦死をし、
後者は闇闇と暗殺された。

どちらか良いとか悪いとかの話ではない。
一方が武力でもって問題を解決(戦争)しようとする時、
それを回避しようとする者(坂本)と、負けた者(土方)の命の保証はない・・・

戦争とは「相手に自分の意思を強要すること」と定義できるのだが、
要は難癖(いいがかり)をつけて、力ずくで強要することであるわけで、
両者(土方と坂本)は邪魔ものでしかない。

徳川と豊臣の例でいっても
徳川家康にとって豊臣秀頼(秀吉の息子)は邪魔であり、
豊臣家を守ろうとした加藤清正や浅野幸長は家康には邪魔な存在。
家康による毒殺説があるほどである。(真意はさておいて)

こうして考えると、
「歴史は繰り返す・・・」
このことを考えずにはいられない。

今の日本の政治情勢や世界情勢を考えると思うことがある。
「いつになったら人間は愚かな行為を止めるのだろうか・・・」

勝手な思い込みかもしれないが、
すべての人の精神的風土(育ってきた環境)が同じになれば「戦争」はなくなる。
つまり「友人」になって、考えを共有したり、理解することができれば「戦争」はなくなる。
そう思う。

「インターネット」

世界中の人々が
考えを共有したり、理解することができる
可能性を秘めたツールであると思いたい。

なんか、えらいディープな話になったな~(苦笑)


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