源泉かけ流し本物の温泉を探せ!

温泉人の温泉人による温泉人のための温泉ブログ

那須湯本温泉 鹿の湯

2010-12-31 13:49:33 | 本物の温泉を探せ!
大鷹の湯のあと、
車をとばし、那須湯本温泉に到着。
少々雪景色の温泉街を歩いた後、
「鹿の湯」に入る。

実に3年ぶりの鹿の湯。
鄙びた外観と、漂う硫黄の臭いが堪らない。
最近全然行っていなかったが、やはりこの湯はとてもいい!

風呂場に入ると、
内部が少しきれいになっていた。

何が変わったのかというと・・・
かぶり湯の横に、洗い湯というか、
体を洗うための湯(温泉)が出るパイプが増設され、
床板が新しく張り替えられていた。
そして天井を見ると、古い木組みと新しい木組みが混在している。

新旧が混在する。
だから古い湯はいい。
継続・持続すること
すなわちサスティナブル(持続可能である)そのものである。

古いものを壊して新しいものを作るのではなく、
古いものを生かし、継続して使っている。

旅館などの建物は「新しいほどいい」
と考える人も多いだろうが、
そもそも、その価値観を改める時期がきている。
特に日本は・・・

誤解する人もいるかもしれないが、
サスティナブルとはケチることではない。
日本のお家芸である、いわば省エネ。
省エネが環境にいいことはいうまでもない。
地球環境を第一に考える時代がもうきている。

それに、持続しているものには新しいものにはない何かがある。
京都や鎌倉に行くとわかる。
近代の建造物にはない趣というかオーラのようなもの。
いわば日本そのものがある。

都会のコンクリートジャングルの中では感じることのできない日本らしさ。
それが京都や鎌倉にはある。
その点、外国人旅行者の方が、よほどその価値を理解していると感じる。
もっと歴史の重みというか、深みを理解するべきだと思う。

おっと、話がそれてしまった。
そうそう、温泉の話ね。

とにかく鹿の湯はいい!
温度の違う浴槽が6つ並び(男性用は)、
好きな温度帯の浴槽で温泉を楽しめるのだから。

シャワーや洗い場なんてない。
温泉で体を洗うという考えではなく、
温泉で病気や怪我を治すという考えの設計思想が今の時代に体験できる場所だ。

そんなことを考えなくとも
熱くなったらでて、寒くなったら入る。
それが本当に心地よい。

もっといたいところだが
東京へ帰らなければいけない。
帰りの高速代を節約するため一般道で東京へ向かう。
上手くいけば、暗くなる前にもう一軒いけそうだ。


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西那須野温泉 大鷹の湯

2010-12-27 10:20:36 | 本物の温泉を探せ!
ついに念願(?)の温泉めぐりをやった。
温泉ブログのくせに、温泉情報がないというジレンマに陥っていたが、
これで堂々とThis is an onsen-blog. と言えるわけだ!

それはともかく・・・
何故「大鷹の湯」なのかというと、
「大鷹の湯」の公式ページを見たら、「日帰り利用は平成22年12月31日で終了します」
と書いてあった。

ん?
今年平成何年だっけ???
ありゃ~今年いっぱいやんけ~

一応ホームページには情報は掲載しているが、
6年も前のことで、写真もない状態。
正直、中途半端になっている。
今年利用しなかったら、宿泊しないといけない(それはそれでいいのだが)
すわ一大事とばかり、一念発起した次第だ。

久々に車をとばし、西那須野に到着。
微かな記憶を頼りに大鷹の湯を目指す。

入口の大きな門をくぐり、敷地内へと進む。
すると駐車場が奥にあった。
う~ん・・・全く忘れている。
料金1000円を支払い、浴場へ進む。
でも館内の雰囲気などは何となく見おぼえがあった。

浴場に入ると、誰もいない。
まさに貸切状態だ。
浴場内にはモール泉独特の臭いである枯葉臭というのか弱いゴム臭が漂っている。

湯の色は薄く澄んだ黄土色。
緑茶っぽいが、緑茶というより、おでんのダジに近い感じだ。
コップがあり、飲泉もできるようなので飲んでみると、
臭いと同じくゴムっぽい味だ。

湯加減は丁度いい。
露天も情緒はあまりないかもしれないが、
お湯の質はすこぶるいい。
清掃状態も良好だ。
やはり、本物の温泉はいい。。。

もっといたいところだが、今日は日帰り。
せっかく栃木まできたので、他にも行きたい温泉もある・・・
30分ほどで出ることにした。

時間は正午前、
腹も減るが我慢して、次の温泉に行くとするか!


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