源泉かけ流し本物の温泉を探せ!

温泉人の温泉人による温泉人のための温泉ブログ

嘘と因果応報

2007-06-22 09:47:58 | 温泉とは関係ないけれど
最近、牛肉偽装問題が話題になっている。
これは牛100%と偽って豚肉を混ぜて出荷していたことが発覚。
連日、その社長の会見がテレビを賑わせている。

どんな理由にせよ、社長自ら嘘をついて得意先や消費者を騙していたという事実には変わりない。
恐らく・・・自らの保身もあったかもしれないけれど、
会社ぐるみの犯行であるということを隠し、会社の存続を図ろうとしたんだと思う。

でも数年前、雪印食品の偽装問題が発覚した時は当の雪印食品は解散してしまった。
今、法令順守できない企業は市場から退場を余儀なくされている。
厳しいかもしれないけれど、これが現実。
消費者以前に、加工業者がこの企業から仕入れをしなくなるだろうし、
そうなるとあとは資金繰りの問題になる。
問題のこの企業も先行きはかなり厳しいと思う・・・

以前にもブログで綴ったように、日本の企業は法令順守について相当甘いと思う。
今回のようにトップ自ら破っているのは問題外だけど、
トップ以下の中間管理職や社員までその認識が周知徹底されているかかなり疑問が残る。

いわば、もみ消し・・・
そんなことがあるから内部告発があり、結局その企業は大ダメージを受ける。
告発者は『裏切り者』といわれるかもしれないけれど、
ボクから言わせば、『裏切り者』と罵る人こそ、本当の意味で消費者への『裏切り者』だと思う。

結局、マヒしてしまうんだろう。
ボクの経験からすると、恐らく新入社員の時が一番素直におかしい事をおかしいと感じるんだと思う。
それが企業体質という旗の下、徐々にその色に染まっていく。
乱暴な意見かもしれないけれど、そのような会社は矛盾を感じる人間やまともな人間ほどその会社を去っていくのだと思う。
残るのは感覚をマヒさせられている人間と辞めるに辞めれない人間だけ・・・

そう、若い社員ほど辞めてしまう・・・
最近、若い社員の定着率が低いということが社会問題になっている。
多くの場合、その社員自体が悪者になっているけれど、
もしかすると悪いのは辞めてしまおうと若い社員を決意させている企業自体なのかもしれない。

話がそれちゃったけれど、何にせよ嘘はよくない・・・
社員にも社会にも嘘をつく企業や組織は早晩、大きなしっぺ返しを受ける。
社会保険庁も同じ構図。
因果応報という言葉は深く重い・・・


--------------------------------------------------------
温泉ソムリエNOBUの温泉ガイド
温泉新選組
http://www.onsen-shinsengumi.com/
--------------------------------------------------------