源泉かけ流し本物の温泉を探せ!

温泉人の温泉人による温泉人のための温泉ブログ

珈琲魂に火がついた?

2011-10-09 14:11:24 | 温泉とは関係ないけれど
どうしたんだコーヒーマン!
珈琲魂に火が付いたのか、
2日連続で焙煎する愚挙に出る。

今日のコーヒー豆はマンデリンG-1

マンデリンとはインドネシアのスマトラ島・・・
といっても分からないかな?
簡単にいえばシンガポールのすぐ下にある大きな島。

その島で穫れる良質なアラビカ種のコーヒー。
それがマンデリン。
G-1とはGRADE1のことで、
欠点数(不良豆の数)の最も少ない最良グレードのことを指す。

簡単にいうと
インドネシア・スマトラ島産マンデリンの最良グレードのコーヒー
ということになる。

ちなみにコーヒーというのは
コーヒーの実の中にある種。
種である豆を利用するために
収穫後に豆の皮を取り除く(精製)作業がある。

精製作業には
果肉除去機の後に発酵させ水で洗って取り除くウォッシュド、
天日乾燥後に脱穀させて取り除くナチュラル(アンウォッシュド)
の2つがあるが、
マンデリンはその中間、セミウォッシュドと呼ばれる製法を使い、
果肉除去機の後に水で洗い、そして天日乾燥させる。

どれが良くどれが悪いというものではなく、
生産地の天候状態に見合った精製方法をとっている。

例えば
ウォッシュド(水洗式)は大量の水と設備が必要だし、
ナチュラル(非水洗式)では安定した天候(晴れ)が必要になる。
セミウォッシュドの場合は天日乾燥は1日で済むから
降水量が多く、日差しが強烈なインドネシアの気候に合っているといえる。


そうそう
肝心のコーヒーの味を忘れていた・・・

そうしてできたマンデリンG-1を
シティロースト(こげ茶色)に炒る。

苦みが好きなので、
いつもはフルシティ(アイスコーヒー向き)まで炒るのだが、
あえて今回は微妙な酸味の違いが残るシティまでに止める。

あとは手慣れたコーヒーセレモニーの始まり。
贅沢に1人前12gを使用して
手回しミルで豆を砕く。
温度管理に気を配りながら
ペーパードリップでじっくりと抽出。

できたコーヒーはまさに琥珀色の芸術品。
コーヒーのある時間は優雅で心地よい。
珈琲魂がまだ消えずに残っていたらしい。

コーヒーの愉しみは、まず匂いから。
鼻腔の奥を刺激するかのように独特の甘い芳香が抜ける。
そして口に含むとマンデリンらしい柔らかな青い酸味と苦みが舌を包み、
徐々に鼻腔に芳香を残し抜けていく・・・


なんや
グルメリポーターみたいやな!
なんで今さらコーヒーに目ざめたんや?

なに? 
桜井幸子はコーヒー好きやった??
いっぺん死に!

つづく

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そういえばコーヒーマンだった

2011-10-08 16:19:27 | 温泉とは関係ないけれど
なぜか無性にコーヒーが飲みたくなった。
じゃあ缶コーヒーでも飲むべ~
という気にはなれない。

インスタントでもいけない。
いや満足できない。
やはりコーヒーを飲むならば
レギュラーコーヒーでなくてはならない。

とはいうものの
スーパーなどで売っている市販のコーヒー豆も好きではない。
いくら密封されているとはいえ、
市販のコーヒーも鮮度の低さや酸化による抜けた酸味を感じるからだ。

え~い!
ややこしいやっちゃ!

といわれてもダメなものはダメ。
うまくないコーヒーは
舌と鼻が受けつけないのだ。

思い返せば・・・
そういえばボクはコーヒーマンだった。
市販のものと比べると月とスッポンほど違うコーヒーを飲み続けてきた。
コーヒーを売っている会社だけに、コーヒーは飲み放題。
しかもタダで!

前置きが長くなったが・・・
だから、自分でコーヒーを作るときはコーヒーの焙煎から始めないと気が済まない。

とはいうものの
正直、面倒くさいのも事実。
ここしばらく焙煎もかなりご無沙汰していた。

でも今回はその面倒くささに欲望が打ち勝った。
ということでそそくさと焙煎の用意をすることに。


焙煎というと大げさに聞こえるが、
準備するモノはいたってシンプル。
手網ロースターと生豆(焙煎前のコーヒー豆)のほかにはカセットコンロだけ。

適量の生豆を手網ロースターに入れて、
カセットコンロの上でぐるぐると回す。
そこから少々コツがあるのだが、慣れればそう難しいことはない。

ほのかに甘い芳香が漂ってから
渋皮が燃え、豆全体から煙が立ち上る。
パチパチと豆がはぜる音がしてくると、
焦げ付かないように火から少し離して回し続けること数分。
豆の炒り具合とはぜ具合をみて火を止め、
余熱を取るように回し続ければ完成。

驚くほど簡単に焙煎が終わる。
(だったらもっとやれよと言われそうだが・・・)


そして
その自家焙煎豆を素直にペーパードリップで抽出。
久しぶりの自家焙煎コーヒーにひとり悦。



今回焙煎・抽出したのは
エルサルバドル

中米産らしく柔らかなで上品な酸味が特徴だが、
今回は深煎りのため柔らかな苦みが感じられる。
オールドビーンズのためか、
明らかな豆の特徴は弱いが落ち着いた感じ。
焙煎直後のために味の膨らみはやや弱い。

もう一日か二日置けば程よい芳香を放ち、
味もより丸みを帯びるのだが
何よりも酸化豆に見られる抜けた酸味はないので合格点をあげたい。

次の焙煎はいつのことやら・・・

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密かな楽しみ

2011-10-06 10:56:02 | 温泉とは関係ないけれど
誰にでも密かな楽しみがある。
そう、ボクもその例外ではない。

ん?
密かな楽しみ?
まさか・・・変な趣味とちゃうやろな?
文字で書けないものはあかんやろ!

などの声が聞こえてきそうだが、
ご安心召されィ
決してお縄になるようなものではない。

厳密にいえば
「密かな楽しみ」といういよりも
「密かに楽しみにしている」という表現が正しいかもしれない。

そう、密かに楽しみにしていることとは
2015年2月から始まる
探査機ニューホライズンズによる冥王星探査。

はい?
と、相棒の杉下右京ばりの声が聞こえてきそうだが、
実はとても凄いことなのだ。

冥王星。
一昔前までは太陽系最果ての惑星として知られてきたが、
今は準惑星に分類される天体。
大きさは直径2300~2400kmで地球の18%、
表面積は地球の約3%ほどしかなく、
月と比べても直径は70%、表面積は60%もない。
かなり小さな天体だということがわかる。

だが、今までこの天体への探査機は送られていない。
いわば太陽系内での詳細不明天体なのである。
3年後、その天体のベールがいよいよ剥がされるのだ。

そう思うと楽しみで仕方ない。
なぜ楽しみなのかというと
子供の頃見たテレビの影響がかなり強い。

宇宙戦艦ヤマトと銀河鉄道999。
おなじみの松本零士作品だが、
ヤマトではガミラス前線基地、
999では墓場として冥王星は登場する。

小学生の頃、想像でしかなかった謎の天体に
ついに探査機が近接する。
宇宙旅行は夢でしかないが、
いよいよ宇宙の神秘の一端に触れることができる。


どーですか?
あなたも楽しみになってきたでしょう。

えっ興味ない?
何ですと~!!
男のロマンがわからんのですかい(怒怒怒)

なぬ?
男のロマンは混浴だって?
男のロマンは女性にとってはメーワク千万だからなぁ・・・
ロマン・・・ん??
冥王星も同じ穴のムジナかいな?


つづく

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いつかまた逢える

2011-10-05 21:30:16 | 温泉とは関係ないけれど
みょうにお待たせしちゅう。
ドラマ評論の時間がやってきちゅう!

ん?
土佐弁?

おいおい、
いまさら坂本龍馬か?
大河はもう終わっているぜ!

と各方面からご意見をいただきそうだが、
実は今回の内容は坂本龍馬と関係がある。

坂本龍馬といえば・・・
内野聖陽、じゃなくてっ
そう福山雅治。

福山雅治といえば・・・
初主演ドラマが「いつかまた逢える」

「いつかまた逢える」といえば・・・
そう桜井幸子なのだ!

イラっとする三段論法を駆使してみたが
ようは桜井幸子を語りたいだけ!
(オタではない・・・オタではないだろう・・・オタかな・・・)

ビミョ~なオタ疑惑の中、
ドラマ評論第二弾が始まるぜよ!


「いつかまた逢える」

このドラマの制作は1995年。
放送はフジテレビ。
TBSとは違ったフジらしいライトな恋愛ドラマ。

主題歌はサザンの「あなただけを」
曲調はバラードであるが、ヒットメーカーの曲だけに
「僕たちの失敗」のような絶望的な暗さはない(苦笑)

そのためか
ドラマはハッピーエンドとはいえない内容であるが
「高校教師」ばりの胸をえぐるような
「せつなさ」「一途さ」は感じない。

「高校教師」から2年後になるので
収録時の桜井幸子は21歳というわけだが、
24歳のOL役が、ちょっと若々しく見える。
(若くカワイイ分には何も文句はない!)

それはさておいて・・・
ドラマ世界においては大きな変化が見られる。
主人公の紺野(福山雅治)と同級生の荒木(椎名桔平)が携帯電話を持っているのだ。

今のスマホに比べると、
ごついフォルムに液晶モニターもなく、
メール機能もない通話だけのシンプルなものであるが。
しかし公衆電話や固定電話との併用とはいえ、
かなりコミュニケーション方法が利便化した感がある。

ドラマの内容は、
紺野(福山)、荒木(椎名)、中田(今田耕司)の元剣道部トリオと
高校の同窓会で再会した同級生の今中純子(大塚寧々)、
後輩の城崎つゆ美(桜井幸子)との間で織りなすラブストーリーであるが、
ラブストーリーにありがちな相関関係がややこしい。

紺野(福山)は高校時代にテニス部の後輩だった城崎(桜井)を好きだったが告白はできずにいた。
城崎は紺野のことは記憶になく(眼中になく)、同じ剣道部である荒木(椎名)に憧れていた。
荒木は城崎と高校時代にグループで一度デートはしたが、城崎の存在も含めそのことは全く記憶にない。
同窓会で様変わりした今中(大塚)に中田(今田)が一目惚れしてアタックを開始するが、
その今中は優しい紺野を好きになる。

簡単にするとこんな感じだろうか。

紺野(福山)→城崎(桜井)
城崎(桜井)→荒木(椎名)
荒木(椎名)→城崎(桜井) 最初は遊びだがマジになる
中田(今田)→今中(大塚)
今中(大塚)→紺野(福山)


経過を端折ると・・・

城崎が高校時代からの憧れであった荒木と再会し胸をときめかせるが、
荒木にはその思いを受け止める気がない。
城崎の思いを知った紺野はそんな城崎の恋を応援。
その甲斐もあり、荒木と城崎はつきあい出す。

しかし荒木は別の女性(高島礼子)との関係をやめれない。
荒木に振り回されることに悩み傷ついた城崎は荒木へ別れを切り出す。
そんな中、今中とつきあっていた紺野は城崎への未練を断ち切れない。
そして紺野は城崎へ思いを打ち明け、強引に今中に別れを告げる。

紺野の優しさに気付いた城崎は紺野の思いを受け入れるが、
荒木も城崎を忘れられず、紺野との三角関係(今中を入れると四角関係)に発展。
紺野と城崎は一緒に暮らす準備を進めるが、
城崎の心の奥底に荒木の存在を見た紺野が最後に身を引き、荒木と城崎がヨリを戻す。
いわゆる福山的バッドエンドというストーリー。

ここまで解説すれば
ドラマ見なくても概要はつかめるだけに、
自分に「ごくろうさん」といいたい(苦笑)


確かにドラマの内容は面白い。
桜井幸子は文句なしのヒロインオーラを放出(この頃が全盛期だろう)
親友同士で恋人を取り合うドロドロの恋愛関係だが、
福山の爽やかさと今田耕司の存在(セリフはなぜか大阪弁)が
それを感じさせない潤滑油になっている。

恋愛メインのドラマなので、
仕事そっちのけで職場でも私用電話をかけまくるのもこのドラマのポイント。
紺野(福山)も城崎(桜井幸子)も昔から抱いていた恋心への強い思い入れを感じるが
「一途さ」「せつなさ」の動機付けの描写がやや軽い。
フジらしいといえばフジらしいが、
そこがTBSと違うところだろうか。

ただ
福山ファンか桜井幸子ファンでなければ
面白くないともいえる(苦笑)

なんどいや~
ここまで引っ張って最後のオチはこれかいな?
アホンダラ!

(シメは播州弁で・・・)


つづく

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美しき狼たち

2011-10-03 20:43:53 | 温泉とは関係ないけれど
前回の座右の銘に味を占めて第二弾!

誰にでもこころを熱くする歌がある。
ボクの場合は小さい頃に見たアニメの主題歌だが、
二十歳前後に聞き直してみたら
もの凄く心に響くというか、心を熱くする歌だと気づいた歌がる。

劇場版あしたのジョー
「美しき狼たち」

YouTubeへ

たかが古いスポ根アニメの主題歌と思ってはいけない。
この曲には男の生き様が詰まっている。

歌詞の一部にはこんな詩がある。


足をくじけば、ヒザで這い
指をくじけば、肘で這い
涙の粒だけ逞しく、傷ついてしなやかに
あ~男は走り続ける
あ~人生という名のレールを


なんとも心の琴線をえぐる歌詞ではないか。
なんとこの歌は、
あのキングカズも大好きな歌らしい。
前に歌番組で歌っていた。

カズが40を過ぎても今、
なおも現役にこだわる気持ちがよくわかる。

何回かカラオケで歌ったことがあるが、
途中から涙目になり、
泣いているのをバレないように誤魔化しながら歌ったことを思い出す。

あきらめずに、あきらめずに、心を折らずに進む。
愚直だがまっすぐ進んでいく。
こんな生き方できればいいが、
現実の世界ではとても真似できない。
でもこの歌詞のような生き方に憧れたい。
(カッコつけすぎですな)


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男の修行

2011-10-01 23:59:00 | 温泉とは関係ないけれど
人には座右の銘とか、好きな言葉というものがある。
ちょっと堅い話になるが、
化け皮が剥がれつつある中、
ここらでマジな面も猛アピールしないといけない(苦笑)

そう、
ボクにも座右の銘というものがある。
それは「男の修行」という言葉だ。

何?
という人が多いかもしれないが、
その筋(どんなスジだ?)の人ならば、
「うん、そうか」とご理解いただける言葉である。


男の修行

苦しいこともあるだろう
云い度いこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣き度いこともあるだろう
これらをじっと古らえて行くのが
男の修行である


この言葉の作者は、山本五十六(やまもと いそろく)海軍大将(死後に元帥)。
太平洋戦争開戦時の連合艦隊司令長官であり、
戦死した部下の名前を書き留めた手帳を肌身離さず持ち歩き、
人知れず涙するほど、情に熱い一面を持もつ提督である。

画像として、その言葉を貼り付けているが
この画像は神戸在勤の時、会社の信頼する上司が顧問(元敏腕新聞記者)からいただいた紙を
さらにコピーしてパウチしたもの。

今では自分の部屋の棚に、見上げればすぐ見える場所に飾っている。
一日に何度も見上げるとともに、
都度心に刻み、自分に言い聞かせる言葉だ。

この言葉、
端的にいうならば、
男のニヒリズム、いや覚悟を語っている。
そうボクは解釈している。

決して今風ではない。
そうとにかく我慢、我慢。
いろいろなものを飲み込まなければいけない。

現代社会では似合わない・・・損をする言葉でもある。
でも心の奥底、そう深層心理に訴えかけてくる。

他の社員よりも言い訳は少なく(自分で思っているだけかもしれないが・・・)
社内営業(嫌な言葉だね・・・)もあまりしなかったためか
上司(神戸時代の別上司だが)から冷遇(これもサラリーマンの宿命)されてもグッと堪え(苦笑)
会社と得意先の理不尽で相反する要求にも堪え忍んできた (^^;

正直、この言葉を実践するとなると、ストレスが溜まるのは否めない。
でもこの言葉のお陰で、社会人として今までやってこれたとさえ思っている。
(結果としてストレス発散の場所として温泉に目覚めた訳だが・・・)

それにしても、
この「男の修行」という4文字は山本五十六の運命を考えると、一層説得力が増す。


山本五十六は太平洋戦争開戦時の連合艦隊司令長官
(実戦部隊の最高指揮官)であっただけでなく、
日米開戦のきっかけになった「真珠湾攻撃」を最初に立案し、
実行に導いた人物。

結果としてアメリカからは目の敵にされるが、
アメリカ留学の経験から、実は誰よりもアメリカの国力と実力を理解。
日米が開戦すれば、日本は必ず敗けることを予測していた。
そのために体を張ってアメリカとの戦争を引き起こす恐れのある日独伊三国同盟に猛反対した。

そのため暗殺の危険が常につきまとい、
山本を守るために上層部は彼を海軍軍令部次長から連合艦隊司令長官へ異動させた。
結果として山本の異動後、海軍は圧力に負けて三国同盟を了承。
時代の流れは日米開戦に傾くことになる。

連合艦隊司令長官とは、作戦を立案する役職ではない。
あくまでも軍令部が立案する作戦を実行する役職である。
山本五十六の真意とは裏腹に、実戦部隊の責任を背負う立場として、
「勝ちようがない」と判断した相手に「勝たねば」ならなかった。

物量で勝るアメリカにいかに勝つか・・・
いやどうすれば負ける前に鞘を納めることができるか。

「半年から一年は存分に暴れるが、それ以降は自信が持てない」
当時の首相である近衛文麿に語ったように、
長期戦になれば日本は必ず負けることを理解していたのである。

行き着いた答えが・・・
来攻するアメリカの大艦隊を航空機と潜水艦によって徐々に減算し、
主力艦(戦艦)の隻数を同数程度にした上で、
日本近海にて艦隊決戦を行い決着をつける。

日露戦争で大勝利した日本海海戦以来積み上げてきた
日本海軍の基本作戦を根底から覆す
・・・「真珠湾攻撃」だった。

それは当時、
世界のどの国も戦艦が艦隊戦力の主力と考えられてきた時代、
前例のない、いや考え付かない航空母艦(空母)6隻の集中運用。
速力の早い機動部隊(空母艦隊)を隠密離にハワイに接近させ
搭載する艦載機約350機による奇襲攻撃である。

すなわち開戦劈頭において、
アメリカ太平洋艦隊が集結するハワイオアフ島の真珠湾(パールハーバー)を
徹底的に叩き、主力艦隊(戦艦部隊)を殲滅する。
その結果としてアメリカ国民の厭戦気分を誘い、
アメリカ世論を早期講和に導く。

そのための手段としての「真珠湾攻撃」だったのである。

しかし皮肉なことに、
ワシントンの日本大使館が暗号解読に手間取り、
攻撃開始前に提出すべき最後通牒
(もう話はせず武力に訴えるという返事)の
アメリカ側への提出が遅れ、
真珠湾攻撃後に提出をするという大失態を演じる。

実はアメリカはすでに日本の暗号解読に成功しており、
日本からの最後通牒提出前にその内容(戦争が始まること)は把握していたが、
建前上は最後通牒前の奇襲攻撃(だまし討ち)という結果。

直前までワシントンで戦争回避のための日米交渉していだけに
アメリカ世論は「リメンバーパールハーバー」の大合唱に包まれる。

厭戦気分どころか、
卑怯者で嘘つきの日本を倒し「正義の戦争に勝つ」
(実にアメリカらしい考えだが)
という強固な意思を固める契機になってしまった。


そして開戦より半年、
ミッドウェー海戦の大敗北により主力空母4隻を一挙に失った後は
坂道を転げ落ちるように日本は緒戦の優位が崩れ始める。

戦況が膠着し、徐々にアメリカ軍の反攻が強くなる最中、
日本海軍の暗号を解読したアメリカ軍の戦闘機の待ち伏せに遭い
昭和18年4月18日ソロモン諸島ブーゲンビル島上空にて乗機を撃墜され戦死。
前線のジャングルで苦境に喘ぐ部下の将兵を見舞う途中の出来事であった。

人生のはかなさ、
無常さを感じさせる出来事であるが
山本五十六は
身をもって「男の修行」を噛みしめ、
こらえ続けて死んでいった。

「男の修行」

だからこの言葉には説得力がある。
今日も「男の修行」が視線の先にある。


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全国300万人の・・・

2011-09-28 00:52:58 | 温泉とは関係ないけれど
全国300万人の桜井幸子ファンの皆さん
コニャニャチワ~
今宵もやって参りました、ドラマ評論のお時間で~す。

いきなりぶっとんだ前説に

「てめえはボヤッキーか?」
「もしくはバカボンのパパか?」
「ついにトチ狂ったか?」

と思われるでしょうが、
どうぞご安心ください!

ボヤッキーでもバカボンのパパでもありませんが、
前からとっくにトチ狂っております。

とまぁ軽いジョークはさておいて・・・

「ジョーク? 素やろ?」
という声が多方面より聞こえてきそうですが、
残念ながら抗議はお受けできません。

あ・く・ま・で・も
軽いジョークや。
素とちゃいまんねん!


そう、このブログには何かと関西弁が登場するが
ボクはどうも何かを誤魔化すとき、
ウサン臭い関西弁を使う傾向がある(苦笑)

ワザとうさん臭くしているが、
実は神戸と尼崎に都合7年ほど住んでいたので、
いちおう関西弁の文法(そんなのあるのか?)は知っている。

とはいうものの・・・
当時、神戸ではエセ関東人といわれ、
東京ではインチキ関西人といわれた程度のレベルだが。

ん? 
エセ関東人とインチキ関西人。
説明がおかしくないかい?

いや、おかしくはない。
神戸では「関東弁を無理に話す関西人のようだ。」
東京では「関西弁を無理に話す東京人のようだ。」
といわれていたのだ!

よ~するにうさん臭いことにかわりない。。。


そうそう、
東京や関東在住の人からすると、
「関東弁」という言葉は耳慣れない言葉かもしれない。

でも関西(ボクの周囲)の人たちは、東京っぽい標準語のことを
「関東弁」とか「東京弁」と呼んでいた。
東京への対抗心というか、負けん気の強さをとても感じたものだった。

ちなみにボクは新卒の22歳から29歳まで、
20代のほとんどを関西(神戸)で過ごした。
東京育ちだが、ボクのビジネスに対する基本的思考や手法は関西仕込み。
だから笑いのセンスがないのに、人を笑わせようとして空回り・・・いやスベる。
たまに微妙な空気が流れ、時間が解決するのを待つこともある・・・(苦笑)


でも自覚しているのだから、まだ救いようがある。
いや自覚しているのだから、救いようがない。
どっちともとれる。

それってあかんやん。。。
(そうつぶやく神戸の女の子はかわいかった)

それもさておいて・・・

おっと
ドラマ評論の尺が無くなってしもうたやないけ!

え~全国300万人の桜井幸子ファンの皆さん、ごめんなさい。
ドラマ評論はまた次の機会に。
SEE YOU AGAIN!

こんなアホなことを咳き込みながら書いている自分を褒めてやりたい。。。


to be continued...

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のど・せき・牛タン?

2011-09-27 18:53:47 | 温泉とは関係ないけれど
どうやら風邪は重症らしい。
ひきはじめから1週間経つが、のどの痛みと激しい咳がとまらない。
特に夜咳がとまらなく、寝付けない負のスパイラルに陥っている。

咳も困るがタンも困る・・・
(タンなんてばっちい表現なので、以降牛タンに変換)

そう、
牛タンもかなりしつこく、
きってもきれないもどかしさ。
牛タンのせいで、さらにのども痛くなるから困る(怒)

健康が一番。
体調を崩すとつくづく感じる。
あたりまえのことが、あたりまえにあることが何よりすばらしい。(哲学的ですな)


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やはり涙もろい

2011-09-27 01:04:01 | 温泉とは関係ないけれど
また「高校教師」ネタだが(苦笑)
ドラマを見終わったあとも、
ラストシーンの解釈が本当に気になった。

ラストシーンでは明確な描写はないが、
以前から「二人は死んでいる(服毒死)」したと感じていたし、
死んだことでバッドエンドだと思っていた。

でもウィキペディアを見たら、下記のような趣旨のことが載っていた。
脚本の野島氏いわく「ラストはハッピーエンドであり、二人の生死は視聴者の判断に任せたい」
プロデューサーの伊藤氏いわく「2人は生きている。続編があってもいいと考えている」

でも今は
「生きているかもしれない」と思えるようになっている。
そう考えるのには理由がある。

羽村(真田)と繭(桜井)は作中ではこんな約束をしている。

・日本海を繭に見せる
・羽村の生家を繭に見せる

ラストシーン前の段階では
青海川駅で日本海は見たが、まだ羽村の生家は見ていない。
生家は警察が張っている越後川口にあり、
ラストシーン(正確には猫の窓絵だが)は、
自殺を覚悟した2人が「ささやかな幸福感」に包まれながら安らかに眠っているシーンであり、
作中での描写はないが、越後川口駅への到着時に捕まるという解釈である。

そう考えると
20年近く前のモヤモヤが、今になってようやく晴れた感じがした。

それにしても、
挿入歌を歌う森田童子の曲とドラマが本当にマッチしていることに改めて驚く。
主題歌の「僕たちの失敗」がよく知られているが、
挿入歌の「男のくせに泣いてくれた」もかなりぐっとくる。

ユーチューブで探したらこんなのがあった。

〈YouTube〉 森田童子 / 男のくせに泣いてくれた


かなりぐっとくるどころではない。
真田広之と桜井幸子の迫真の演技(もはや演技とは思えない)を見たら
恥ずかしながら泣いている自分がいた。

「高校教師」

重いテーマがてんこもりだが、心に染み入るドラマだった。
やはり自分は涙もろい・・・


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高校教師

2011-09-25 00:28:11 | 温泉とは関係ないけれど
あるドラマを時間を忘れオールナイトで見た。
そのドラマとは「高校教師」
30代・40代の人には「ああ、あれか」と
すぐに思い浮かぶ傑作ドラマである。

主演は真田広之と桜井幸子。
今から18年も前の1993年1月~3月に放送された。
もちろんあらすじと結末を既に知っている。
学生時代最後に見たドラマだという思い出がある以上に
「高校教師」を見て桜井幸子ファンになったほど大好きなドラマだった。

ドラマを見進めていくと、
約20年という年月の経過を思わずにいられない。
いろいろなものがかなり様変わりしているのだ。

人物の容姿でいうと
まず男性の髪形や服装など雰囲気が微妙に違っている。
しかし男性以上に女性の雰囲気が相当変わっていることに驚く。

まず目につくのは髪の色と髪型。
カラーで染めておらず、髪型もスレていないが、
それよりも如実に違うのが眉毛の形。
太いというか、自然というのか、細くないのである。
女性の眉の形で時代がある程度推測できるから興味深い。

マニアックなところはさておいて(苦笑)

社会環境をみると
ドラマの中では喫煙シーンが多くある。
職員室などは禁煙ではないようで、子供の前でも吸っているから驚きだ。
また駅の改札も自動改札ではなく、駅員がいる。
そして、車もシートベルトをしていない。

これだけでも驚きなのだが、
何よりも衝撃的なのが「携帯電話」が無いこと。
懐かしのアイテムである「ポケベル」も登場しないのである。

ちなみに1993年当時、
ポケベルはすでにあったが、学生が使い出すのは少し後。
携帯電話が一般化したのは1990年代中頃以降である。

「高校教師」の時代背景は通信手段が多様化するほんの数年前。
高校生が連絡をとるには公衆電話や自宅の固定電話、そして下駄箱に入れる手紙しかない。
だから相手に伝えたいことが簡単には届かず、すれ違いが起こる。

今ならケータイやメールで簡単に届く「想い」が届かない。
それによって心の葛藤や疑心暗鬼が起こり、
誤解によるボタンの掛け違いが生じる。

今では常識である気軽さや便利さがない。
そのことが今のドラマとは比較できないほど
深くて重い人間模様を映し出している。

「せつない」

最近感じることが無くなったその感情。
その感情が画面を通して、ひしひしと「こころ」に伝わってきた。
こういう作品が「名作」「傑作」といえるのではないだろうか。

それにしても
「高校教師」の桜井幸子は反則的なまでにかわいい。
1993年当時でも、どこにでもいそうだがどこにでもいない
「一途さ」「古風さ」「ひたむきさ」を感じる女子高生を見事なまでに演じ切った。

清楚さと透明感を合わせ持つ、でもどことなく陰を感じさせる女優さんだったが、
残念ながら、すでに数年前に芸能界を引退。
でも桜井幸子が演じた「二宮繭」の残像は脳裏から消えることはないだろう。

今度は「いつかまた逢える(これも桜井幸子出演)」をお届けします。
(世界の車窓からの石丸謙二郎のナレーションで)


桜井幸子が好きなのはようわかった。
あんた、いつからドラマ評論家になったんや??
温泉はどーすんのや?

つづく

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涙もろい自分がいる

2011-09-24 00:56:34 | 温泉とは関係ないけれど
最近、何故か涙もろい。
若い頃でも(そんなに年寄ではないが!)
何かに感動すると涙がにじむことがあったが、
よりテレビや映画などで涙腺がゆるむ回数が増えた気がする。

ようやく私も他の人の心を理解できるようになったことなのだろうか?
必要以上に感情移入することが多くなったようだ。
特にそれを感じるのがサッカーの国際試合。
試合前の国歌斉唱で「君が代」が流れるとかなり感極まる自分がいる。

国を背負ってピッチに立つ。
その誇りと重圧。
相反する感情が交錯するその瞬間が堪らなく心に響く。

ひとつ気がついたことがある。
それは「君が代」のメロディーの美しさである。
日本人なんだから、それは当然といえば当然なのかもしれないが、
他国の国歌のメロディーと「君が代」を比べると音の旋律の美しさが違う。
本当に「いい曲だな」としみじみと感じる。

ちなみに個人的感想だが、
アメリカやフランスの国歌も美しいメロディーを奏でる。
そして外人である私の心に何かを訴えかけるパワーを感じる。
すばらしい国歌というのは人間の心の奥底に訴えかけるパワーを持っていると感じた。
そう考えると、音楽の持つ「力」とはすごいものなのだと感じ入った次第だ。


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風邪だぞ、これは!

2011-09-21 22:40:10 | 温泉とは関係ないけれど
喉が痛い。
それもかなり痛い。
声も出し難い。

熱が上がってきたのだろう、
晩飯を食べてからちょっとしんどくなって、横になった。
起きてみると・・・
鼻もつまり咳もでてきた。

ツイッターぽくいうと
「喉痛なう。」
という感じだろうか(苦笑)

ひき始めでこのような状態なら、
経験上、かなり悪化しそうな気配を感じる。

いつまで長引くのか?
光明はあるのだろうか?
運命はいかに?

アホなことを考えているうちに、
自己催眠だろうか。
こんなことを書き込みしたら、気力も無くなってきた・・・
ダメだ。
パソコンの電源切ろう。


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実写版 宇宙戦艦ヤマト

2011-07-04 16:05:45 | 温泉とは関係ないけれど
実写版の宇宙戦艦ヤマトをブルーレイで観た。
素直な感想として、
何度観てもキムタクはキムタク。
決して古代進ではない。

それが良いとか悪いとかいっているのではなく、
アニメ版ヤマト世代のボクとしては、
かなり世界観が違った作品に思えた。

劇場版ヤマトの1作目(宇宙戦艦ヤマト)と2作目(さらば宇宙戦艦ヤマト)を
合わせたシナリオになっているようで、
敵の本星に乗り込んで異星人を撃ちまくる描写が
数年前のハリウッド映画である「スターシップトゥルーパース」のような感じに思えた。

ガミラス人の人間的描写を省き、ただの「悪」として描き、
「善」である地球人がガミラスを倒す単純明快なストーリーである。

確かにアニメ版でもガミラスの総統デスラーは「悪」であったが、
「白色彗星編」では古代との間に友情が芽生え、
「新たなる旅立ち」ではヤマトと一緒に「暗黒星団帝国」と戦い、
「完結編」では、地球を救うために、ディンギル帝国艦隊を撃滅させるという
いつの間にか「善」(微妙にグレーな善だが・・・)になっている。

いつの間にか、デスラーを見る目が変わってしまう点が面白かったのだが、
海外進出も視野に入れた作品だけに、
第二次大戦時のドイツをモチーフとしたガミラスを「善」とはできず、
徹底的に「悪」として描くことしかできなかったのだろうと思う。


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ドラマ JIN

2011-06-26 23:38:08 | 温泉とは関係ないけれど
ドラマJINがついに完結した。
原作を知っているだけに、
結末も原作に近い形で進んでいくものと見ていたが
ドラマの完結はかなり違う内容だった。

感想としては
新鮮さ半分、落胆半分というところだろうか。

よくよく思い返してみれば、
ドラマでは仁と咲が結ばれない伏線がかなりあった。
でも「原作と同じような結末だろう」という先入観があり、
それを見過ごしていたのだが・・・

でも
ドラマを見終えて気付いたことがる。
主題歌である平井堅の「いとしき日々よ」の歌詞のことだ。

最初、江戸時代から現代を想った歌詞、
いうなれば、
現代に残した恋人ミキを忘れられない仁の心境を表現しているのかなと思っていた。

でも、今はその見解は間違っていたと思い直している。
あの歌詞は現代に戻ってしまった仁が
江戸時代に残してきた咲を想う心境を表現しているものであったと感じている。

「いとしき日々よ」 goo音楽
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND110400/index.html


歌詞を読めば読むほど切なくなる。
ハッピーエンドにならない日本人の情に訴えかけるような結末に、
「ふたりを結ばせてあげたかった」という同情が湧いた。

まさか
一度は否定した映画化、
または、以前報道された熱愛報道の伏線だったりして・・・
考えすぎかな(苦笑)


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坂本竜馬の歴史的役割

2011-06-20 00:15:49 | 温泉とは関係ないけれど
ドラマJIN-仁-の話であるが、
坂本竜馬が治療の甲斐なく天に旅立った。
原作の結末を知っていただけに、覚悟はしていたがやはり寂しくなる。

ドラマでもそうだが、
史実においても坂本竜馬が果たした歴史的役割はかなり大きい。
竜馬がいなければ、あの時期に薩長同盟はなく、
幕府の第二次長州征伐は成功した可能性は高いだろう。
そして何より、大政奉還という事件はない。

でも、坂本竜馬がいなくても、
きっと竜馬と同じ使命を負った別人が竜馬と同じような仕事をしたと思う。

もしかすると戊辰戦争以上の内戦が起こったかもしれないが、
歴史の流れからいえば、幕府の崩壊の歯車は止めようがない。
数年・・・または10年ほどは明治維新が遅れたかもしれない。

もしそうなったとして、
日本国内から日本を取り巻く欧米列強に目を移すと・・・

幕府を援助していたフランスは1870年にナポレオン3世が退位し第二帝政が崩壊。
アメリカは南北戦争(1861~1865)で疲弊して、日本どころではない。
薩摩を援助していたイギリスと
フランスを破ったプロイセン(ドイツ)の力が大きくなっている。

仮に明治維新が10年遅れたとしたら、
史実以上にイギリスとドイツを中心とする欧米列強の影響力が強くなり、
ヘタをすれば半植民地化され、いずれ独立戦争が発生していたかもしれない。
仮定の話であるが・・・

それだけ、かじ取りが難しく不安定な時代だったのだと改めて感じる。
日本はいつも外圧でしか変わらない・・・いや変われない。

蒙古襲来による鎌倉幕府の衰退。
鉄砲伝来による戦術改革。
黒船来航による江戸幕府の終焉。
太平洋戦争の敗戦によるマッカーサー改革。

事例を挙げればきりがないが、
本当に外圧で変わるだけでいいのだろうか?
日本人は自浄作用が弱いことを、もっと恥ずべきではないだろうか。

今回の地震で強く感じたエネルギー問題。
外国から指摘される前に、もっともっと考え、
そして早く実行しなければいけないと強く感じる。


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