絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

世の中理不尽なことばかり

2006年01月24日 16時58分42秒 | Weblog
ほんとうに、世の中は理不尽なことが多すぎる。
子どもの友だちのお父さんは、単身赴任先での病気による急死だった。
(なんという…慰めの言葉も見つからない…。)
まだ、小学4年と幼稚園児がいる若いお父さんだ。
休日に家の近くの公園で、子どもたちとキャッチボールする姿を
ときどき見た。

何気なく過ぎていく平凡な日々。
昨日と同じように今日も過ぎ、また同じように明日もやってくると
誰しも思いたい。あるいは、そんなことすらも考えず
日々を過ごす人もいるかもしれない。
しかしまた、家族との別れがいつ来るかも知れないなどとは
こわくて考えられるわけはない。
死によって、突然断ち切られた絆を、
遺された者たちはどのようにして取り戻していけばよいのだろう。

死は決して「敗北」などではない。
どのように生きたかに意味がある…とどんなに思っても
話せば答え、触れれば暖かい「実在」がいかにありがたいかを
たいせつな家族を失った者は誰しも知っている。

そのお母さんと親しいわけではないが
いま、自分にできることは何だろうか。
以前とかわらず、子どもの行き来をし、
見守っていくことくらいしか思いつかない。。。


寒い日に

2006年01月24日 08時51分32秒 | Weblog
昨日の夕方、子どもが学校から血相変えて帰ってきた。
ときどき一緒に遊んでいる友だちのお父さんが亡くなったらしいという。
えっ!先週の災害時子ども引き取り訓練のときは、とくに変わりなかった・・・
(しかし、そのお母さんとは挨拶程度なので詳しいことはわからない。)

結局、クラスが違い連絡は回らず(噂も回ってはこなかった)
昨日のお昼に告別式も終わってしまっていたので、
夜になってしまったが、帰宅された頃子どもと伺うことにした。

慌ただしいなかでの弔問となったが、
子どもの友だちは「○○、ありがとな、来てくれて」と
何度も言い「また遊ぼうな」とうちの子も
わからないなりに気持ちを示して、
憔悴しきったお母さんもしばしほっとしたようだった。
大切な大切な家族。こころからご冥福をお祈りする。