絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

真剣な話

2007年11月25日 11時30分39秒 | Weblog
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
新潮社

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真剣、ではなく「深刻」な話。入る洋服がない!?
で、思わず書店でこれを立ち読みしてしまう私。
この人、別人のようですね、ダイエット前と。
いろいろ書いてあったけど、これは男性向けなのか?

われとわが身をふりかえり
そうだ、50キロ前後の頃は今ほどには三食きっちり食べてはいなかったゾ。
加えて、間食が多すぎるし、、、
夫が手土産に貰ってくるものは日持ちのしない和菓子が多く
元来もったいない精神の私はひたすらそれを消化するのだった。。。

過去に買った道具、それらは埃をかぶったままだが
いま、あらためて、「ダイエットようの」器具を買うとなると
何がいいのだろう?
ジムに通うのは面倒だし…悩む…

この景色

2007年11月23日 02時04分23秒 | Weblog
新しいテンプレートにしました。
この景色、どこの町から撮った富士山なんでしょうか。
(どなたか御存知なかた、教えてください)
ただ美しい自然だけを写した風景より
こんなふうに人の暮らしもいっしょにある自然の方が
より無常観みたいなものを感じますね。
山は永遠に変わらぬ姿をし、その裾野に生きる人々は
生まれては死に、死んではまた生まれてくる…
諸行無常の理なり。。。

伊藤たかみ

2007年11月23日 01時56分26秒 | 
ミカ!
伊藤 たかみ
理論社

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「八月の…」はイマイチだったけど、結構<伊藤たかみ>嵌まりましたね。
「ミカ!」ですが、まだ半分しか読んでいません。
これを図書館で検索したら「児童」コーナーにありました。
たしかに小学校六年生の目線ですけど、こんなのほんとに
「児童」が読んでいいの?ていうか、私が遅れてるのか??

ルポライターの小説

2007年11月23日 01時31分12秒 | 
月のナイフ
吉岡 忍
理論社

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重松清はやめて、この本を読んでいる。
「吉岡忍」は小説家ではなくてフリーのライターじゃなかったかな?
ワンレングスの…(男性だけど)
これは短編集なのですぐ読めてしまう。
中学生や小学生が主人公の編もあり。
心情が「なるほど」という気もするけど、一方そんなこと言い古された
という気もする。(ずいぶん前の本ですね)

週刊レビューという名まえだったか、本の紹介をする深夜番組がある。
その中で「葉桜の時期に君を思う」とかなんとかいう本を
紹介してたのをチラッと見て、いい本かと思ってわざわざ買ったのに
もう、滅茶苦茶退屈だった。というか、語り口が気に入らん。
主人公の設定も気にくわない。読んでいて楽しくない。。。
しかし、これ大きな賞を貰った本なんだそうで。
いや~~これに比べたら、同じ推理小説でも東野圭吾とか桐野夏生なんか
バツグンにレベル高いよ。人の描き方がぜんぜん違う。。。

推理小説で何度も読める本、て裏表紙に書いてあったけどそんなのウソ!
だれだ~~~!あれを書いたのは~~!?
責任者出てこ~~い(お金返して。。。)

いい夫婦?の日

2007年11月21日 10時25分11秒 | Weblog
11月22日は「いいふうふ(良い夫婦)の日」だそうな。
いつからそんなのになったか知らないが、
実はその日はうちの結婚記念日でもある。
この日は家族の出発の日でもある、なんて考えていた頃が懐かしいゾ。
記念日に不感症になるということは、そのことを重視しなくなった証かもね~。
日々淡々と過ぎていき、いつのまにかお墓の中だった、なんて
寂しいことだ…ア、違う、いまや「そこにわたしはいません」だった。
じゃあどこにいるのか?

朝のニュースはズームインをみているが、NHKと違って芸能ネタも
繰り返し報道するのでいろんなことを知る。
最近では小朝の離婚会見、これがなんちゅうか小朝もかわいそうだったけど
泰葉の仕事してうきうきしている感じ、気持ちわかるような…
小朝の発言に「彼女のガス抜きのために(つまり家にいるストレス解消のために)
いろいろなものを習わせた」というのがあったが
カルチャーは所詮カルチャーに過ぎず、人間やっぱり働いて
(その大小に関わらず)賃金をもらうという、当たり前の行為が必要だ
などと思った。
働いて何がしかのお金を貰い、自分の行為によってなにかしら
ものごとが成立していくという充実は、
カルチャーやボランテイアでは得られないものではないかと思う。
それは「人としての尊厳」ということのようにも思われるのだった。
(お金がすべてということではない)
家族の「黒子」ではない、自分自身の自立ということかな。


朝もはよから

2007年11月20日 10時01分53秒 | Weblog
ナヌークの贈りもの
星野 道夫
小学館

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今朝の読み聞かせはこの本。
4年生ですが、ちょっと難しかったかな?
有名な星野道夫さんの、詩のような写真絵本ですが
アラスカの自然だけでなく、地球上に生きるものの
共存とか、生き方とか、さまざまなことに思いを致す
そんな本です。

星野さんは残念ながら10年くらい前に
アラスカの地で、大好きだった「ヒグマ」にキャンプ地で襲われ
亡くなりました。
そのこととこの本の内容がすごくオーバーラップしてしまうんですが
彼は、40半ばで命を落としたことを無念に思ったのか?
いや、生きとし生けるもの、いつかはやってくる別れだったと
思ったのか、大いなる自然大いなる共生のもとに
すべては輪廻していくと考えたのか、、、、
などなど思ってしまうのでした。

いま「地球温暖化」で北極の氷がすごい勢いで溶け出しているので
やがて白熊は巣をつくれなくなって(白熊は氷に穴を掘って巣を作る)
絶滅していくだろうと自然系の番組で言っていたが
星野さんが生きていたら、どんな行動をとっていたかな、と
ふと思いました。



モンスター・・・次々現る

2007年11月19日 11時19分51秒 | Weblog
親の次は病院の患者ときました。。。
暴言、妄言?、暴力などなど、、、果ては未払いときたか!?
世の中、もう、したい放題?
いやいやそんなこと、現実と思いたくはない。

テレビで取り上げられるような極端な例はともかく
学校の先生もお医者さんももうちょっと自分の商売の相手?に対し
配慮するというかなんというか、真摯になってくれたなら…
と思ってしまうのはわたしだけ?

先週、授業参観と親達の学級懇談会があった。
校長先生も同席の懇談会だったが
状況をはっきり親たちに知らせないので
みな何のことだかわからず、当の担任の先生も話が支離滅裂なままに
「自分はすごく変わった!もう前の自分じゃないんだ!」と
いうことを繰り返し言っていた。。。
(でも、教育委員会の指導が入っているとは言わないのでみな
何のことかわからずじまい…)
「自分はかわった!宿題も毎日出している!」
。。。だからナンなの?マイナスがゼロになっただけじゃん。。。
しかし、何をどういおうと、この人をやめさせることはできないので
虚しいだけである。。。

と、1人のお母さんが、校長先生が授業を教えてくれることには
ならないのか?と質問した(偉い!)
この人はだいたいのことを知っていたからできた質問だが…
答えはノーで、その理由がまたがっくりくるようなものだった。
もう現場からかなり長い時間はなれているので
教えるのにはものすごく準備に時間がかかるから、、、と
いうことだった。。。
じゃあ、いま教えているこの担任はどうなの!?
全く教えた経験なし!で、本人曰く「勉強なんてこんなにやったことない」
なのに。。。
つまり、うちのクラスの子ども達は、
無責任に(臨時免許かなんか出して)小学校にこの人を送ってきた
市の教育委員会と、こんな「ど素人」を小学校最後の締めくくりの年の
担任に据えた校長の判断の犠牲になり
一年間、生活の決まりはなくなり(他のクラスがみんな出来ていること)
学力は全くの「自習時間」と同じようなレベルしかつかず
成長という自覚もなく、中学校に入っていくのだ。
この、小学校の講師っていう制度、何とかならんのか!?
まともな人を雇うだけの財政がないって?
実は免許はない人に(つまり小学校の先生になる教育を受けていない人)
臨時免許をだして、担任までやらせるっていうのは
「教育の偽造」やで、ほんまに。

市の教育委員会も、校長も、この担任も自分の保身ばかりで
だれも子ども達のことを大事に思っていないことが
ものすごく、ものすごく、ものすごく!信じられない。
ほんとに虚しい。
保護者の苦情がない限り見てみぬ振りだなんて
また、これだけあからさまになっても、まだ「保身」が先で
子ども達のために身を削ることはないのです。

そしていちばん肝心な苦情をいったという人たちが
二人とも懇談会に来なかったのだ。
みんなに知ってもらう絶好の機会だったはずなのに。
だからこそ、その対応に校長が同席したのだと思うのだが…
最後に逃げたということなのかな、
その人たちもほんとはどこまで考えていたのか疑問というものだ。

で結局自分がなにかしら発言せざるを得なくなるじゃないか、、、
しかし私も子どもを預けている身なので
思っていることの100分の1くらいしか言えはしないのである。
この学校ではみんなが守っている、先生方が決まりとさせていることを
うちのクラスでもちゃんと守るよう指導をきちんとしてほしい、
くらいなことしか言えなかった。
この先生の世界には「きまり」やら「しつけ」やらは存在しないから
言っても実は無駄なんだけど。。。
あ~あ、『教育レスキュー隊』みたいなのがあったらな~~~


読み終わりました

2007年11月19日 01時59分29秒 | 
アンダー・マイ・サム (講談社文庫)
伊藤 たかみ
講談社

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2日くらいで読めてしまう本です。
あ、やっと、アフィリエイト投稿できるようになったんで
ちょこっと本の様子がわかりますかね。
(この手続き、マジ面倒でした)

受賞した「八月の…」よりこっちの方が面白かったです。
(<私的に…←変な言葉!?>
オカルトチックが少しあるけど、でも、よくかけた青春ものだと
思いました。この少年や登場人物の生き方に共感するしないは
別として、いつの時代も若者って不安定な存在なんだということを
じわじわ、まったり、感じさせてくれます。
いよいよ仲間内の誰かが死んで、「この世は儚くもろいのだ」と
あらためて考え、過ぎ去りし日々の扉を閉じるとこなんて
まさしく「青春小説」ではないか!?などなど思いました。

次は重松清の高校生部門課題図書を(夏休みはおわったけど)
読む予定です。

「悲しい色やね」

2007年11月16日 10時15分34秒 | Weblog
ふと、この唄が頭をよぎったが、テレビなどで流れたんだろうか?
ずいぶん前の曲だけど、これが流行ったとき自分はいくつだったんだろう。
どこでリアルタイムだったかは忘れてしまったけど
この曲を聴くと、なぜか「幼かった自分」を思いだす。
「大人になる前の自分」というべきか。
職場の仲間達(男女を問わず)とわいわいと楽しく?
テニスをしたり、映画に行ったりしていた頃
あれやこれやといまだ人生の何たるかも知らず(今もわかってはいないが)
意気揚々と過ごしていた頃のことを…
やがて時は過ぎ、みなそれぞれに当たり前に結婚していった頃の
寂しさというか切なさというか、そんな感情が急に蘇ってきた…
自分がいちばん早かったから余計そんな風に思ったんだろうか?
もう、いままでみたいに気軽なふうには行かないだろう
そんなことを思ったりした。
まったくこの曲の中身とは関係ないけど
気分は「悲しい色」だったんだね、きっと。。。

落ち葉の季節

2007年11月14日 10時45分06秒 | Weblog
言葉の響きはいいけど、落ち葉を片つけるのはなかなか時間かかります。
コンクリートの上なら掃き寄せるのは簡単ですが
土の上やら芝生の上やら、いらいらしてきます。
よく公園の清掃なんかで、掃除機の逆噴射?みたいな掃き寄せる機械を
みかけます、あれいいですね~(欲しい!?)
今年は遅くまで気温が高いせいか、完全に紅葉しないうちに
葉っぱが落ちてきてしまいました。
これって水やりが足りないんでしょうかね。

ところで、低視聴率の朝ドラ(NHK)を引き続きみているヒマなわたしですが
岩手の旅館話から今度は落語の話になりました。
内容は特別かわったことはありませんが、最近登場してきた人物の中に
兄弟子役の人がいて、このひと(名前忘れましたが落語家の人)の存在感が
すごいなあ、って思っていましたら、かつて「新撰組」(大河ドラマ)に
出演したことがある人でした。
以前よりずいぶんとふっくらして、でもそれが役の雰囲気にぴったりで
落語家としても長くやっていた、という風体に見える。。。
入門して12,3年だそうで、それならその世界ではまだまだ、、、
という部類なんでしょうけどね。

エリート夫婦の事件

2007年11月11日 11時11分19秒 | Weblog
「八月の…」あっという間に読めてしまいました。。。
それだけ面白いかというとそうでもない。
読みやすい、平易である、しかしそこに感情や現実に切り込んでいくような
鋭さがあるわけではない。
普通の人の日常とその感情の流れを細かく書いているけれども
これが現代の日本人の日常だ、とか言われても自分にはピンとは来ないが…。
近現代文学史のいわゆる「私小説」の平成版か?
(ああ、そうじゃないですね、フィクションでした)

ふ~ん、で終わった自分の読後感、しかし、ふとある事柄に思い至った。
それはちょっと前に起こった、エリート夫婦の事件(妻が夫を殺してバラバラにした)だ。
この小説でも、離婚話前に夫婦がどうでもいいことで衝突する場面がある。
それはある種平常心を逸脱した、えもいわれぬ行為である。
しかし、主人公達は「刃物沙汰」にはならず別れていく。。。
現実のエリート夫婦は、相手の未来を奪う行為にまで発展していった。
いまや、芥川賞受賞作品よりずっと劇的な現実が存在するということか?
(驚くような事件が多すぎる)

「八月の路上に捨てる」

2007年11月09日 16時02分12秒 | 
今読んでいるのはこれ。
芥川賞受賞です。
受賞作だから読んでいるのではなく、前々からこの題名が
気に入っていたから。
自分にはいろいろな捨てたいものがあるが(物質・精神とも)
ぜんぜん捨てられないでいる…
この題名のようにスッパリと「捨てる!!」と
行きたいのだった。

同じ「捨てる」でもわたしのように『!!』な人もいれば
『捨てる…』というニュアンスの人もいるだろう。
人生いろいろです。

「生協の白石さん」

2007年11月09日 11時04分08秒 | 
2005年から盛り上がっていたんですね。
昨日はじめて読みました。
近くのスーパーの掲示板もときどき面白いのがあるけど
「回答」がこんなふうにあったかくてユーモアもあり、、
というのはみかけないですね。
現代の学生さんも「今どきの若者は」と一括りにならないのかも。
(白石さんとの交流を読んでみると)
<誠実に生きる>ことはふつうに大切であると
この「白石さん現象」が語っているような…。