絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

カンツォーネ好きvsシャンソン好き

2018年10月27日 13時26分27秒 | Weblog
シャンソン好きが地声歌歌い、ならば
カンツォーネ好きは何か?
カンツォーネ好きは、高い声を出したり
メロディ重視の考えからか、
単にイタリアの歌というより
イタリアのオペラのアリアとかを好むような、、、
原調では歌えなくても
キーをさげて、オペラ歌手のように
歌い上げるのが醍醐味と感じているような、、、

カンツォーネはシャンソンに比べたら
日本語で歌える曲は少なく
愛好家も少ないように思う。
なんと言っても、サビは高い音になって行くので、なかなかそんな歌唱力ある人ばかりいないからか、、、

シャンソンを原語で歌う人は少なく
すべては、訳されて、日本語らしいお話になっている。
それが、ちと、違和感感じる歌もあるなぁ。
もう、別物と考えたほうがいいんじゃなかろうか、と。

あー、でも、日本の歌とか舞踊、音楽でも
もう全くわからない、そんなのもありますねー。
「黒髪」とか、、、
現代に遊女はいないから、
何を考えて、あの地唄を歌ったり三味線弾いたりするんでしょうかね。
わかりません、、、


久しぶりにシャンソンが課題曲

2018年10月25日 01時25分26秒 | Weblog
月一の歌の会で、
それはほんとはカンツォーネだけを練習する会なんだけど、
どういうわけか、
いや、もうネタ切れなのか、
この前はシャンソンだった。

ラマの『灰色の途』だ。
低音から始まり、高音も歌う、ドラマチックな曲だ。
これを先生方が和訳して、皆で
日本語歌詞で歌った、、、

ララ・ファビアンがイタリア語でも歌っているが、
よっぽどイタリア語の方が歌いやすい。

高音を太く歌わないと迫力が出ないので、
みんな困っていた。
なぜって、高音を出すとき裏声だけになり、
か細い声になるからだった。

シャンソンが好きな人は、なぜか高音が出ない人が多いなぁ、、、低い地声だけで歌う。
高音を出さない、いや出せない、
シャンソンに高音なんて不要と思っている!?
のか、高い感じの声の人を良しとしない。

シャンソンにしろ、カンツォーネ にしろ、
ジャズでもなんでも
大事なのは、声の高低では無いのに、、、

ふーむ、そんな地声歌歌いの人々を
黙らせるにはどうすれば良い???
低音から高音まで、
満遍なく、ボリュームのある発声で
歌い切る、、、
そんなことを実現しなければ
いつまでたっても、楽しくない。

腹圧、背筋、腹筋、、、
身体全部を使って声を出す。
その練習のおかげでか、
高音が力強くなってきた。
さらに、頑張って練習して、
低音も深くボリュームある声にしてみよう、、、

ま、いずれにしても、
シャンソンはいまいち、感じがわからない。


今頃初めて伊集院静を読んだら、、、

2018年10月22日 12時34分29秒 | Weblog
図書館に行くと必ず寄るのが、
「今だから読めるベストセラー」のコーナー。
人気本は、予約しても2年後‼️とかになってしまい、来た頃には、えっ、そんな本誰が予約したの?みたく、軽い健忘状態に陥る。

このコーナー、その名のとおり、
かつて!ベストセラーだったが、
そのときは借りられなかった本たちを
並べてある。

まあ、どれも、よく読まれた部類の本らしい。
でも、私がまだ読んだことのない作家の本もたくさんたくさん並んでいる。

今回、伊集院静の「星月夜」を借りて読んだ。
初めてこの人の書いたものを読んだ。
伊集院、て、テレビにでてる太め系のタレントさんではないですよ、
今は亡き夏目雅子さんの旦那さんです。
ときどきテレビにも出てるかな?

ミステリー作家でもないのに、
「星月夜」は、推理小説?
殺人事件の遺体発見から始まる、、、

まぁそれはいいのだけど、
ずーっと話は進んで、
いよいよ中盤を過ぎ、
これから、絡まった謎解きが始まる場面に
なってきた、
まさにそのとき‼️

そのページのその文字を二度見した。
えっ🤯何これ🤯なんかの間違い?
へっ?はっ?ふっ?
ウソー、ありえへん、こんなん。
なんて書いてあったかって?

『××会社の×』
名前がない。A会社とかのアルファベットも
ついていない、しかも、そのすぐあとの
役職名だかの前についている名前も×なのだ。
続いて、
それから何ページも行かないうちに
再び名無しの『×』が出てくる。
そして、少し進んだ後には
アルファベットがついた会社名が出てきた。
A会社だったかなー。

それまで、名前をつけるか、
あるいは肩書きだけだったのが、
なんで後半になって、ただの×になったんだろうかと、すごくすごく気になった。

名前つけるのがめんどくさくなったのか、、、
後でつけるつもりが忘れたのか、、、

××会社とか
××所長とか
それはないやろ?
3個も××表示って。
ミステリーの中で、
名前があるかないかは
謎解きに関係あるかないか、に直結してしまうから、
もう名無しの段階で推理に無関係、と
わかってしまうのに。

ま、いいか。

真実の「ベルカント唱法」とはなんぞや

2018年10月21日 01時38分42秒 | Weblog
現代の日本では、いろんな歌唱指導があると思います。
声楽的な?歌い方の指導、、、つまりマイクなしの歌。
ミュージカル対応?の歌い方の指導、、、 つまりマイクを通しての歌。
また、声楽にもいろいろな指導方法があり、
先生に寄って真逆なことを言われて混乱することがあるんじゃないかと予測する。

明治以来、クラシックは、どんな風に日本に入ってきたのだろう?
ドイツからきたもの、イタリアからきたもの、
海外の歌曲が入ってきたとき、
まず、ドイツが来たに違いない、などと
空想する。
その後イタリア歌曲とかフランスとかが入ってきたのか、、、?
素人なので、てんでわからない。

今まで、ポピュラーの先生の言う通りにしていたが、イマイチ指導に一貫性がないように感じたのはなぜだったんだろう、と思う。
それって先生の中にもある種の迷いがあるか、または、自分も未だ模索しているんじゃなかろうか、などと考えてしまう。
また、個々人によって、指導の細かい方法に違いが生じてくるから、一貫性の欠如を感じたのか、、、

歌唱指導も今や混沌としているのかもしれない。
一つしか知らないときは、それが正しいと信じるのはたやすいが、
たくさん知ったあとで、どれが正しいかを見極めるのは難しい。

いわゆるボイストレーニングなどで、
声楽科のような指導はしないだろう、とは思う。
また、声楽科に通えば、マイク越しの歌は学ばないから、いざマイクを使うときには、違う発声の仕方をしないと爆音で聞きづらい歌になるのでは?とか思う。
テレビ越しでも、
マイクを使って歌うミュージカルの歌手の歌唱が
オペラ歌手の歌唱と異なる発声をしているのは
聞いていてわかる。
喉の開き方が違う。
深まり、というのか、響きというのか、
それが浅くて、
身体全体を響かせていない音に聞こえる。

身体全体を楽器に見立てて、
それをフル稼働して出してくる音は
聞いている人の感情をも動かすような力があるんじゃないかと予測する。
むかーし、
語り部?みたいな活動をしている女性の
ストーリーテリングを聞いたとき、
最初の一語で鳥肌が立った、
多分あれが歌になったら
すごいだろう、と夢想する。

未だそんな、すごいナマ歌を聞いたことがない。
自分のお腹に響いてくるような、
そんな歌を聴いてみたいなぁ、、、

11月に、いわゆるベルカント唱法を踏まえた?
オペラ歌手の人のコンサートがあるので、
とても楽しみだ、、、
また期待外れにならないよう、
真実のベルカント、やらを聞かせてもらいたいです。