最近の政治動向を見ていると、つくづく「責任」とは一体なんだろうと考えさせられる。
特に顕著なのは、菅総理大臣の発言に見られる。
どうやら「お盆ごろには仮設住宅完全充足」は断念したらしい。
この件については、何が何でもやり遂げると言う意味の発言があったと認識している。
相当の自信と確信があっての総理としての発言であったと思っている。
まだまだ沢山この種の話があるが、殆ど釈明に終わっている。
その最たる釈明の言葉に、「3.11未曾有の大震災を体験して以後・・・」と言うのがある。
この言葉で、相手は一瞬ひるんで切り返しができない。
よく考えてみると日本人は、誰でも直接・間接に大震災の影響を受けているのである。
安易に、この言葉を繰り返すことは人間としても軽薄さを感じる。
菅総理の使うこの手の答弁や釈明は、後で冷静に考えてみると「責任逃れ」の言葉に聞こえてならない。
「政治家はウソツキでなんぼ」と言うが、これからの政治家がこれでよいはずが無い。
若手の政治家は、単に拍手をするだけのロボットでなく、何とか立て直して欲しいものである。