Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

京都探訪記3 ~ミッドナイトハイウェイ(腹)~

2012-03-06 21:40:18 | とらべる!



***

ふと目が覚めた。
室内が明るくなって、アナウンスが流れた。

「足柄SAで休憩をとります。」

休憩によってまたも私の休息が短いものになってしまった。


仕方がないので乗車前に新宿で購入したおやつをほおばってやり過ごす。
茎わかめにプリッツ、ひもQそして水。

夜のお菓子はなんだか美味しく感じて、
結局、全部食べてしまった。

その頃にはバスも出発していて、元通り室内の照明も消されていた。

小腹も満たされた所で、おやすみ。



***


また、目が覚めた。

腹が痛ぇ・・・・・

冷たい汗が頬を伝うような嫌な感覚に見舞われた。
ちょっと食べすぎたと後悔してももう遅かった。


畜生・・・

 

浅い眠りの中、腹痛の波が定期的に私を襲う。
これは夢か現実か・・・

京都は・・・まだか。


尻も痛ぃ・・・

 


京都探訪記2 ~ミッドナイトハイウェイ(尻)~

2012-03-04 21:35:11 | とらべる!



改札開始のアナウンスが流れるとすぐに乗車。
つるりとしたバスの側面に蛍光灯の光が反射してカッコいい・・・


平日の便でもほぼ座席はびっしりと埋まっていて、
私たちの席は2階の先頭1Cと1D席。
幸い、前面に何もないのでほかの乗客を気にせず寝ることができる。

それでも170㎝越えの男が2人座ると狭い・・・
ほぼ身動きがとれない。

定時刻に新宿を出発して運転手さんによる親切なアナウンスが始まるとお隣の母衣君は夢の中。
本当に寝るのが早い男だ。

カーテンが閉まっていて外の景色は見えないが
大橋ジャンクションをグルグルと旋回して東名高速に入ったのがわかった。

さぁ一路、関西へ。

日付が変わる頃には車内は真っ暗になって、ウトウトした私も束の間の休息に・・・・・


***


ふと目が覚めた。
時計を見るとまだ00:40。
束の間すぎた。


それにしても尻が痛い。
尻の痛さが気になって眠れない・・・・

畜生。

体制を変えようとするも右手には鉄壁の母衣君。
足も延ばせるようなスペースは無く仕方なく通路側に足を投げ出してみる。

尻の痛みがゆっくりと和らいで再び束の間の休息に・・・・・

 


京都探訪記1 ~初の夜行バス~

2012-03-03 21:43:32 | とらべる!

 

とはいえ、夜出発するのも半年ぶりのことだ。
夜の旅はちょっとした寂しさと高揚感が混ざり合って不思議な気持ちになる。

初めて夜行列車で京都へ行った3年前の事を思い出す・・・・

徐々に速度を落とし、
列車は新宿駅のホームに滑り込んだ。

今回は初めての夜行バス。
夜のうちに目的地まで運んでくれる低価格な乗り物。


乗車するのはJRバスの『青春エコドリーム号』。
いかにもなネーミングだが、JRだから安心かと往路・復路共に今回はこのバス。

だって閑散期だから片道3500円。
土日は4000円。
もうこれにはかなわない。

バス停は新宿新南口。
南口は再開発工事中なのでバス停の『新宿』とはほぼ嘘。

南口からタイムズスクエアのデッキを渡ってトコトコ歩いて、
次の駅、代々木駅の目の前にある。

余裕をもって到着したので近くのコンビニに夜食を購入。
母衣君はというとエヴァンゲリオンウエハース(カード付き)を購入した模様。
なんだかちょっと嬉しそうだ。
いいカードが出たらしい。

バスは大体10分前に到着する。
私たちの乗るバスは22:30発『青春エコドリーム19号』。
2階建ての大きなバスがついにやってきた―。

 


 


京都探訪記 序章

2012-03-02 20:17:46 | とらべる!

 

先月下旬に訪れた京都その他、
今回も旅行記+分野別で紹介していこうと思っています!

旅行記は真面目に不真面目、今までより臨場感を出した文体を心がけようと思っております^^

どうか見てください。

 


 

 

闇夜を走る小田急線の車内でじっくりコトコト揺られながら私たちが目指しているのは終点・新宿だ。
22時をまわった頃の車内は普段の喧騒も嘘のようで空いていて少し寂しい。

 

待ちわびていた京都への旅行が始まるというのに未だに実感していない。
隣で中吊り広告をぼんやりと眺めている親友の母衣君は何を思っているのだろうか。

思えばこの旅行に至るまでは棘の道だった。

お互い、受験・就活だったのは言うまでもない。

“卒業旅行”は前々から温めていた試みだった。
参加者も一般受験中にもかかわらず嬉しいことに私を含め8人集まった。
ざっと紹介すると母衣君、D君、クソリン、O野君、OK氏、KD氏、山口氏といった面々。

去年の末から場所の候補も選び虎視眈々と準備をしてきたのだが、近くになるにつれて
集金日当日まで音信不通、
旅行開始日一週間前に発熱、
まさかの赤点で再試、
などが幾度となく順調な計画信仰を拒んだ。


予約後も数々の変更がなされ驚くべきことに出発の10分前まで旅行の手配をしていた。
んもぅ!

それでもなんとか今、思い鞄を手にしながら列車に乗っている。
多少の変更をしながらもついに旅路は始まったのだ。

コトトトト・・・・・

それにしても快速急行という奴は速い。
ふと、胸をなでおろした私は今、登戸を通過して真っ黒い多摩川を渡った―。