採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

さくらんぼ種抜きを使って

2007-06-13 | +お菓子(西洋)
サクランボの種抜きを買ってしまったので、ぜひとも使ってみたいと思っておりました。タンスのこやしになりがち、という話も聞いて、(買ったという)記憶が新しいうちにぜひとも使わねば!

とりあえずアメリカンチェリーをみつける度買い込む日々。
しかし例年滅多に買わないだけにそのまま口に放り込む手を止められないのでした。ようやく5度目に買ったさくらんぼは加工にこぎ着けました(2007/6/9)。

一番簡単そうなクラフィティというものを作ってみよう。
レシピは堀井和子氏のもの。バターなしで、小麦粉、コーンスターチ、砂糖、牛乳、というシンプルな材料。
 

取り出したるこの道具はドイツ製ウェストマーク社さくらんぼ種抜き

さくらんぼをセットして・・・

えいっ。
かなりの手応え。
しぶきが飛び散ります。

反対側にも切り目を入れておくのがよさそうです。

こんな感じ。
反対側に切り込みを入れないと上のさくらんぼのように大穴が開いてしまいます。
きたならしくてごめんなさい。でも、こんな風に沢山果汁が飛び散るのです。
生地が沢山できたので、さくらんぼだけではなく桑でも作ってみることに。
そしてまだ生地が余ったので、桑とブルーベリーのミックスも。ブルーベリーは昨夏摘んで冷凍しておいたもの。
生地を流して焼成中。とってもふくらんでびっくり。
でも冷めるとぺたんこに戻ります。

ブルーベリーからは果汁が沢山染みだしてます。桑からは果汁は出てきませんでした。
へりはこんな風にこんがり。

さくらんぼの甘酸っぱさともっちりした生地の組み合わせはとてもおいしいものでした。桑クラフィティは、酸味がなくてちょっと物足りなかったかな。桑の実って完熟すると酸味が全然なくなってしまいますからね。ブルーベリーを混ぜたものの方がよかったです。
甘さひかえめなので朝ごはんにもぴったり。冷凍ブルーベリーならまだあるので、また作ろう。
それにしても、卵3個という分量は多すぎだわ。卵1個用に換算しておかねば。

さくらんぼを加熱する、というのは自分では初めて。なめらかな食感になります。缶詰のチェリーはこれまで全然別の品種かと思っていましたが、加熱するとあれに近い雰囲気になるのでした。勿論風味や香りは作りたての方が断然上ですが。

チェリーコンポートとか、ジャムとか、沢山作ってみたいなあ。

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ポピーシード・バー

2007-06-12 | +お菓子(西洋)
ウィーンにはケシの実を使ったお菓子が色々あります。たとえばこんな感じ。


ブリオッシュみたいなのとクッキーみたいなの

左はブリオッシュみたいなパン生地に、すりつぶしたケシの実のペーストを巻き込んだもの。
右は塩味の効いたクッキーっぽい生地でケシの実ペーストを巻いたもの。こちらのペーストにはレーズンが入っていて、ぱくっと食べると断面からころりと転げ落ちてきて、あれ?小豆?と間違えそうになります(味は全然ちがうけれど色と形が粒あんの小豆つぶみたいで)。
中央は右と同じ生地でクルミの粉末のあんです。

ケシの実(ブルーポピーシード)というとケーキやパンに粒のまま焼き込んでプチプチ感を楽しむのもおいしいのですが、こうやってすりつぶしたペーストもなかなかリッチな感じでおいしいです。作ってみようかな?

というのもうちの冷凍庫には(ちょっぴり年代物の)ブルーポピーシードが眠っているのです。ポピーシード入りビスコッティなどに使っていましたが、その都度大さじ1とかでは埒が明きません。これなら一網打尽に消費出来ます。

作り方は定かではなのですが、おぼろげな味の記憶をたよりに・・・。

■■ブルーポピーシードペースト
■材料
ポピーシード
ブランデー漬けドライフルーツミックス
オレンジペースト (aiwhasさんから頂いたこちらです。ありがとうございます!)
はちみつ
ポンカンピール 刻む (これまたaiwhasさんから頂いたこちら
スパイス(シナモン、クローブ、カルダモン、ナツメグ)
クルミ から焼きして粗めに砕く
生クリーム

■作り方(全く自己流です。正しい作り方ご存知の方ご指摘下さい)
1)ポピーシードを炒る。
本当は茹でるかなにかしてあく抜きするらしいのです。茹でて炒ってからすりつぶすのか、炒ってすりつぶしてから茹でるのかよく分からず、結局茹でるというプロセスはなしにしてしまいました。
2)クルミ以外の材料をバー状ミキサーで粉砕する。固いと機械に負担がかかるので水なりでのばす。
3)固形のフルーツもほしいので、ブランデー漬けドライフルーツミックスを混ぜへらで混ぜる。
4)火にかけて練る。冷ます。
5)冷めると固くなるので状況に応じて生クリームで調節。クルミも混ぜる。

さて、側の生地はどうしよう? 
上の写真のものはサクサクではなくてしっとりしていたような。どうやって作るのか分からないので、ハーマンタッシェンというユダヤ式のクッキーを参考にしてみました。バターと同量のクリームチーズが入るというもの。本来はそれを円形にのしてナッツなどの具をのせて8等分し、三角形の生地をクロワッサンのように整形するものです。
そして、もう1種、フィグ・バーの外側生地も作ってみることに。こちらは練りパイ生地に近い配合。
参考にしたのはクッキーばかり載っている本だったのだけれど、レシピの写ししかなくて本の名前は分からなくなってしまいました。

■■クッキー生地2種
■材料

  フィグ・バー

ユダヤ菓子(ウォルナッツ・ホーン)

バター  60g

100g

砂糖  60g

40~50g

水分  卵黄 1個分(約20g) クリームチーズ 100g
(今回水切りヨーグルトを使用)
 160g
(うち70gは全粒粉がもとのレシピ
 でも全部薄力粉にしてしまいました)
160g
その他  重曹小さじ1/6 塩 小さじ1/6

■作り方
1)バターと砂糖を練り混ぜる。卵黄やクリームチーズも。
実は材料を前日に全部計量して、段取りばっちり、と思っていたら卵を冷蔵庫から出し忘れていたのでした。フィグ・バーの方、いやに生地がぱさぱさだと思って(卵黄のことはすっかり忘れて)粉を混ぜた後、水切りヨーグルトをちょびっと混ぜてしまったのでした。間抜けな話です。作り比べのはずがレシピからかけ離れて・・・。
2)粉をふるい入れさっくり混ぜ、適当な大きさに分けてビニール袋に入れビニールの中で薄く伸ばす。
この段階でフィグ・バーの方はパート・ブリゼ生地みたいな感じ。
ユダヤ菓子の方は少々べたつく柔らかい生地。
3)冷蔵庫でしばらく休ませる。
これでクッキー生地は出来上がり。あとはケシの実あんを包んで焼きます。

4)生地を冷蔵庫から取り出し、袋を綺麗に切り開き、袋の横幅を半分(袋の大きさに応じてですが)にするように細長く切る。こうやると全ての生地が長さはまちまちだけれどおなじ幅になるので便利でした。
5)あんこよりやや固め程度のケシの実あんを細長く整形し生地の中央におく。
あんこの直径は生地の1/3になるように(円周率は3.14ですからね)。
6)生地の両端を指でちょっとつぶしておく。そしてくるりとのり巻きの要領でまきつける。つなぎ目を下にする。切り開いたビニール袋でくるんでまた冷蔵庫へ。
7)全部の生地を巻き終わったら、それぞれ適当な長さに切る。このとき毎回ナイフを綺麗に拭いた方がよい。
8)天板に配置して焼く。170度で15分程度。

フィグバー生地の方のできあがりはこちら。えーと、本来のフィグバーは座布団みたいにふっくらしつつも平べったいのだけれど、今回は餡の甘さもそれほどではないためあんこたっぷりにしてみました。


2007/6/2作 フィグ・バー生地(パートブリゼ風)で巻いたポピーシードロール

そしてこちらが、ユダヤ風クッキー生地で巻いた方。
一番上の写真のお菓子は卵黄が塗ってありますが、今回作った方はどちらもなしにしてみました(レシピオリジナルのお菓子も塗り卵なしですし)。


2007/6/2作 ユダヤ風クッキー生地(クリームチーズ入り)で巻いた方

クリームチーズ入りの方が滑らかできめ細かい焼き上がり。
味は、上の方は予想どおり練りパイ生地のよう(卵黄を忘れたので本来の姿ではないですが)。お茶が欲しくなる感じです。
クリームチーズ入りは、焼きたては表面がカサッとしているけれど、次第にあんから湿気が出てくるのか、しっとりした食感に変化します。こちらの方がおいしいかな?
でもまあ、粉の半分以上のバターとそれと同量のクリームチーズ(ヨーグルトだけど)を使っているのだから当然といえば当然。
中華月餅にこんなのがあるような、と言ったひともいました。
ポピーシードあんに最初クルミを入れ忘れていて後半慌てて追加したのですが、やっぱりクルミがあった方が私は好き。

一番上の写真と太さが全然違うけれど、あんと生地のバランスとしては丁度でした。
あんがもっと甘いと、もっと細く巻いた方がよいのでしょうね。
ふんわり、しっとりした食感のクッキーを作るのは初めてなので新鮮でした。くる・りん、とあんを巻くのもとても楽しい☆

もっと包んだり、たたんだりしたくなりました(餃子とか)。でも、当分びわで忙しいので延期。

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桑摘み

2007-06-07 | +きのこ以外
桑摘み最盛期です。

先々週の末は真みどりだったから油断していたら、今頃はもう完熟。先週末見に行くべきでした。緑から黒になるのに、1週間しかかからないものなのですね。
例年6月1日を目安にしているのだけれど、それが先週末だったのでした。気づいたら、もうこんな日に。

先々週には一番近くの木がちょっと赤くて、桑並木があるところはほとんど緑色。ところが今週に入って見てみたら、一番近くの木は赤紫色で、ちょっと遠くにある桑並木は真っ黒完熟。
いつのまに追い越されたのかな。
近くの木はぽろぽろ落ちやすく、桑並木は黒くても落ちにくい性質があるようなので、近くの木の黒くなった実は落ちてしまっただけかしら。


2007/5/26 桑並木の桑



(熟した桑の写真はあとで。摘むのに忙しくて写真忘れてます)

ところで、今年の桑は上の写真中央に見えるような白く乾燥してしまった実がとても多いです。春の気温が低かったし降水量も少なめだった気がするけれどそのせいなのでしょうか。


2007/6/4 近くの桑。これでジャム小瓶2つ分





2007/6/5 近くの桑。この日は梅も収穫



熟し具合は実と軸の色で分かります。
実が赤っぽいのはやや未熟。酸味も残っています。実が黒くて軸が緑でしっかり太いなのが丁度熟したて。つぶれにくく作業性がよいです。軸の緑色があせて黄色っぽく細くなってくると過熟かも。実がとてもつぶれ易く、摘んでいる間にも手に果汁がついてしまいます。

近くの桑は、丁度よい熟度だったのだけれど、桑並木は過熟気味。まだ青い実もあるけれど、黒い実はやわやわです。せっかく摘んでもつぶれてしまって使えないロスが多く出ます。
摘んだ実はすぐ洗って、その日のうちに軸を切り、ひと煮するところまでやっておくといい気がします。生のままだと例え冷蔵庫に入れても天然酵母が活動してしまいます(要するにカビるということ)。

昨晩(6/6)は、夕方から桑を摘んで軸を切って煮て瓶詰め、とやっていたら夜中に。ねむいよう。



メモ:いちごの箱2箱、梅ざる2枚、軸とり2時間弱(本来なら2時間だが使えないものが多かったため)、土鍋満タン(2リットル)、浅鍋に移して煮詰め、T63の小瓶9個。
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ダクワーズとフィナンシェ

2007-06-06 | +お菓子(西洋)

5/19にお菓子を4種類作ったうちの2つです。ほかの2種は、ポルボローネあんこ入りチョコレートケーキ

冷凍庫に卵白がごろごろ。お菓子作りをするとこういうことってありますよね。バターケーキやタルト生地など、卵黄だけ(または卵黄を多めに)使いますものね。こういったものを作るときは、うまく計算して同時にシフォンケーキを作ればいいのだけれど、大体は冷凍庫へ。はっと気づくと卵白が沢山。
何か大量に消費できるものは?

時々それとなくダンナサマに、白身だけの目玉焼きってどうお?と聞くのだけど、聞いていないふりをされてしまいます。
目玉焼きを作ると白身の奪い合いになるのに、何故? 今度やってみようかな。でも、黄身あってこその目玉焼きかな。

大体落ち着く先は、マカロンかダクワーズ。そしてバターたっぷりフィナンシェ。
原材料は似ているのに、ダンナサマはマカロンは好きではなく断然ダクワーズ派。
何度か作っているけれどあまり上手になりません。
(間に挟むバタークリームなどはなから作るつもりもないし~)
 
もう一度挑戦。

2007/5/19作 ダクワーズ

やっぱりいまひとつかも。
焼き方が足りなかったのか、温かいうちに紙からはがしたら裏側がへこんでしまいました。それに、みっしりした感じがなくて、ちょっと軽すぎた。卵白を泡立て過ぎたか、混ぜ方が足りなかったか。
そして保存に関して意外な発見。
湿気たらよくないだろうと乾燥剤と一緒に保管していたら、なんと日が経つにつれてカリカリに。マカロンに変化していってしまいました。そうか~、なるほど・・・。


フィナンシェはバターをたっぷり使うのがちょっと罪深くて(といっても4同割のバターケーキと同じ程度だけれど)普段は滅多に作りません。
でも、先日お友達のmichiさんにふんわりしっとりの大きく焼いたフィナンシェを頂いて、それがあまりにおいしかったのでまた食べてみたくなりました。
michiさんのは『おいしい生地』を参考にしたと教えて頂きました。同じ本がみつからなかったので『イル・プルーなんとかの焼き菓子教室』を参考にして、型も小さいものに(同じものが食べたかった割には全然違うことしてますね)。

材料が計ってあればわりと短時間でできます。マフィン型にバターを塗って焼きました。12個の型にあふれんそうな生地の分量でしたが無理矢理注いでオーブンへ。
・・・・焼くとふくらむんでしたね、お菓子って。
あぶないところでした。

2007/5/19作 フィナンシェ

味は、まあフィナンシェの味。でも、ふんわり、ではないような。ちょっとコシがあるようなしっかり目の歯ごたえ。
やっぱり大きく焼かなかったのがいけないのかしら・・・。それともレシピが違うのかな。勿論技術も・・・。

泊まりに来ていたイ○○君に3個おみやげに持って行ってもらいました。
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2007春の山菜

2007-06-05 | +きのこ以外

今年は山菜を沢山食べました。これまで知らなかったものも!というのもお友達に頂いてしまったのでした。春はとっくに過ぎにけり、ですが、まとめてご紹介したいと思います。

aiwhasさんから頂いた沢山の山菜。
どれも綺麗に洗って包んであって、本当に有り難いです。野山のものは泥とか枯れ葉とかどうしてもついてしまって、こざっぱりさせるのにとても手間がかかるのに、ありがとうございました!

一番左はセリ。その他は初めてのものばかりです。

セリはきのこと一緒にだし浸しにして頂きました。きりたんぽ鍋にもセリは欠かせませんよね!

シュンラン、ニリンソウ、ユキノシタです。
天ぷらで頂きました。
シュンランは意外と歯ごたえがあります。
ニリンソウは花びらがどうなることかと思いましたが、こわれずにちゃんと揚がりました。

このかわいいニリンソウの塩漬けも頂きました。
とろろ昆布と一緒にお吸い物に。
なんと可憐な!
(とろろの背景色が地味ですね。ワカメの方がまだ鮮やかだったかな~)

左がオケラ、右はアマドコロ。
オケラはゴマ和えそして天ぷらにしました。
こっくりしたコクのある味。なかなかみつからない貴重なものだそうです。ダンナサマが大変気に入った模様。
アマドコロはさやのような部分を剥いてから茹でます。このさやは本来食べないのかもしれませんが、勿体ないのでゆでてみました。ゆで時間は茎・葉より長めなので別に茹でるのがいいと思います。

ゆであがり。
さやはシャキシャキした歯ごたえでほんのり甘くておいしいです。
中心部の青い茎は柔らかくアスパラのよう。そして先端の若葉の重なった部分は心地よい歯ごたえで甘苦い味。
アマドコロ、どこをとってもおいしい!大ファンになりました。

アマドコロ、山盛り食べてみたいものだと探してみました。
なんと発見!育ちすぎのものが大半でしたがいくつかはよさそう。
上段右は茎の部分(色からしてやや育ちすぎですね)。下段左が鞘、右は天辺の葉。別々に茹でました。
食べてみると、かなり苦い!育ち過ぎのせいかな。
aiwhasさんに頂いたものは厳しい冬を経験して、甘く柔らかく本当に美味しいものだったのでした。

幼なじみのユウコちゃんにタケノコと一緒に送って頂いた八重桜。さっと茹でて酢の物にしました。
茹でた瞬間、あっという間に色が褪せてしまうのですが、酢を注ぐと生の時よりも鮮やかな色に!びっくり。
桜の花というと塩漬けしか知りませんでしたが、こうやって簡単においしく頂けるのです。
これは桜の花のゆで汁。ピンクの花なのにゆで汁は薄い黄色。

うらべにさんからも沢山の山菜を頂きました(生の状態の写真がなくて残念)。
右上から時計回りに、セリ卵とじ、クコの葉のごまあえ、クレソンの炒め物(これらの料理は母が)。
そして写真にはないのですがわさびの葉は醤油漬けと粕漬けにしました。
ごちそうさまでした!


みなさんご馳走さまでした!
来年は、アマドコロ、いっぱい採りたいなあ。
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2007ウィーン:コンサート後のお夜食

2007-06-04 | +海外
コンサート終了後、部屋でのんびりお夜食にしました。昼のうちにワイン、サラダ、オリーブ、生ハムなど買っておいたのです。
部屋で食べるのって、楽ですよね~。レストランみたいに温かいお料理は食べられないけれど、楽な格好でいられるし、何より最後に代金やチップを払う心配がいりません。


2007/4/19 宿でお夜食

生ハムはナッシュマルクトで買ったサン・ダニエーレ。ミックスオリーブもナッシュマルクトで。サラダとセリー寄せハム、グリーンオリーブ、ハーブをまぶしたチーズはスーパーで買いました。
そして春といえば忘れてはいけないのは・・・・
 

ホワイトアスパラ!
ゆでたてですよ~。

ソースはないけれど、ゆでただけで十分おいしいです。ほんのり甘くほろ苦いのです。

My鍋で茹でてます。

ナッシュマルクトで6本買って、この日は3本ゆでたのでした。
ナイフで下2/3ほど皮をむき、鍋の都合上短く切ってゆでます。穂先は時間差で、ちょっと後から。
これがMy鍋こと、愛しの電気ポット。
ホワイトアスパラのほか、うずら卵、いんげんまめなど、旅先で色々ゆでてます。
勿論お湯を沸かしてお茶を飲んだりも。

耐熱のビニール袋を利用して、中にも水を入れて湯煎状態にすれば、ソーセージなどの油っぽいものも茹でられるのではないかしら?
●この日のワイン
ウィーンにいるけれどイタリアワインにしてみました。

●2007ウィーン旅程へ

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2007ウィーン:楽友協会ホールでコンサート

2007-06-04 | +海外
音楽の都ウィーンですから、一度は音楽鑑賞に行きたいと思っていました。
ダンナサマは大のクラシックファン。前回はオペラ座で「トスカ」を見たのでした。今回はできれば楽友協会ホールで何かを。
調べてみたら、こんなものがありました。


演目

楽友協会ホールだけれど演奏するのはウィーンフィルでなくてウィーン放送交響楽団(ラジオシンフォニーオーケストラ)。指揮はドミトリー・キタエンコ(当初は35歳の若手指揮者キリル・ペトレンコの予定が交替に)。そしてチェリストのミーシャ・マイスキーも。
演目は「ちょっとFujikaには難しいかも」とダンナサマに言われた現代音楽の古典(?)だとか。
うーむ。
私は音楽全般に疎くて、かろうじて好きなのがバッハなどのバロック音楽。しかも楽器が少ないほど好きで(一番好きなのはチェンバロ)、沢山の音があるオーケストラはちょっと苦手。オーケストラで現代音楽となると、確かに私には理解不能かも~。
でもいいや、とりあえずホールの雰囲気を3次元で楽しめますからね。

到着した翌日、勇んで切符を買いに。
ここで私が大チョンボ(今回の旅行は本当に失敗が多かった)。
ホ○○君もウィーンに滞在していたので、彼もきっとコンサートに行くだろうとつい3枚切符を買ってしまったのでした。けれど確認したらその日はどこか別の町に移動してしまうとか。そして切符は払い戻しできない・・・・。

ダンナサマの知り合いみんなに声をかけてもらったのだけれど、誰一人、タダであげる、といってももらってくれる人もいません。自分のミスだけれどイライラしてきます。
そこではっと思い出したのが宿のオーナー。オーナーの奥さんは音楽家だし音楽学校の教授だから、音楽好きで時間のある知り合いが一人位ならいるかもしれません。結局オーナーに1枚もらってもらいました。


さてさて演奏会当日。
あまりに歩きすぎて、全身、特に足腰が痛みます。おしゃれ服とおしゃれ靴に宿で着替えたものの、あまりの痛さに3歩歩まず。
結局上はおしゃれ服だけど靴はショートブーツ(お買い物用)、という組み合わせで出かけて行き、現地で履き替えました。


2007/4/19 楽友協会ホール外観

コートを着ている場合、クロークで預ける必要があります(有料)。おそらく座席が狭いので、ふかふかしたコートがあると着席のじゃまになるからではないかしら。
ドレスの女性は、どうしても上に何か着ることになりますから、小銭を用意しておくといいかも。

いざ有名なホールへ!


ホール内部


天井


パイプオルガン

あちこちが、というかどこもかしこも金色に輝く華麗で優美なホールです。そして驚いたのが大きさ。というか小ささ。ウィーンフィルの本拠地だし、世界に名の知れた楽友協会大ホールだというのにとてもこぢんまりしています。そういえばオペラ座の時も意外と小さいな、と思ったのでした。
私が行ったことのあった日本のホールは、厚生年金大ホールなどいわば現代建築ばかり。そういうところは観客収容数が桁違いなのですね。こちらのホールは中学校の体育館に椅子を並べたような小ささです。


舞台が広げられています

ステージも小さめで、今回などは座席を一部取り外し、台を追加してステージを広くしてありました。RSOは大所帯なのかな。

我々の席はParterre, Reihe32, Platz5,6という番号で、1階正面席(平なところにある席)最後部真ん中付近。別の観点からみると、立ち見席のすぐ前。後ろは結構にぎやかでした(演奏中、ごとーん、と音がして、恐らく誰か倒れてしまったよう)。
前には柱が1本あって、ちょっと視界の邪魔に。
選べるのであれば31列あたりがベストポジションではないかしら。


プレゼントした隣の席に誰か来るだろうか(もしかしたら来ないかも)とわくわくしていたら、なんと若くてハンサムなお兄さんがやってきました!

休憩時間などにちょっとお話したところ、彼はピアニストのよう。時によっては一日中ピアノを弾いているし、ベッドサイドには楽譜がおいてあるとか。いつも考えるのは音楽のことばかりで、夢の中でもピアノを弾くのだそうです。
すごい!ほんもののピアニストとお話できるなんて。
どんな手なのか気になって仕方ありませんでした。でも、意外と普通の、小さめの手。手の大きさは彼よりもダンナサマや私の方が大きいくらいです。

住まいの隣人とうまくいかないこともあるとか。
練習の音が気になるのかしら?と聞いたら、どうも音楽家のライフスタイル自体気にくわないようだとか。意外ですね。音楽の都なだけに、市民はみな音楽家のファンなのかと思っていました。私は自分が全くの音痴なだけに、楽器が演奏できる人は無条件で尊敬してしまいます。

この若きピアニストは、ダニエル・シューベルトさんというお名前。作曲家のシューベルトと同じ名字ですね。
一緒に写真を撮らせてもらいました。


若きピアニスト Daniel Schubert氏と

ピアノの練習で忙しくて髪を切るひまもないのかな、とか思ったけれど実は大違い。写真を、と言ったら、「ちょっと待って!」と鏡を探して髪を整えているのです。スタイリッシュな方だったのでした。私なんて鏡をみたらなるべく眼をそらすようにしてしまうのに・・・・。

何十ユーロ損したかと思ったけれど、本物のピアニストとお話できてよかったです。
そのうち日本に演奏会に来たりしないかな~。


そうそう、この日の演奏会ですが、えーと、やはり私にはちょっと難しい音楽もありましたが、それでも美しい演奏を楽しめました。
ダンナサマによると、抑制の利いたよい演奏だったとか。ミーシャ・マイスキーのチェロも綺麗でした。休憩をはさんだ後半にはチェロが登場しなかったのが残念。


このあと再び靴を履き替えて歩いて宿に帰り、買ってあったワインとチーズとサラダで余韻を楽しみつつお夜食にしたのでした。

●2007ウィーン旅程へ

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2007ウィーン:服地屋さんで半日

2007-06-04 | +海外
4/19の午後は、布地屋さんに行きました。4/18にキッチン雑貨などを見ながらマリアヒルファー通りをぶらぶらしていたら、たまたま見つけたお店。

母は洋裁が趣味なので、なにか面白い生地を見つけたら買って来て、と頼まれていたのです。私自身はほとんど洋裁できないのですが、布をみるのは大好き。
ニースにはB品を沢山売っている生地屋さんがあってあのときはほこりにまみれながら何時間も過ごしました。そして今回も・・・。

2007/4/19 布地屋さん

間口は狭いけれど奥にずーっと店が広がっています。
2階にも売り場があって、シルクタフタというのかしら、紬調のものとか、ウェディングドレス用の各種生地など高級品もおいてあります。
2階の一角にはデザインブック(ミラノコレクションとかの写真も!)と机椅子が置いてあって、お店の人に相談できるようになっています。

 
別の片隅は

2階の片隅はB品セール売り場になっていました。この写真がそう。とても安いのでなにか買いたいと思ったのだけれど、薄くて透けるような化繊の生地が多くて、母に言わせると薄い生地は縫いにくいそうなので結局あきらめました。
でも今思うとちょっと買ってみてもよかったかなー。買う前に何メートル、とお店の人に頼んで切ってもらわなくてはいけなくて、それがちょっと億劫で買いそびれてしまいました。

結局買ったのはこんな布。

つるつるしたポリエステル。
焦げ茶と白の大きな模様です。

薄いシフォン生地。グレー、珊瑚色、緑青色の模様。ところどころ金糸が入っています。どことなく東洋的な柄です。
実物は写真より派手かも。

帰る日、駅まで歩く途中で大いそぎで買い足したもの。
やや厚地の木綿。鮮やかな花模様のプリント。
フランスのマダムは小麦色に日焼けしてこんな柄のほっそりしたパンツをはいて、露出の多いタンクトップを着ていたりします。

写真はあとで
クリーム色の薄地木綿。ところどころ透かし模様が入っています。
"SWISS COTTON 10 years garantee"という文句につられてつい買ってしまいました。
しかも、一袋全部だと2ユーロ/mで、切るなら4ユーロ/m。つまり半分でも全部でも同じ値段。私がどちらを選んだかおわかりになりますよね。
買ったのはいいけれどどうやって使いましょう。かなり薄い生地なのでシーツには向かないと思うのです。

上みっつの布は母にあげてしまいました。どんな服ができるかな?悩んでいるみたいです。
そしてうっかり買った大量の薄地木綿布。これは私の手元に。薄い木綿って、何に使うかしら? 西洋の古いお屋敷などでは普段使わない部屋の立派な家具に薄い布がかかっていたりするけれど、我が家には使わない部屋も立派な家具もないし。
アイデアお持ちの方、アドバイスお願いします~。
 

●2007ウィーン旅程へ

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