みりん粕を冷凍庫で発見したため,久々にビスコッティを作ってみることにしました.
以前は凝って,何度か作りました.
久々のお菓子作りですが,プロセスの少ないビスコッティは,いいリハビリになるかも.
丁度本でみかけたチョコチップ入りに挑戦してみます.
油脂を入れないタイプもありますが,今回は少し(適当に入れてみました).
チョコチップの量も,もとは徳永久美子さんの本『パンとお菓子の本』を参考にしたのですが(粉250gにつき75g),何だか少ない気がして心の赴くままに,適当に追加してしまいました.
■■みりんかす(こぼれ梅)ビスコッティ
■材料(大きめのナマコ型2つ分)
小麦粉 300g
みりんかす(こぼれ梅とも) 90gくらい
ベーキングパウダー 小さじ1くらい
重曹 小さじ半分くらい
砂糖 100gくらい(もっと少なくてもよい)
卵Sサイズ 3個
レモンオイル(レモンの皮をおろしてオリーブオイルにつけておいたもの) 適量
オリーブオイル 適量
カシューナッツ 120gくらい
チョコチップ 100gちょいくらい(これはやや多すぎ)
表面にまぶす用に粉砂糖
■作り方
(1)みりん粕と卵をスティックミキサーでピュレ状にする.その他液体類も全部混ぜる.
(2)粉類に,ナッツとチョコチップを混ぜる.
(3)粉類のボウルに液体を混ぜる.こてっと盛り上がる生地になった.ラップを使ってなまこ状に整形して天板に並べる.
(4)オーブンで30分くらい,生地が生っぽくなくなるまで焼く.
(5)しばらく冷ましておく.
(6)やや温かい程度まで冷ましたら,ナイフでスライスする.私は薄めが好きなのですが,チョコが多いと(柔らかくて)強度が弱まるため大変切りにくい.
切るときの温度が充分低くないと溶けたチョコレートが包丁でこすられて断面が汚くなるので,チョコが柔らかいようならもうしばらく冷ます.
スライスし終わったらすぐに天板に並べ直す.
切ったままにしておくと,やや柔らかいチョコが再度くっつきあってしまう.
(7)140度で20分くらい焼き,そのままオーブンに入れっぱなしにして乾燥させる.
オーブンに入れたところ. |
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焼き上がりと切ったところ. 粉砂糖はおおむね溶けてしまいました. 途中で温度を下げるつもりが忘れたので,すっかりコンガリしてしまいました. 上のナマコのように切ってずっとこの状態にしておくと,チョコが再度くっつきあってしまいます. すぐに平らにならべ直す必要があります. |
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乾燥焼きし終わったところ. 色が茶色っぽいのは,茶色いお砂糖を使ったせいもあります. |
チョコチップ入りのビスコッティは初めてですが,途中に切るプロセスのあるビスコッティの場合は,チョコは少なめがよいと実感しました.
昔,「チップス・アホイ!」というチョコチップクッキーがあったのです.
昔は個包装なんてなくて,箱の中味は確か全部がひと袋に入っていました.
そしてプラスチックトレイの上のクッキーを1個ずつ取り出して裏表チェックしては,チョコの多いやつを選んで(弟と奪い合いながら)食べていました.
チョコチップが少ないクッキーばかりになると,クッキー部分だけ先に囓ってチョコチップ部分はとっておき,チョコ感を凝縮させて楽しんでいました.
チョコチップを入れ過ぎちゃったのは,10歳の私がそそのかしたからだな,きっと.
あの時の私に,このビスコッティをあげたい・・・.
■今後の課題
・チョコチップは多すぎない方が作業が楽.チョコが多いと薄くスライスしにくい.
・カシューナッツはくせがないので,割と印象弱め.
・フェンネル入りにするつもりが今回忘れたので,次回は是非.
・レモンオイルは入れすぎるとよくないかも.
・表面に粉砂糖をまぶすのであれば,生地の砂糖はもっと減らした方がよい.
・まだみりん粕はあるので何度も作ってみましょう.
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