採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

バターなしフルーツケーキ

2023-02-15 | +お菓子(西洋)

昨シーズンのカット干し柿が、冷凍庫にありました。

カット干し柿

冷凍する前の段階で、しっかり粉を吹いていた状態です。
カチカチではないけれど、噛みしめる感じの固さ。


これを使って、以前から気になっていたケーキを作ってみることにしました。
バターを使わないフルーツケーキなのです。
(何年も前にコピーしたので、もとの本が分からなくなってしまいました)

モリーのケーキ
モリーのケーキ


レシピを転記しておきます。

●材料(900ccのパウンド型1個分)
デーツ 225g
水   275g
様々なドライフルーツ あわせて450g
全粒粉  75g
小麦粉  150g
ベーキングパウダー 小さじ3
スパイス 小さじ1
オレンジ果汁 75cc

●作り方
・鍋に水とデーツを入れて沸騰させる。(おそらくペースト状にする)
・他の材料を入れて混ぜる。
・180度のオーブンで1時間ほど焼く。


バターなしですが、なんか、普通のフルーツケーキっぽい感じですよね。
本当にこんな風になるのでしょうか?
確か「バラブリス」というお菓子もバターなしでこんな感じのフルーツケーキだったような気がします(あまり調べていませんが)。

まずはテストで、少量(小さいパウンド型1本分)、作ってみることにしました。
もとの材料の、5分の2倍。

バターなしフルーツケーキ

カット干し柿から種を取り除き細かく刻み、水で煮たものに、ドライフルーツを混ぜたところ。

ここに粉類を混ぜて行ったのですが、とてもパフパフに粉っぽいため、急遽卵を1個加えました。
焼くというより蒸したくなるような生地の質感だったので、パウンド型には2重のアルミ箔できっちりフタをして焼きました。

バターなしフルーツケーキ

できあがり。
なんかそれっぽくなったかも。

バターなしフルーツケーキ

断面。
本の写真とは違うけれど、割といい感じ。
味も、バターは入れていないけれど、十分お菓子っぽいです。
ドライフルーツがぎっしりで、贅沢な風味。
(特に、即席の紅まどんなピールが、見た目的にも味の点でも効いてる)


これは結構いいかも。
という訳で、今度は残りのカット干し柿を全部使う方向で、量産したのでした。
ところどころちょっと変えつつ

そしたら、なんか、思ってたのと違うのが出来た・・。

バターなしフルーツケーキ
バターなしフルーツケーキ

少々目がつまって、色が濃いめ。
(膨らむかと思ってつけた、哀れな真ん中のくぼみを見て・・・)
前回のものよりも、ベルベデーレぽいというか、クリスマスプディングぽいというか、ずっしり系になりました。

味は、ドライフルーツもたっぷりだしすごいダメということはないのだけど、初回との違いに呆然・・・・。
ダンナサマは、「え、別にいいと思うよ」とフォローしてくれたのですが。
(ちょっと前、一週間ほどブログが書けなかったのは、これで落ち込んでいたせいでした・・・)


この違いの原因はおそらく次の通り。

・初回、とてもパサついた生地だったので、今回つい、水分を多く入れてしまった
 (初回、出来上がりはまあまあだったのに、そちらを無視して、焼く前の生地の質感を変えてしまった。やらなくていいことをした・・・)
・生地の量の割には容器が小さくて、無理に何回も練り混ぜることになってしまった。
・とても湿った生地だったので、焼き時間を長くしたのだが、そのせいでカラメル色になった
・クルミを入れたのもやや生地が重くなった原因かもしれないが、結果的に、このずっしりケーキにはクルミがある方がよかった。

この予想外・ずっしりケーキは、ゆきがかり上、幾人かにお渡ししてしまったのでした・・・。
こういうものだと思って消費して頂けれたのだといいけど・・・・。


いまだに、心の傷がうずく・・・。
何か成功確実のお菓子を作って、気持ちを切り替えようかな!


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