この時期農産物直売所に里芋類が沢山出回っています。
この秋は京芋、八頭を殆ど買わなかったため嬉しくなってつい買ってしまいました。
ふと、春なのに何故?と思ったのですが、分かりました。里芋の植え付け、ムロ(1m程地面を掘って、草やシート、土をかぶせてお芋を一定温度で保存する場所)片付けをする時期だったのです。小芋(孫芋)を植えて、植えなかった分が出回る、という訳です。
というのもその後、My畑のムロを空けてみたら、まるまる4株も発見されたのでした。
4株というのは、お米の10kgの袋に、土と一緒に入れて2つ分になります。
ゴボウ同様、嬉しい発見です。
でも、4株はとても大量です。
八頭や京芋なんて、買っている場合ではないのでした。
とりあえず、買ってだいぶ経つ京芋と八頭の方から片付けなくては。
どうしよう?
「里芋 レシピ」でネットを検索していたら、巡り巡って、タロ芋プリンにたどり着きました。カノム・モーケン、カノム・モーゲン、カノム・モーケーンなどとも呼ばれるタイのお菓子です。
京芋はまさにタロ芋だとも書いてあり、作ってみることにしました。
作り方の参考にしたのはこちらのブログです。
写真入りで詳しく解説が書かれており、とても参考になりました。
復習がてら、作り方をメモしておきます。
■■タロ芋プリン(カノム・モーケーン)
■材料(アルミの焼肉ダレ用容器3つ半分。あとでサイズ確認します)
タロ芋 500g (今回は京芋+八頭、蒸し上がりを計量して500g)
卵(Lサイズ) 4個
バイトーイの葉 (今回は使わず、エッセンスを使用)
ココナツミルク缶 1缶(約2カップ=400cc)
砂糖 3/4カップ
上新粉 大さじ2
蒸した里芋のサイの目切り 適量 (レシピにはないけれど具として使用)
塩 (レシピにはないけれど東南アジアスイーツは塩味が特徴だと思うので)
■今回の私の作り方
(1)タロ芋を蒸し器で十分蒸かす。500g計量する。残りをサイの目に切って2カップ分ほど用意する。
(2)タロ芋、ココナツミルク1カップ、上新粉をスティックミキサーで混ぜる。
あまり滑らかにならない。おはぎのお米部分のような固さ。
これを1/2カップ分取り分けておく。
(3)卵と砂糖をバイトーイの葉で混ぜる・・・けれど葉っぱがないので、バイトーイエッセンスを加え菜箸で混ぜました。
卵液の中で、手を使ってバイトーイの葉を揉み出すようにしたりもするらしいです。
(4)タロ芋ペーストに卵液と、ココナツミルク1/2カップを注ぎ、スティックミキサーで混ぜる(ココナツミルクが1/2カップ残ることになる)。
これを、ザルで漉す。
(5)容器に、最初に取り分けた、ねっとりしたタロ芋ペーストを塗りつける。
更に、サイの目状の里芋も散らす。
なお、ココナツミルクにかなりの油脂分が含まれているので、容器に油を塗る必要はないように思います。
(6)容器に(4)の卵芋液を注ぎ入れ、最後に、残してあったココナツミルクを表面に流し込む。
(7)170度のオーブンで30分程焼く。
レシピにはありませんでしたが、湯煎焼きにしてみました。
温かいうち、もしくは冷やして食べる。
なんだかどたばたして写真がほとんどありません。
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こちらが蒸かしたお芋たち。左の紡錘形のものが京芋(約400g)。 そのほかが、カットした八頭(1kg強)。 蒸かしただけでも美味しいです。 |
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プリンの出来上がり。 (地味です) サイの目のお芋を入れたのは食感に変化が出来てよかったなと思いました。 |
食べてみました。
卵の層は、じょわっと少し水気を感じるプリンです。下層はねっとりした、甘くないお芋ペーストで、所々にポクポクした角切りのお芋があります。
里芋の味はさほど主張しません。
基本的にココナツミルクも里芋も好きなので、私は気に入りました。
(ダンナサマは違ったみたい)
冷やして食べた方が、ココナツミルクの油っぽさを感じにくく、美味しいと思いました。
タイでは里芋でなく皮むき緑豆を使うのが本式だそうです。
アレンジとして、サツマイモバージョンもあるとか。ということはカボチャでもよさそうです。要するに、ホクホク系のデンプン物質なら何でもよさそう。
(里芋を使う場合は、ねっとり系でなくホクホク系がよいかも)
以前、ココナツミルク風味カボチャプリンを作ったことがあります。その時は洋風からのアレンジだったので、カラメルソースを敷いたのでした。
ということは、里芋バージョンでもカラメル仕立てでもきっと合うはず。
里芋の洋菓子方面利用、研究してみようかしらん・・・。
以前作った、タイのもち米のお菓子(カオ・トム・マット)といいこのタロ芋プリンといい、優しいココナツミルク風味がなかなか好みです。ほかにも作れそうなものはないかと気になって、タイのお菓子を検索してみました。
美味しそうな写真は沢山ヒットしましたが、レシピはなかなかありません。
どうやらタイでは、お菓子は買うものであって作るものではない模様。
なるほど、暑い国では外食文化が発達している気がするけれど、お菓子についてもそうなのだわ、きっと。
そしてもうひとつびっくり、タイでは「むやみに間食してはいけません!」というしつけはなされないそうです。お母さんは子供に、「お腹が減ったらいつでも食べなさい」、と言うらしいです。暑くて食欲が落ちがちなので、少しずつでも食べられる時に食べた方がよい、ということなのでしょうか。
心の赴くままに食べている割には、タイの人々はみなスリムな気がするなあ。羨ましいなあ。
暑いから、太ってなんかいられないのだろうか?それとも体質?
(タイのお菓子、毎日食べたいだけ食べていたら、私だったら太るな・・)
比較的近くにタイ食材店があり、週末になるとお菓子を売っています。
1パック400円もしてちょっと高いのだけれど、今度研究のため買ってみよう。
作り方を教われないものかな~。
当ブログを参考にされたとのこと・・・光栄です!
が、はたして参考になったのでしょうか。
タイ語のレシピを元に作りましたが・・・私自身、プロでもないし、お菓子自体をあまり作らないので・・・大丈夫だったのか心配デス。
タイの食材屋さんがお近くにあるのは、羨ましいです~。お菓子が手作り風であれば、店員さんに作り方を教えてもらえるかもしれませんよ!
ブログの記事、興味深いですね。また遊びに来ます!!
辛いものとか、野菜・果物が安くて多いのも、良いのかもしれませんね。
タイのお菓子は、西洋菓子とも和菓子とも全く違っていて、とても面白くてはまってしまいそうです。
お菓子を食べに、タイに行ってみたいです。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
しばらくはタイ出張はなさそうですね。
今度行ったらお菓子の写真を是非!