台南に美味しいパン屋さんがあります。
といっても、私はまだ行ったことがなくて、お友達の行きつけの店。
先日ダンナサマが出張に行った際、お土産に頂いてしまいました。
(クリックするとトースト後) |
ドライマンゴーとお茶のパンは、マンゴーの産地台湾ならではですよね。
ドライマンゴーの切り方がかなり大ぶりで、
「こんなに大きなマンゴーのかけらをひとくちで口に入れてしまうなんて!?」
とためらうほど。
(日本だったら、高級なドライマンゴーは干しぶどうサイズに刻みそうです)
そして、特筆すべきなのは、パン生地の方にお茶を練り込んであるところ。
台湾の烏龍緑茶の粉末だと思います。
烏龍茶って、果物とあわせて頂くと、ものすごくあうなあ、といつも思います。紅茶や日本茶より断然。
(実際台湾でもよく一緒に頂きます)
マンゴーと烏龍茶も相性ピッタリ。それをパンの中で再現していて、秀逸です。
バターを載せてもいいけど、マスカルポーネやフロマージュブランなどの方があう気がします。
干し龍眼と胡桃のパンは、独特のスモーキーな香りと黒糖のような甘さ。
カラメルを入れるタイプのライ麦パンにちょっと似ています。
胡桃が入っているのもナッツ好きには嬉しいところ。
無塩バターを載せて頂くのが、とても合う気がします。
さて、真ん中は、何かわかりますか?
ピンク色に色がつくもので、パンには滅多に入れないもの。
なんと、ドラゴンフルーツ!
ドラゴンフルーツって、ずっと前沖縄でみつけて、珍しさのあまり箱買いしたことありますが、ショッキングピンクのすごい色合いに比べて、風味はおとなしいです。
ショリショリした食感で、みずみずしい味。
類似のものは・・・スイカかな?(むしろスイカの方が甘みが濃く、美味しいです)
その後食べる機会もなく今に至ります。
このパンは、おそらくドラゴンフルーツ果汁を練り込んであるのだと思います。
台湾はドラゴンフルーツの産地だし、気軽に試せるはずなので、季節の味、的な試作品かな、と思いました。
でも食べてみると、意外にも(失礼)美味しい!
ほのかではありますが、「あら?これ何?」と明らかに分かる甘い香りが漂います。
おそらくこれが、ドラゴンフルーツの香り。
ところどころのブルーベリーがきゅっと酸っぱくて、甘い香りのパンを引き締めます。
新商品を出す前には当然試行錯誤をしているはずで、「あんなものをパンに入れるなんて、変なの~」って勝手に思い込んでいてごめんなさい、と思いました。
かなり水っぽいフルーツを水分としてパンに練り込む、というのはとても面白いと思いました。
スイカとか梨とかメロンとか、練り込んだらどうなるんだろう(オレンジなど酸っぱいものは多分発酵の都合上ダメそう)。
意外とイケルかも。