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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ミートローフ

2010-07-15 | +ふたりの日

ミートローフって、私にとってはあまり「素敵でない」存在でした。

アメリカのホームドラマなどで、お母さんが(残りものを混ぜちゃったりもしながらも)御馳走のつもりで作るのに、(あまり仲の良くない)家族はみんなそれがキライで、そして一人がフォークでつついただけで席を立つ、という、結構わびしいイメージがつきまとっています。
(余談ですが、ひとが食事を残すシーンをみるとものすごく気になるのですが、私だけかな)。

ゆで卵を埋め込んだ断面も、いまひとつ、イカさない気がしてしまいます。子供っぽいというか何というか。

同じ挽肉を型に詰めた料理でも「パテ・ド・カンパーニュ」になると、これが途端にあこがれのお料理に。このような偏見は一体どこから?
(フランスのホームドラマを見たことがないからかな。でもフランスのドラマでは、パテ・ド・カンパーニュは「美味しそうなもの」として出てきそうだけれど)

このような偏見を打破すべく、ミートローフに初挑戦してみました。
といっても実は、ムサカの肉種を作っている途中でふと思いついただけなのですが。
炒めた微塵切り野菜と、豚挽肉と、そしてたまたま茹で卵もあったのです。
同じ材料で、もう1品出来た方が得ですよね。

■■ミートローフ
■材料
微塵切り野菜を炒めたもの(タマネギ、セロリ、人参、ヤマドリタケモドキ)
豚もも肉(塩をしてピチットで絞めておいたものをFPにかける)
揚げエシャロットの鴨脂漬け(台湾で買ったもの) (モモ肉なので脂を追加した)
生卵 1個 (野菜多めでも卵を入れるとつながります)
シェリー酒
ゆで卵 2個
塩、コショウ、タイム微塵切り
ローリエ
■作り方
(1)炒めた野菜、肉、鴨脂、生卵を練り混ぜ、味付けする。
少量をとって電子レンジでチンして味見する。
(2)型にバターを塗り(塗らなくてもいいかも)ローリエを入れ、その上からたねを1/3ほど詰める。殻を剥いたゆで卵を2個並べ、更に上から種を詰める。上にもローリエをのせる(香り付け)。
(3)湯煎で焼く。生地が型から離れ、楊枝で刺した際に透明な液体が出てくれば出来上がり。


特にレシピも調べず適当に作ったので、自己流パテ・ド・カンパーニュと似たような作り方になりました。違うのは、レバーやハツが入らないところかな?
あと、今回野菜も多めでした。これではまとまらないかも、と生卵1個の助けを借りました。

小さくて、でも卵がすっぽり収まる高さの型は・・・と迷ったのですが、実はとってもいい型を持っていたことを思い出しました。

2010/07/07ミートローフ

卵2個が丁度収まって、まさにミートローフにぴったりの型でした(onoさんありがとうございました!)。

2010/07/06ミートローフ

ラタトゥイユを添えて、メインディッシュに。

実はこのミートローフ、半分くらいは野菜(特にキノコ)で出来ているのだけれど、お肉料理っぽく見えていいわ~。

2010/07/06ミートローフ

作ってみると意外と便利なもので、なんとお弁当(ダンナサマ用)にもなりました。

ごはんの上の白いものは、お友達から頂いたおから(超美味!ふみえさんありがとうございます!)。右のピンクの棒状のものは、デザートではなくズイキの酢の物です(楽子さんありがとうございます!)。

味なのですが、本当のミートローフのことはよく分かりませんが、タイムの香りもしてさっぱりしてなかなかよかったです。
食べかけで席を立つほど不味いものではないと思うんだけどな。
(きっと料理ではなく家族の人間関係の方に問題があったんだな)

そして味の重要なポイントが、(私が軽視していた)ゆで卵!
白身のシコシコした食感が、挽肉のソフトな食感とあいまって、かなり美味しいです。
このミートローフから卵を抜いたらかなり寂しいものになってしまいそう。
もしこの「めだま」のような見かけが好きになれないとしても、粗く刻んだゆで卵の白身を入れる方が、絶対美味しいと思います。
また作ろう!

コメント (5)
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