ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅(2)

2012-10-26 | 奨学金授与の旅

★10月6日(私事ですが、結婚28年目の記念日)

 女性でアオサイのある人は、それに着替え
 フォーマルな装い。
 皆さんとってもお似合いで美しかった。

 
 私も出かける前に、
 Aさんのアオサイを拝借して
 写真に残させていただきました。

キムソンB訪問

 
 授与式で、校長先生はじめ、他のスタッフの
 若さに驚きました。

 ←校長先生

 ←先生方
 子ども達の生き生きした表情、きらめく瞳に
 感激です。
 ついつい、我が日本の高校生と比べてしまいました。

 厳しい環境だからこその意欲なのか?
 生徒さんの言葉の中に

 「厳しい条件の中で一生懸命勉強して、
  次の世代に繋ぎ、社会に貢献できるように
  なりたい」

があり、意識の高さに驚きました。

 

 奨学金を受ける人の選考は、
 成績と家庭の状況を考慮して子供たちで
 決めているとのこと。

 生徒たちは、自分のことだけ考えていうるのではなく、
 他の生徒の厳しい状況など、理解した上で
 この選考が、成立しているのだと感動しました。

午後は、チャト・ビンの訪問
 バスでは、入れない道を行かなくてはならないので
 ワゴンカーに乗った人と、
 先生たちのバイクの後ろに乗せてもらっての
 訪問です。

 

 授与式のとき、前に生徒たちが並び

 その生徒の一人が、Aさんを見ていました。
 その視線を感じたAさんも
 「一昨年一緒に歩いた子だよね、覚えてる?」
と確認。
 2年越しの再開です。
 彼は、中1から中3になっていたのです。

 
 二人は再会を喜び合い、ハグしていました。
 こんなドラマカがあるのですね。(素敵)

 この学校の子ども達は、あどけなく
 目がキラキラ していて、
 生き生きとした印象です。
 人懐っこい子もいれば、遠巻きに見ている子もいて
 その辺は、どこの国も一緒かと思いました。
 先生方は、日本のティーンエイジャーのように
 見えました。(若い~)

 

 学校の近くに、
 Kさんのおじ様の家があり、
 Kさんのご先祖様の陵を
 お参りさせていただきました。

 
 ベトナムでは、ご先祖様をこんな風に
 祀っているのだと知りました。

 学校の近辺は、のどかなベトナムの風景。
 こんなところで一日のんびりするのも
 良いなぁと思いました。

                     

 (以上、K.K.)


☆☆☆ 【心の底から】 VYSAチャリティーコンサート2012 ☆☆☆

2012-10-26 | ベトナム

 在日ベトナム学生青年協会(VYSA)が、今年もチャリティーコンサート「心の底から」を開催するそうです:



☆☆☆ 【心の底から】 VYSAチャリティーコンサート2012 ☆☆☆

 日時 : 2012年11月4日、午後3時30分 ~午後6時
...
 場所 :
六本木ヒルズ ハリウッドプラザ ハリウッドホール5階
東京都港区六本木6-4-1

 アクセス :
日比谷線「六本木」駅 C1出口より徒歩1分
大江戸線「六本木」駅 3番出口より徒歩3分

 アクセスマップ : http://www.hollywood.ac.jp/access/index.html

会費 : 無料

その他 :
* コンサート終了後は親睦会を行います。(45分程度)
** ハリウッドプラザは全館禁煙です。ご注意ください。

不明な点がございましたら、幹事までご連絡ください。
連絡先 : nhachoituthien2012@gmail.com

チャリティーコンサートへの招待状

~ 心の底から ~
「大切なのは、私たちがどれだけの行動をするのかではなく、
それをするのに、どれだけ愛を注いでいるかです。」

桜の里・日本で働いたり、勉強したりしている多くのベトナム人にとって、この土地は第2の故郷となっています。母国の文化に恵まれながら、愛情溢れる日本社会で成長することができ、本当に幸せに感じています。

日越両国の愛情を起源とした強い繋がりを示すため、今年も例年通り在日ベトナム学生青年協会(VYSA)がチャリティーコンサート「心の底から」を開催する運びとなりました。コンサートの寄付金の全てはチャリティーの目的として、VYSA慈善基金を通してベトナムの北部の山岳域で貧困な生活を送っている子供たち、中部で災害を受けた方々および日本の生活に困っている学生たちにお届けします。

出演者:VYSAの文化部
共演  :ホンベットバンド、タイン・タオ歌手等

皆様がコンサートを鑑賞し、支援してくださる事を心より願っております。

実行委員会


ドクさんの子どもたちが、3歳になりました。(ベトナム)

2012-10-24 | ドクさん

 ドクさんご夫妻のお子さんが、あした、3歳の誕生日を迎えます。

 PHU SI (フ・シ)君とANH DAO (アン・ダオ)ちゃん(家で呼ぶ場合などはニックネームでそれぞれ FUJI と HANA と呼んでいます)です。

 写真が送られてきたので、紹介します。
 かわいいですね~。

←ご両親といっしょで、みんな、うれしそう。

 ←仲がいいねー。

  ←かっこ、つけちゃって。

 ←日本の和服がよく似合う。

←HANAちゃん、すてきだよー。


FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅

2012-10-22 | 奨学金授与の旅

★10月5日
 FUJI教育基金の奨学金授与の旅に初めて参加。
 ワクワクドキドキの朝。

 私とAさんが二人で出かけると、
 雨、それも大雨になる確率が高い、
 電車の乗り越しも、何度となくあるのです。
 成田空港まで無事に着くのでしょうか?

 Aさん曰く、
 「空港までは、すべて葛城さんに
 任せているから、何も考えてない・・・」
とのこと。

日暮里駅から成田空港
 日暮里駅で、スカイライナーに乗ろうとしていたら
 LさんKさんとお会いました。「ホッ」

 A、「あ~安心した。無事に成田に着けるね、
     もう、何の心配も要らない・・・」ですって。

 私のことをまったく信じてない御様子。
 私としても、「ほっ」としたのは事実です。

 空港に着くと、Mさん、O御夫婦、が待っていました。
 続々と、Tさん、Fさん、Mさんも登場し、
 時間に遅れることなく、そろった皆さんです。

 搭乗時間前に、お買い物。
 私は娘に頼まれていたものを購入し、
 搭乗口に行こうとしていたら、
 Lさんが、何かお探しの様子(?)

 聞いてみると、搭乗券を無くしたとのことでした。
 Lさんは、ポケットやらバックの中を探しましたが
 見つからず、再発行となったのです。
 (Lさん、お疲れ様)

ハノイ・ノイバイ空港への機内
 飛行機は、女性4人が並び、お喋りはさまざまな
 方向に進みました。
 4人の席の前は、通路で人通りが激しいところです。
 (足は伸ばせるので楽)

    
 ある女性がO奥様の前を通りながら、
 ビールをこぼしてしまいました。
 そのぶつかった女性、
 なんと言ったと思いましか?
 女 「あっ」――それだけ。
 女性4人で「わっ、ひどい濡れちゃった」 と
 言ったのですが、なんと聞こえないふり・・・

 私は、耳をダンボにして、
 AさんFさん、O奥様の話を聞いていました。
 最も面白かったのが、
 Fさんがベリーダンスのショーをご覧になって
 「踊っていると、胸が四角に動くのよ」
の表現でした。
 4人して大うけ大笑いです。

 それを、私よりもっと耳をダンボにして
 聞いていたのが、Kさん。
 飛行機を降りた後、
 「ずいぶん楽しい話題だったね」
と、ぼそっと話していました。

 Kさんといえば、飛行機の隣の席は、若い女性。
 ベトナムの人みたい・・・
 その彼女とは、ベトナム語を話せることを隠し、
 英語で会話していたそうです。(フフフ・・・)

ニンビンへ
 ハノイ空港に降り、M2さん、Nさん、Tuさん、
 Idさん、Nさん、Iwさんと合流しました。

 空港からは、バス移動。
 いきなり異国の景色。

 

 地平線まで続いているような一面の水田。
 流れの無い川、アヒルの群れ、

 
 編み笠ノンをかぶって作業する人たち。
 「わ~ベトナムだぁ」と感激。

ニンビン市のホテル
 夜はきれいなホテルでお食事。
 私は空芯菜の炒め物が大好き。
 ちゃんと出てきてくれて嬉しい。

 

 この旅で、毎回こんな食事だと・・・危険だわ。
 Aさんは、2キロ太ってもいいと思ってきてるとのこと。
 私も、気にせず食べようと心に決めました。

 部屋に戻り、私がお風呂に入っている間、
 他の皆様は、明日会う生徒さんたちへの
 お土産の仕分けをしていたのです。

 
 私、手土産も用意せず参加しなくてごめんなさい。

 いよいよ明日は、キムソンBとチャト・ビンの
 訪問です。ワクワク・・・
 そうこうするうち、
 日本時間で言ったら
 夜中の12時になっていました。(ZZZ・・・)


FUJI教育基金・奨学金授与実績(1991‐2013年度)(ベトナム)

2012-10-17 | 奨学金 中学生 学校 通学 困難

FUJI教育基金は、2012-2013年度の奨学金291,000,000ベトナムドン(7月初めの為替レートでは、約1,135,610円)を奨学生に授与しました。

10月6日、ベトナム北部ニンビン省にあるキムソンB高等学校、チャットビン中学校を17名で訪問し、授与式を行いました。

キムソンB高校での授与式 ↓

  

     

            

チャットビン中学での授与式 ↓

  

        

              

また、翌7日はチャットビン中学校の奨学生40人とバス2台に分乗してクック・フォン国立公園へ行き、交流しました。

 

 

 


   1991-1996年度…………151名

   1996-1997年度…………58(+13)名

   1997-1998年度…………81名

   1998-1999年度…………112名

   1999-2000年度…………112(+7)名

   2000-2001年度…………112(+5)名

   2001-2002年度…………112名

   2002-2003年度…………100名

   2003-2004年度…………100名

   2004-2005年度…………120名

   2005-2006年度…………120名

   2006-2007年度…………145名

   2007-2008年度…………145名

   2008-2009年度…………145名

   2009-2010年度…………145名

   2010-2011年度…………145名

   2011-2012年度…………165名

   2012-2013年度…………185名

    合計…………………2,253(+25)名


 現在、ベトナム南部では、

    CTN:カントー(CAN THO)大学

    AG:アンザン(AN GIANG)大学

    NDC:グエン・ディン・チュウ(NGUYEN DINH CHIEU)中学校

    VTS:ボー・ティ・サウ(VO THI SAU)高校

 北部では、

    CB:チャットビン(CHAT BINH)中学校

     2011年度からキムソン B高校

へ、奨学金を授与しています。

 


 

 1991年、日本に在住している元ベトナム留学生たちが、母国ベトナムでせっかく入学したのに経済的困難のため勉強をつづけられない学生が少なくないことを見かねて、奨学金制度を設けることにしたのが、FUJI奨学金の始まりで、その後、趣旨に賛同した日本人も加わりました。当初は毎年、交流のあるカントー大学の学生20人に奨学金を授与していました。

 1995-96年度からカントー大学では、他からも奨学金を受け入れることが多くなってきたこともあって、この年度から奨学金の対象を、アンザン省チャウドック市にあるTHU KHOA NGHIA(ツ・コア・ギア)中・高等学校に、さらに2002-03年度から北部ニンビン省キムソン県チャット・ビン村のChat Binh(チャット・ビン)中学校に、2006-07年度からアンザン省のアンザン大学に広げ、現在にいたっています。なお、ツ・コア・ギア校は生徒数が急増したため、2001-02年度からグエン・ディン・チュー中学校が独立し、FUJI奨学基金は両校に奨学金を贈ってきました。その後、ツ・コア・ギア高校は所得が比較的高い家庭の生徒が多くなったため、より困難な生徒が多いチャウドック市のボー・ティ・サウ高校を2008-09年度から対象に加え、ツ・コア・ギア高校への奨学金は2009-10年度を最後に使命を終えることにしました。

 設立当初は、毎年、寄金をあつめ、あつまった金額で奨学金として給付していましたが、1996年、趣旨に賛同する人も増えてきたのを機会に、一定金額を基金として拠出し、その運用益を奨学金として給付する「FUJI奨学基金」を設立しました。これによって、継続的・安定的に奨学金を給付できる条件を整えることができました。2006年から、奨学金の給付に加え、広く、教育に役立つ事業を行うことにし、会の名称を 「FUJI教育基金」と改称しました。