謹啓 Fuji教育基金の皆様
アンザン大学運営委員会の皆様
私はファム・ティ・ミー・ズエンと申します。私は昨年度、アンザン大学水産養殖学科の4年生時に奨学金をいただきました。
本日、私は、過去何年にもわたって、私たち多くの学生の、年間を通して継続的に勉強したいという想いを擁護し、援助してくださっているFuji教育基金の奨学金授与式典に参加された基金の皆様、ならびに私たちがこの奨学金をいただける条件を作ってくださった諸先生方にもう一度心からの感謝を申し上げたく、お手紙をしたためました。
Fuji奨学金はさまざまな困難な状況下にある多くの学生たちにとって非常に有意義な奨学金の一つとなっています。この奨学金のおかげで私たちはその状況を乗り越えるための信念を持つことができます。とりわけ私にとりましては奨学金をいただけることは喜びであり、幸せなことです。勉強に疲れたときなど、それを克服する大きな力となっています。だからこそ、本日、私はFuji教育基金の皆様と諸先生方に心からの感謝の言葉を申し上げますとともに皆様や先生方に私の喜びをも共有していただけたらと切に思います。
私は、自らのすべての教育課程を完了し、いい成績で大学を卒業しました。現在、家族を助けるために仕事を探しています。今、卒業できたことは喜びでもあるのですが、一方で、いつ仕事が探せるのか分からないという不安も感じています。いくつかの企業などに求職申請書を提出したのですが、未だに面接の呼び出しがありません。私が就職に当たっての望むことは、私の専門領域である水産分野で安定した仕事を見つけたいということだけです。
皆様にお会いしてから随分時間が経ってしまいましたが、私は皆様方の優しさ、熱心さ、そして楽しかったことを今もよく覚えています。私たちは奨学金をいただいた以外にも皆様から非常に有意義な贈物、つまり皆様の実に温かい思いやりのお気持をいただきました。
私たちは、Fuji教育基金が今後、ますます発展し、より多くの学生が勉学上の困難を克服できるよう援助してくださることを切に望んでいます。
最後に、Fuji教育基金の皆様、諸先生方のご健康、ご幸福、ご成功を謹んでお祈り申し上げます。私はFuji教育基金の皆様や諸先生方が私たちに示してくださったお心にお応えすべく常に一生懸命仕事に奮闘したいと念じています。
謹んでご挨拶申し上げます。
ファム・ティ・ミー・ズエン
(Pham Thi My Duyen)
注) この学生は2011-2012年度の奨学生。