アンザン大学のリーさんから、感謝の手紙が届きました。
紹介します(出井さん訳)。
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感謝状
FUJI教育基金の皆様
グエン・ミン・リー(NGUYỄN MINH LÝ)と申します。
今年6月までアンザン大学農業・天然資源学部農村開発学科に在籍し、貴基金の奨学金をいただいておりました。
卒業後、私はベトナムと日本の合弁会社であるアンジメックス・キトク(ANGIMEX – KITOKU)有限会社に就職し、現在、日本米(稲)生産室のスタッフとして働いています。
これまでの約2ヶ月間のなかで、与えられた仕事を、迅速に、しっかり把握するよう努めてきました。
私は、この室での仕事が大好きです。
なぜなら(大学で勉強してきた)私の専門的知識レベルに非常に合っているからです。
私は、ほんとうに幸運な人間だと思います。
といいますのは、大学在学時に日本のFUJI教育基金の奨学金を授与され、そして今、ベトナムと日本の合弁企業であるアンジメックス・キトク会社で働いているからです。
どうやら、私と日本の人たちとはお互いに深いご縁があるようです。
ですから、近い将来、会社から与えられるであろう仕事を立派にやり遂げるよう努力し、常に自らのレベルを向上させ、会社がますます発展するよう努力をしたいと思います。
そしてまた、FUJI教育基金の皆様とアンザン大学が私にもたらしてくださったものを受け取るにふさわしい人間になるよう、さらに努力していきたいと思います。
最後に、皆様のご健康、仕事や生活面でのご成功をお祈りしています。
同時にFUJI教育基金のますますのご発展をお祈りするとともに、困難な環境にある学生たちが勉学優秀な学生になれるよう、貴基金が常に支援してくださることを願っています。
心からのお礼を申し上げます。
ロンスエン、2011年9月10日
グエン・ミン・リー
注)「KITOKU」は、木徳神糧株式会社(きとくしんりょう)で、東京都江戸川区に本社を置く米穀製品専門の商社である。1991年8月にベトナム産米の取扱いを目的として、アンジメックス・キトク合弁会社(ベトナム・ホーチミン市、後にアンジメックス・キトク有限会社に社名変更、ロンスウェン市に移転)を設立。10年ほど前からアンザン省で日本のブランド米の種籾を輸入し、農家に契約栽培させている。栽培した米は、日本米として香港、フランス等に輸出されている。