ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

ベトナム・ベンチェ省での農業支援活動が、4月5日(金)午後7時から、テレビ朝日系列で放映されます。

2013-04-02 | ベトナム

 伊能まゆさんから、下記のお知らせがあったので、ご紹介します。
 伊能さんはNPO「Seed to Table~ひと・しぜん・くらしつながる~」(http://seed-to-table.org/about.html)を2009年7月に設立し、ベトナムの人々とともに食・農・地域づくりの活動に取り組んでいます。 
 FUJI教育基金では、伊能さんを第14回総会(2009 年7 月11 日)にお呼びして、「ベトナムでの活動~これまでとこれから~」と題する講演をしていただきました。

       *        *        *       *
 4月5日(金)午後7時からABC(朝日放送)が制作し、テレビ朝日系列の3時間スペシャルで放送される番組
  「世界の村で発見!こんなところに日本人」
のなかで、ベンチェ省での活動の様子が紹介されることになりました。詳細は以下をご確認ください。

 http://asahi.co.jp/konnatokoroni/

 2月末に女優の高木美保さんがベンチェ省まで来てくださいました。バラエティー番組なので、どんな風に描かれているのか、不安が残りますが、すでに「まな板の上の鯉」状態なので、何ともしようがありません。お恥ずかしい限りですが、お時間が許す方はご笑覧頂ければ幸いです。

 また、ベンチェ省塩害の被害について、NHKの「アジアインサイト」という番組の取材を受けさせて頂くことになりました。ベンチェ省の塩害の様子と私たちの活動の様子が紹介される予定です。放送日など詳細については、後日、改めてご報告させて頂きます。

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 なお、伊能さんの活動は、テレビ東京の「地球VOICE]第115回でも紹介されたことがあります:
 http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyu-v/back115.html

 伊能さんの略歴は、下記のとおりです:
1997年3月に明治大学文学部卒業後、渡越。日本のNGOが実施していた事業や学術調査に翻訳・通訳、調査者として参加し、ベトナムの北部から南部の農村を歩く機会を得る。2000年4月に一橋大学社会学研究科博士前期課程に入学。2001年より1年間、少数民族であるヌン民族の村に滞在し、共有林の管理をテーマにフィールド・ワークを実施。博士前期課程を修了後、2003年4月に日本国際ボランティアセンター(JVC)に就職し、ベトナム・ホアビン省で実施されていた住民参加型農村開発・環境保全事業の担当となる。2005年6月より2009年3月末までベトナム事務所代表、2009年4月末にJVCを退職。2009年7月に「Seed to Table~ひと・しぜん・くらしつながる~」を設立。


☆☆☆ 【心の底から】 VYSAチャリティーコンサート2012 ☆☆☆

2012-10-26 | ベトナム

 在日ベトナム学生青年協会(VYSA)が、今年もチャリティーコンサート「心の底から」を開催するそうです:



☆☆☆ 【心の底から】 VYSAチャリティーコンサート2012 ☆☆☆

 日時 : 2012年11月4日、午後3時30分 ~午後6時
...
 場所 :
六本木ヒルズ ハリウッドプラザ ハリウッドホール5階
東京都港区六本木6-4-1

 アクセス :
日比谷線「六本木」駅 C1出口より徒歩1分
大江戸線「六本木」駅 3番出口より徒歩3分

 アクセスマップ : http://www.hollywood.ac.jp/access/index.html

会費 : 無料

その他 :
* コンサート終了後は親睦会を行います。(45分程度)
** ハリウッドプラザは全館禁煙です。ご注意ください。

不明な点がございましたら、幹事までご連絡ください。
連絡先 : nhachoituthien2012@gmail.com

チャリティーコンサートへの招待状

~ 心の底から ~
「大切なのは、私たちがどれだけの行動をするのかではなく、
それをするのに、どれだけ愛を注いでいるかです。」

桜の里・日本で働いたり、勉強したりしている多くのベトナム人にとって、この土地は第2の故郷となっています。母国の文化に恵まれながら、愛情溢れる日本社会で成長することができ、本当に幸せに感じています。

日越両国の愛情を起源とした強い繋がりを示すため、今年も例年通り在日ベトナム学生青年協会(VYSA)がチャリティーコンサート「心の底から」を開催する運びとなりました。コンサートの寄付金の全てはチャリティーの目的として、VYSA慈善基金を通してベトナムの北部の山岳域で貧困な生活を送っている子供たち、中部で災害を受けた方々および日本の生活に困っている学生たちにお届けします。

出演者:VYSAの文化部
共演  :ホンベットバンド、タイン・タオ歌手等

皆様がコンサートを鑑賞し、支援してくださる事を心より願っております。

実行委員会


第62回 チャリティー杉並文化フォーラム(小栗久美子:トルン+杉良太郎:講演)

2012-09-24 | ベトナム

 平成24年11月3日(土・祝)に、東京都杉並区にある杉並公会堂で、「第62回 チャリティー杉並文化フォーラム」があります。
 内容は、

 第1部 演奏 「神秘的なベトナム・トルンの調べ・・・」
   小栗久美子:トルン
   森川拓哉:ヴァイオリン・ピアノ
   立岩潤三:パーカッション

 第2部 講演 「福祉・想いのままに」
   杉 良太郎

 ☆特別活動報告「ベトナムとミヤンマーの子どもたち」
   ジュンコ・アソシエーション

です。(詳しくは、http://www.geocities.jp/suginami_bm/

 杉並文化村は、「JUNKO スクール」の活動を支援しています。


  明治学院大学国際学部3年生だった高橋淳子さんは、ゼミで東南アジアの経済発展について研究中でした。夏に旅行でベトナムを訪れた彼女は現地の人々の優しさを感じるとともに、途上国の貧しさに直面し、「ベトナムの貧しい子どもたちのために何か役に立ちたい」という強い想いを胸に帰国します。
 その想いをレポートにまとめ、再びベトナムへ赴こうと思っていた矢先の1993年12月、交通事故に遭いこの世を去りました。

 彼女の遺志を生かそうと、ご両親は淳子さんの積み立て貯金や集まった香典を提供します。
 彼女の遺志が末永くベトナムの地に残るように、ベトナムの子どもたちの笑顔のために、この基金と江橋ゼミの仲間達がはじめた「JUNKO Association」が集めた大学内の募金により、1995年9月、ベトナム中部の都市ダナンに近いクァンナム省ディエンフォック村の小学校が立派に改築され、村人は感謝を込めてこの学校を「JUNKO SCHOOL」と名づけました。


フリマ・ベトナム雑貨販売~ベトナム・ワークキャンプ~(2012年1月7日)のご紹介

2012-01-05 | ベトナム

2011年のFUJI奨学金授与の旅にハノイから参加し、旅の記録を寄せてくれた高階さんが、あさっての1月7日に、フリマ・ベトナム雑貨販売をします。


フリマ・ベトナム雑貨販売~ベトナム・ワークキャンプ~

目的:
 1. ベトナムワークキャンプの資金集め (イベント、下見、キャンプなど)

 2. ベトナムの障がい者施設・団体、ワークキャンプの紹介
 日時:2012年1月7日(土)12:00~16:00
 場所:高円寺(東京都杉並区)のカフェ (高円寺駅から徒歩6分) Petite soeur de Francois (プティットゥスール デゥ フランソワ)  http://cafe-master.com/cafes/koenji/petite_soeur_de_francois

販売物:
 ・ベトナム製の刺繍の入った小物入れ、ポーチ、ハンドバッグなど
 ・ベトナムの手作りカード
 ・その他海外の小物など


 高階さんは、ベトナムのハンセン病療養所・回復村におけるワークキャンプの実施を目的として、ハノイに滞在して活動しています。
 このワークキャンプは、ベトナム・中国・日本を中心とした若者が道路などのインフラ整備を必要とする療養所や村に泊まり込み、一つ屋根の下で寝食を共にしながら労働作業を行い、村人(ハンセン病回復者)の生活環境を整え、また、約1~3週間の共同生活・共同作業を通じて、キャンパー(参加者)は村人やその家族、地域の人々、そしてキャンパー同士と出会い、向き合い、そして交流を深めることを目的としています。
 こうした活動の母体は、フレンズ国際ワークキャンプ(Friends International Work Camp)です。
 ワークキャンプ運動は、第一次世界大戦後、戦争により荒廃した欧州でキリスト教フレンズ派の人達(クウェーカー教徒と呼ばれる)により「平和のための義勇軍」として始められ、それが第二次大戦後に、AFSC(アメリカフレンズ奉仕団)の手によって日本にもたらされました。その後、水害被災地や、海外等でのキャンプを重ね、日本の独自の組織としてFIWCという名のもとにAFSCから1950年代に分離・独立しました。
 FIWCは一般市民、学生による非政府組織(NGO)であり、いかなる政治・宗教団体とも一切関係はありません。
 詳しくは、以下のHPをご覧ください:
   http://blog.canpan.info/maripo
   http://vietnamworkcamp.com
   http://fiwc.jp/index.html


FUJI教育基金・奨学金授与実績(1991‐2011年度)(ベトナム)

2011-11-06 | ベトナム

 FUJI教育基金は、2011-2012年度の奨学金268,346,625ベトナムドン(7月初めの為替レートでは、約1,060,295円)を奨学生に授与しました。

 1991‐2011年の20年間に奨学金を授与した生徒・学生の人数は、延べ2,000人を超えました

ご寄付いただいた皆さまに御礼申し上げます。


   1991-1996年度…………151名

   1996-1997年度…………58(+13)名

   1997-1998年度…………81名

   1998-1999年度…………112名

   1999-2000年度…………112(+7)名

   2000-2001年度…………112(+5)名

   2001-2002年度…………112名

   2002-2003年度…………100名

   2003-2004年度…………100名

   2004-2005年度…………120名

   2005-2006年度…………120名

   2006-2007年度…………145名

   2007-2008年度…………145名

   2008-2009年度…………145名

   2009-2010年度…………145名

   2010-2011年度…………145名

   2011-2012年度…………165名

    合計…………………2,068(+25)名


 現在、ベトナム南部では、

    CTN:カントー(CAN THO)大学

    AG:アンザン(AN GIANG)大学

    NDC:グエン・ディン・チュウ(NGUYEN DINH CHIEU)中学校

    VTS:ボー・ティ・サウ(VO THI SAU)高校

 北部では、

    CB:チャットビン(CHAT BINH)中学校

     2011年度からキムソン B高校

へ、奨学金を授与しています。


 1991年、日本に在住している元ベトナム留学生たちが、母国ベトナムでせっかく入学したのに経済的困難のため勉強をつづけられない学生が少なくないことを見かねて、奨学金制度を設けることにしたのが、FUJI奨学金の始まりで、その後、趣旨に賛同した日本人も加わりました。当初は毎年、交流のあるカントー大学の学生20人に奨学金を授与していました。

 1995-96年度からカントー大学では、他からも奨学金を受け入れることが多くなってきたこともあって、この年度から奨学金の対象を、アンザン省チャウドック市にあるTHU KHOA NGHIA(ツ・コア・ギア)中・高等学校に、さらに2002-03年度から北部ニンビン省キムソン県チャット・ビン村のChat Binh(チャット・ビン)中学校に、2006-07年度からアンザン省のアンザン大学に広げ、現在にいたっています。なお、ツ・コア・ギア校は生徒数が急増したため、2001-02年度からグエン・ディン・チュー中学校が独立し、FUJI奨学基金は両校に奨学金を贈ってきました。その後、ツ・コア・ギア高校は所得が比較的高い家庭の生徒が多くなったため、より困難な生徒が多いチャウドック市のボー・ティ・サウ高校を2008-09年度から対象に加え、ツ・コア・ギア高校への奨学金は2009-10年度を最後に使命を終えることにしました。

 設立当初は、毎年、寄金をあつめ、あつまった金額で奨学金として給付していましたが、1996年、趣旨に賛同する人も増えてきたのを機会に、一定金額を基金として拠出し、その運用益を奨学金として給付する「FUJI奨学基金」を設立しました。これによって、継続的・安定的に奨学金を給付できる条件を整えることができました。2006年から、奨学金の給付に加え、広く、教育に役立つ事業を行うことにし、会の名称を 「FUJI教育基金」と改称しました。

 


南シナ海での領有権問題で、日本在住ベトナム人が中国に抗議行動

2011-06-26 | ベトナム

南シナ海での領有権問題は、昨年のASEANでも論議されていますが、中国が軍事的な対応をしていることで、問題が複雑化しています。

中国がベトナム調査船への妨害活動などを行っていることに対して、日本在住のベトナム人が、中国への抗議行動を行いました:

「都内で25日、日本に住むベトナム人約200人が、南シナ海(South China Sea)の2つの諸島をめぐる領有権問題で緊張が増す中国に抗議し、デモを行った。主催者によると、日本国内に居住するベトナム人がデモを行ったのは初めてだという。

共に共産主義国であるベトナムと中国の関係はこの数週間、豊富な石油が埋蔵している可能性がある南シナ海の西沙(パラセル、ベトナム名ホアンサ)諸島(Paracel Islands)と南沙(スプラトリー、ベトナム名チュオンサ)諸島(Spratly Islands)および周辺海域の領有権をめぐって対立している。

ベトナム政府は、中国船舶が、南シナ海で資源調査を行っていたベトナムの探査船に突進したり、別の探査船のケーブルを切断したとして中国を非難した後、同海で実弾演習を実施。今度はこれに中国が対抗して同じく3日間の軍事演習を行うなど、応酬は激化している。」(
http://www.afpbb.com/article/politics/2808627/7424565?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

写真は都内で行われた日本在住ベトナム人のデモ:2011年6月25日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA)


ベトナム水上人形劇、7月に日本公演

2011-06-13 | ベトナム

 ベトナム水上人形劇 Dong Do Water Puppet Group が、今年も日本にやってきて、公演します。「2011東アジア児童青少年フェスティバル」の一環です。

               *       *

 2011年7月29日(金) 午前11時~12時/午後2時~3時 の2回公演

 会場:羽村市生涯学習センター ゆとろぎ (会場地図はここをクリック

 主催:日本国際児童青少年舞台芸術フェスティバル実行委員会

 料金:2,000円(大人)、1,000円(小学生~高校生)

 ベトナム水上人形劇は、伝統的な舞台芸術のひとつで1000年の歴史があります。ベトナム農民達が自然環境と彼らの農耕生活基盤を利用して創造した舞台であり、演目もベトナム田園の出来事を取り上げています。操り師は表に出ず、水と人形がおりなす舞台進行はあたかも人形が息をしているかのように生き生きして見えます。

 約5分の演目を15話上演します。

 羽村市生涯学習センター (http://www.hamura-tokyo.jp/event/?id=300053&cd=819)をご覧ください。

 


ベトナム黄色ツバキとクク・フオン国立公園

2011-02-02 | ベトナム
 先週ベトナムから戻ってきました。
 ほとんど毎年行われるベトナム「黄色ツバキ」の調査の旅でした。

 今回は北部地域と中部ゲイアン省までで、予想外、例年にない寒さに見舞われて大変苦労しました。
 日本の気温とあまり変わらないのに、地方の簡単な宿泊施設ばかりなので、暖房設備らしい設備はほとんどないこともあり、つらい思いをしました。

 ただ行き先々に目指しているツバキが見つかり、花も沢山咲いてくれて、寒さを吹っ飛ばしてしまうほど楽しかったのです。
 ご参考までいくつかの種の写真を載せましたので、是非ご覧になってください。
 
 
 
 
 
 
 赤いものはハイドゥンツバキで、これもベトナム北部原産のベトナム特有のツバキです。
 
 


 また、クク・フオン国立公園の霊長類保護センターにも行きました。
 
 
 

 将来、自然界に放すために育てられている白い尻尾の尾長猿の写真も、ついでにご覧ください。
 可愛いからです!

ルーン

ベトナムのアジア象を保護する写真展・バザーに行ってきました。

2010-11-20 | ベトナム
 きょう、《ベトナムのアジアゾウ保護 ヨックドン森の会》主催の「ベトナムのアジア象を保護する写真展・バザー」に行ってきました。
 

 去年に比べて、ベトナムの写真がいっぱい展示してありました。
 

 ベンチェの子どもたちが制作した刺繍も販売されていました。
 

 あれっ?! どこかで見た写真がある、と思ったら、2年前のFUJI奨学基金の「奨学金授与の旅」でいっしょに遠足したチャットビン中学の生徒たちの写真でした。藤村さんが撮った写真です。
 

 さらに、その隣には、今年の「奨学金授与の旅」のとき宮本さんが撮影した写真もありました。
 

 この写真展・バザーは、今月28日まで開かれています。
 詳しくは、ここを見てください。

洪水被害にあったベトナム中部の村に、救援物資を届ける

2010-11-11 | ベトナム
 先ほど洪水被害にあったベトナム中部地方ハティン(HA TINH)省 ブクアン(VU QUANG)郡フオント(HUONG THO)村で、被害者の救援活動をしてきました。
 フオント村はラオスとの国境沿いにある村です。

  ←フオント村
  ←被害にあった住宅

 日本留学の元ベトナム留学生が、仲間たちと知り合いに呼びかけてお金を集め、救援物資を調達し、現地の720家族全員に、それぞれお米(10kg)、ノート(2冊)、ペン(1本)と現金 VN$200,000 (約800円)を差し上げました。

  ←トラックに救援物資を積んで届ける

  ←トラックから救援物資を下す

  ←打ち合わせ光景

  ←村の人に救援物資を渡す準備

   ←フオント村の人たちに救援物資を渡す

(ルーン記)

ベトナムのアジア象を保護する写真展・バザー

2010-11-06 | ベトナム
今年も、ヨックドン森の会の写真展とバザーが行われるようです;

   *     *     *

写真展とバザー
「ベトナム・ゾウ・子どもたち」


 ・ベトナムのアジアゾウ保護のためのエコツアー参加者による写真展。
 ・同時に、アジアゾウ保護基金のためのバザー開催。
 ・ベトナム雑貨、ベトナムコーヒー、ハス茶、現地の子どもたちの刺す刺繍絵、
  ベトナム製アクセサリーなど安価で販売。

主催:ベトナムのアジアゾウ保護 ヨックドン森の会
   代表 新村洋子 (03-3394-1723)

開催日:2010年11月15日(月)~11月28日(日)10時~18時

会場:まちの駅みどり(旧みどり書房)
  杉並区本天沼2-5-1 Tel: 03-3399-2186
  荻窪駅北口③乗り場バスで「日大二高前」下車すぐ前

FUJI教育基金第15回総会

2010-07-29 | ベトナム
FUJI教育基金第15回総会を、2010年6月26日(土)に開催しました。

 総会では、「2009-2010年度事業の総括と次年度計画」「ベンチェプロジェクト」などについて審議しました。

 2009-2010年度奨学金  2009-2010年度は、南部と北部の対象6校の奨学生145人に、1億7,020万ドン(約851,000円)の奨学金を授与しました。
 この他、中高校生に、ノートや筆記用具などの学用品を45,000,000ドン(約225,000円)寄贈しました。
 また、「奨学金授与の旅」を2009年10月6日~13日に参加者数13人で実施し、南部5校の奨学生に奨学金を授与し、生徒・学生との交流を行いました。

 2010-2011年度奨学金計画  2010-2011年度は、ベトナムの物価高の現状と当基金の預金利息の余裕状況等を勘案し、奨学金を若干増額することを決めました。

 2010年「奨学金授与の旅」計画  今年度の「奨学金授与の旅」は北部を対象とし、2010年10月7日より14日まで予定しています。
 運営委員会は、今回の「旅」の際に、奨学生の勉学・生活環境を知るためのアンケートを実施し、今後の奨学金活動の参考資料とすることを計画しています。
 また、ニンビン省のある高校も訪問し、奨学金授与対象拡大の可能性の有無を調査する予定です。
 今年ベトナムでは、年明けから南部解放35周年、ハノイ(旧タンロン)遷都1000年のキャンペーンが行われ、ハノイ市中心部のホアンキエム湖の辺には“祝ハノイ遷都1000年”の記念日(10月10日)まで「あと○○○日」の巨大な電光掲示板が据付けられ、祝賀ムードが日増しに高まってきています。今回の旅では、ベトナムの人々と一緒に祝賀気分に浸り、可能ならば記念式典にも参加し、その後、“海の桂林”ともいわれる世界遺産のハロン湾にある島に泊まる計画です。

 ベンチェプロジェクト  2006年から実施してきた、ベンチェ省の障害を持つ子供たちの自立教育支援事業(刺繍技術習得)「ベンチェプロジェクト」を、ここでひと区切りとして、今年度で終了することにしました。
 当プロジェクトは、宮本運営委員の個人的な寄付金を核として、また大石芳野顧問のお力添えによるAVON社等からの寄付金、さらに多くの支援者からのさまざまな形での寄付金を礎として、当基金運営委員等の支援実施面での協力を得て、ベトナム戦争時の米軍の枯葉剤等の影響による障害を持つ女性たちの経済的自立支援に力を注いできました。
 この4年間の支援総額は323,337,500ドン(約200万円)で、特別支援児学校を卒業した「すべて聾唖、身体障害」の女子の刺繍レベルアップクラス、および在校生の刺繍クラスの先生方の費用をまかなってきました。
 その結果、多くの生徒たちが難度の高い刺繍技術を習得し、2009年の教室では21人の生徒のうち9人が刺繍を職業として、自活への1歩を踏み出すことができるようになるなど、具体的な形で、目に見える形での一定の成果を達成することができました。

 役員改選  任期(2年)満了に伴う役員改選の結果、下記のように決まりました。
   代表 ト・ブー・ルーン
   運営委員:齋藤 博、ファン・マン・カー、宮本典子、宮下八重子、鈴木よ志子
   会計監査:出井富美

総会終了後、恒例の“会員交流・懇親会”を開催しました。ビールやワインの差し入れ、手作りのサマーオレンジケーキやクッキー、朝取りの枝豆を持参の会員もおり、仲間っていいな~の思いを実感させられる、実においしくて、楽しい交流・懇親会でした。

  FUJI教育基金・奨学金授与実績(1991‐2010年度)および計画
   1991-1996年度…………151名
   1996-1997年度…………58(+13)名
   1997-1998年度…………81名
   1998-1999年度…………112名
   1999-2000年度…………112(+7)名
   2000-2001年度…………112(+5)名
   2001-2002年度…………112名
   2002-2003年度…………100名
   2003-2004年度…………100名
   2004-2005年度…………120名
   2005-2006年度…………120名
   2006-2007年度…………145名
   2007-2008年度…………145名
   2008-2009年度…………145名
   2009-2010年度…………145名
   2010-2011年度(計画)…145名
    合計…………………1,905(+25)名

 現在、ベトナム南部では、
    CTN:カントー(CAN THO)大学
    AG:アンザン(AN GIANG)大学
    TKN:ツ・コア・ギア(THU KHOA NGHIA)中・高校/高校
    NDC:グエン・ディン・チュウ(NGUYEN DINH CHIEU)中学校
    VTS:ボー・ティ・サウ(VO THI SAU)高校
 北部では、
    CB:チャットビン(CHAT BINH)中学校
へ、奨学金を授与しています。

ベトナム戦争記録映画「ハーツ・アンド・マインズ」「ウィンタ-・ソルジャー」上映のご案内

2010-06-20 | ベトナム
東京都写真美術館で、6月19日から、下記の映画の上映がはじまっています。

上映期間 :2010年6月19日(土)~7月16日(金)
休映日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
料 金 : 一般1,500円(税込)/学生1,300円(税込)/中学生以下・シニア(60歳以上)障害者手帳をお持ちの方1,000円(税込)
■上映時間:≪各回定員入替制≫
6/19(土)~7/2(金)
「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」 10:20(予告なし)/14:35/19:00(予告なし)
「ウィンター・ソルジャー/ベトナム帰還兵の告白」 12:30/16:55
7/3(土)~7/16(金)
「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」 12:15/16:50
「ウィンター・ソルジャー/ベトナム帰還兵の告白」 10:20(予告なし)/14:45/19:15(予告なし)

「ハーツ・アンド・マインズ」 ベトナム戦争の真実
インドシナ戦争後の南北分断に端を発する戦争勃発の原因、アメリカの政治家や官僚たちのエゴイスティックな大義と、1000年以上に渡って他国の侵略を受けてきたベトナム人たちの怒り、最前線から帰還した兵士たちの生々しい証言、村を焼かれ、子供を殺されたベトナムの人々の叫び…。なぜ、アメリカはベトナムと戦うことになったのか?
そして彼らはそこで何をしたのか?
そして、そこでの行為はどんな結果を生み、どんな影響を及ぼしたのか?映画はアメリカ、ベトナム、大統領から庶民まで、賛成派、反対派、戦争を体験したあらゆる層の人々の証言を積み重ね、無意味な戦争の真実を浮かび上がらせていく。
監督はNBC、ABC、CBSといったテレビ局で数々のドキュメンタリー番組を製作してきたピーター・デイヴィス。製作にあたっては、キリスト教会の国家評議会に勤めながらベトナムに2年在住したブレノン・ジョーンズと、ニューヨーク・タイムズやタイム・マガジンで働き6年間ベトナムで暮していたトーマス・C・フォックスをコンサルタントに迎えた。
製作期間は1972年から2年間。製作費100万ドル(当時)をかけ、150時間分ものフィルムを使用した。
74年のカンヌ国際映画祭批評家週間でワールドプレミアが行われ、大絶賛されたものの、当初、配給を行うはずだった会社が政治的報復を恐れて配給を降り、年末になってようやくワーナー映画の配給が決まり、12月20日にロサンゼルス、ウエストウッドのUAシネマで特別上映された。だが、その後、ジョンソン元大統領の政策補佐官ウォルト・ロストウが自分の出演シーンの削除と、上映差し止め要求を裁判所に提出するなど、上映を妨害する行為が相次いだ。製作サイドは再編集を拒否して裁判が行われ、翌年1月22日に最高裁が一般公開を認め、1月30日に一般公開が開始された。
日本では当時劇場公開が見送られ、1975年9月5日にNET(現テレビ朝日)が夜の11時15分から放映し大反響を巻き起こした。1987年12月16日には、HRSフナイよりVHS版ビデオが発売された(既に廃盤)。今回の上映が、日本では初の劇場公開となる。
本作の題名となっている“ハーツ・アンド・マインズ”という言葉は、ジョンソン大統領が行なった演説での「(ベトナムでの)最終的な勝利は、実際に向こうで暮らしているベトナム人の意欲と気質(ハ-ツ・アンド・マインズ)にかかっているだろう」という言葉から取られている。

「ウィンタ-・ソルジャー」ベトナム帰還兵の告白
ベトナム戦争が泥沼化していた1971年初頭、1月31日から2月2日の3日間、ミシガン州デトロイトのハワード・ジョンソンズ・ホテルのホールで、“戦争に反対するベトナム帰還兵の会(VVAW)”の主催により、ベトナムで行われた米軍による戦争犯罪や残虐行為を公の場で証言する“ウィンター・ソルジャー公聴会”が開催された。公聴会には100人を超える帰還兵が参加し、無意味で悲惨な戦争を止め、自分たちの人間性を取り戻したいとの思いから、自分たちが犯し、目撃した行為の数々を生々しく語った。そして、そのすべての証言記録は4月6日から7日にかけて連邦議事録に載せられた。
この映画は“戦争に反対するベトナム帰還兵の会”の企画に賛同した17人の映画人からなる“ウィンターフィルム・コレクティブ”のメンバーが、公聴会の模様を克明に記録し、全米へ、そして世界へと伝えるために製作された。
公聴会には一般の傍聴者をはじめ、全米の主要な新聞社やテレビ局が集まり、取材を行ったが、その公聴会でのあまりにも衝撃的な証言の数々は、地元デトロイトの一部メディアを除き、ほとんど報道されることなく完全に黙殺されてしまう。また、完成した映画は、72年の1月27日にニューヨークで限定公開された後、ベルリン国際映画祭フォーラム部門で上映され、インターフィルム賞を受賞、カンヌ国際映画祭でも上映されて高い評価を受けるが、一般マスコミの大半がこの作品を無視し、批評が掲載されることもほとんどなかった。

詳しくは、公式ホームページ をご覧ください。 http://www.eigademiru.com/

ベトナムのアジア象を保護する写真展・バザー

2009-11-23 | ベトナム
ベトナムのアジアゾウ保護活動 報告会とバザー

 ベトナムのアジア象を保護する会「ヨックドン森の会」を立ち上げ、ベトナム中部高原にあるヨックドン国立公園の保護活動をされている新村洋子さんの「ベトナムのアジアゾウ保護活動 報告会とバザー」が、東京都杉並区本天沼で、2009年11月17日から28日まで開かれています。

  午前9時から6時まで(最終の28日は3時まで)。
  会場は、「まちの駅 みどり」(03-3399-2186)。最寄駅はJR中央線・荻窪駅、日大二中・高の正門前です。
  会場には、FUJI教育基金が援助しているベンチェ特別支援学校の生徒が製作した、憲法9条の刺繍も販売されています。




写真展 ベトナム 象と子供たち

  ベトナム中部高原で象と暮らす村人、そして都会の子供たち
  2009年3月 象保護のためのエコツアー参加者の写真展。
  主催は、「野生動物写真早稲田愛好会」と「ヨックドンの森の会」。
  撮影は、大場敏明・高木靖司・新村洋子。
  開催期間は、2009年11月30日から12月20日まで、
        午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。
  会場は、埼玉県三郷市茂田井740-1「プリント館Do三郷店ギャラリー
                     048-953-2525
      三郷駅から徒歩15分、中央通を南へ、駅前大橋の先。
  なお、期間中の土日に、「象保護基金のためのバザー」(各種ベトナム雑貨・ベトナムコーヒー・ドライフルーツ・アクセサリーなど、格安で販売)があります。