ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

FUJI教育基金奨学金授与の旅2010(ベトナム北部)

2010-10-11 | CB(チャット・ビン)中学校
FUJI奨学金授与の旅2010

 2010年の授与の旅は、ベトナム北部のニンビン省チャットビン中学校を10月8日(金)に訪問し、9日は奨学生たちといっしょにヴァンチン洞(鍾乳洞)へ遠足をしました。

 ハノイは今年、「タンロン・ハノイ建都千年祭」。奈良の1300年祭と呼応した行事も行われています。10月10日は、その祭りのクライマックス。
 ハノイの街は、お祭りムードでにぎわっていました。
(写真は10月7日夜のハノイ市街・ホアンキエム湖)



 8日、ハノイからニンビン省・チャットビン中学へ一行16名、午前7時20分にマイクロバスで出発。ニンビン省の省都ニンビンまで95キロメートル、そこから中学までは30キロメートル弱。
 ちょうど稲の収穫の真っ最中で、ニンビンに近づくにつれ、国道の道端は干している藁と籾で占められている。


 チャットビン中学へ通じる川沿いの道は、マイクロバスがギリギリ走れる狭さ。ここも干している藁が、道いっぱい。


 11時15分に着いたチャットビン中学校では、全校生徒が迎えてくれた。



 早速、40名の生徒に授与式。


 そのあと、人民政府の代表や教員の会会長、新任の校長、副校長達との会談。


 教室では、私たちの基金からお願いしたアンケートに、奨学生たちが一生懸命に記入してくれている。


 翌9日、奨学生たちと、ヴァンチン鍾乳洞への遠足。生徒たちには大型バスで私たちの泊まっているニンビンのホテルまで来てもらい、ここから舗装が不完全な道を揺れながら、1時間で船着場へ。バスに乗る機会が少ない生徒たちのなかには、車酔いしてしまう何人かがいて、かわいそう。
 ニンビンは「陸のハロン湾」と呼ばれる景勝地。そこを舟で30分さかのぼっていく。



 船着場から、さらに30分歩いたところに、ヴァンチン鍾乳洞がある。


 子どもたちは、バスの中では緊張しておとなしかったが、鍾乳洞のなかでは探検で、すばしっこく、飛び回っていた。

 来た道を戻り、国道に出てレストランでいっしょに食事をしてお別れ。


 今年1年、生徒たちが勉強にがんばって、希望に向かって進んでほしい。

 ハノイに戻った10日の朝、統一公園では、ダイエット(?)体操に励む人たちが大勢いた。



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