ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

FUJI教育基金・奨学金授与実績(1991‐2013年度)(ベトナム)

2012-10-17 | 奨学金 中学生 学校 通学 困難

FUJI教育基金は、2012-2013年度の奨学金291,000,000ベトナムドン(7月初めの為替レートでは、約1,135,610円)を奨学生に授与しました。

10月6日、ベトナム北部ニンビン省にあるキムソンB高等学校、チャットビン中学校を17名で訪問し、授与式を行いました。

キムソンB高校での授与式 ↓

  

     

            

チャットビン中学での授与式 ↓

  

        

              

また、翌7日はチャットビン中学校の奨学生40人とバス2台に分乗してクック・フォン国立公園へ行き、交流しました。

 

 

 


   1991-1996年度…………151名

   1996-1997年度…………58(+13)名

   1997-1998年度…………81名

   1998-1999年度…………112名

   1999-2000年度…………112(+7)名

   2000-2001年度…………112(+5)名

   2001-2002年度…………112名

   2002-2003年度…………100名

   2003-2004年度…………100名

   2004-2005年度…………120名

   2005-2006年度…………120名

   2006-2007年度…………145名

   2007-2008年度…………145名

   2008-2009年度…………145名

   2009-2010年度…………145名

   2010-2011年度…………145名

   2011-2012年度…………165名

   2012-2013年度…………185名

    合計…………………2,253(+25)名


 現在、ベトナム南部では、

    CTN:カントー(CAN THO)大学

    AG:アンザン(AN GIANG)大学

    NDC:グエン・ディン・チュウ(NGUYEN DINH CHIEU)中学校

    VTS:ボー・ティ・サウ(VO THI SAU)高校

 北部では、

    CB:チャットビン(CHAT BINH)中学校

     2011年度からキムソン B高校

へ、奨学金を授与しています。

 


 

 1991年、日本に在住している元ベトナム留学生たちが、母国ベトナムでせっかく入学したのに経済的困難のため勉強をつづけられない学生が少なくないことを見かねて、奨学金制度を設けることにしたのが、FUJI奨学金の始まりで、その後、趣旨に賛同した日本人も加わりました。当初は毎年、交流のあるカントー大学の学生20人に奨学金を授与していました。

 1995-96年度からカントー大学では、他からも奨学金を受け入れることが多くなってきたこともあって、この年度から奨学金の対象を、アンザン省チャウドック市にあるTHU KHOA NGHIA(ツ・コア・ギア)中・高等学校に、さらに2002-03年度から北部ニンビン省キムソン県チャット・ビン村のChat Binh(チャット・ビン)中学校に、2006-07年度からアンザン省のアンザン大学に広げ、現在にいたっています。なお、ツ・コア・ギア校は生徒数が急増したため、2001-02年度からグエン・ディン・チュー中学校が独立し、FUJI奨学基金は両校に奨学金を贈ってきました。その後、ツ・コア・ギア高校は所得が比較的高い家庭の生徒が多くなったため、より困難な生徒が多いチャウドック市のボー・ティ・サウ高校を2008-09年度から対象に加え、ツ・コア・ギア高校への奨学金は2009-10年度を最後に使命を終えることにしました。

 設立当初は、毎年、寄金をあつめ、あつまった金額で奨学金として給付していましたが、1996年、趣旨に賛同する人も増えてきたのを機会に、一定金額を基金として拠出し、その運用益を奨学金として給付する「FUJI奨学基金」を設立しました。これによって、継続的・安定的に奨学金を給付できる条件を整えることができました。2006年から、奨学金の給付に加え、広く、教育に役立つ事業を行うことにし、会の名称を 「FUJI教育基金」と改称しました。