ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

大石芳野写真展の案内

2009-09-22 | ベトナム

 FUJI教育基金顧問の大石芳野さんの写真展をご紹介します。
 お時間がございましたら、ぜひお立ち寄りください。

「祈りを織る ラオス――不発弾と生きる」大石芳野写真展
   http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s2/09100902.html
★東京会場
 2009年10月9日(金)~15日(木)
        
10:00~19:00(最終日14:00)
  【大石芳野トークショー開催
    10月10日(土)午後4時~5時30分
    フジフイルムスクエア2F コミュニケーションスペース
    (午後3時30分受付開始 先着順 着席60名)
 富士フイルム フォトサロン/東京
 (http://fujifilmsquare.jp/guide/access.html)
 港区赤坂9-7-3 フジフイルム スクエア2F
      (東京ミッドタウンの一部です)
 03-6271-3351
 ●都営大江戸線「六本木」駅と直結
 ●東京メトロ日比谷線「六本木」駅より徒歩4分
 ●東京メトロ千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分

★大阪会場
 2009年11月6日(金)~12日(木)
        10:00~19:00(最終日15:00)
 富士フイルム フォトサロン/大阪
 (http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/)
 富士フイルム大阪ビル1F

「沖縄に活きる」大石芳野作品展
 http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2009/20090929.html
 2009年9月29日(火)~11月1日(日)
        10:00~17:00 入場無料
 毎週月曜日休館(祝・祭日は開館)
 JCII PHOTO SALON
 千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
 ●東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 5 番出入口より徒歩 1 分
 ●東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
 ●都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」<WBR>半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
                         (S)


ベトナムから来日・ドクさん講演会:枯葉剤被害者支援・モニュメント建設のつどい

2009-09-22 | ドクさん

 2009年9月21日、明治大学リバティホールで、「枯葉剤被害者支援・モニュメント建設のつどい」があり、ベトナムから来日されたドクさんも、講演しました。
 350人ほどの参加者で会場はいっぱい。FUJI教育基金の会員も数名、聞きにいきました。
 その様子を報告します:

【中村梧郎さんの講演】  最初は、写真家・中村梧郎さん(http://www.goro-nakamura.com/japanese/photo_exhibition.html)の「枯葉作戦とはなんだったのか」で、中村さんが撮影した写真、米軍が撮影した写真のスライドを映しながらの講演でした。

 先日、カリフォルニアであった枯葉剤についての国際シンポジウムに、30年以上枯葉剤問題に取り組んでいるからと中村さんが招待されて、基調講演をしたときのこと。
 市民、研究者だけでなく国防総省の役人も参加したこの会議で、非常な反発を覚悟して枯葉剤に対する米国政府の役割を批判した話をしたところ、会場から拍手がわきおこったそうです。
 米国がかわりつつあるのを実感しているという話が印象的でした。

 それに対して、一昨日、成田空港で報道陣とともにドクさんの到着を待っていたときのこと。
 若者が中村さんに、タレントのだれを待っているのかと訊ね、ベトちゃん・ドクちゃんのドクさんだと教えたところ全く知らず、枯葉剤作戦のことを説明したら、タレントじゃないのかと言ってどこかへ行ってしまったそうです。
 世代が若くなり、ベトナム戦争のことを知らない人たちが大勢いるという認識で、この問題を考えていかなくてはならないという感想を話していまし<た。

 中村さんが写した、枯葉剤で枯れ木となったマングロープの林のまんなかに立つ1人の子供「カマウの枯れ死の森 Destroyed mangrove forest in Cape Ca Mau, South Vietnam, 1976」。
 この写真をセラミック製の壁画モニュメントにして、HCMの戦争証跡博物館に永久に展示しようというというのが、本日の講演会のタイトルにある「モニュメント建設のつどい」の趣旨のひとつでした。

【ドクさんの講演】   つづいてドクさんの講演がありました。
 ベトさんと一緒だったときの思い出、平和村で自分より重い障害をもった子供たちを励ますことに頑張っているいまの生活、まもなく自分の子供をもつ喜びを語り、これから、障害をもっていても活動を広げられるように、という抱負を述べられました。 

 また、「こうして、私が東京に来て皆さんと交流できているけれど、こういう交流がもっともっと広がってほしいのです。」

 「僕はどこへ行っても平和を呼びかけます。皆が平和の中に生きていけるように皆さんにも是非平和を呼びかけていただきたいのです。」
 そして、ぜひベトナムに来て、平和村を訪れてほしいと、とのことでした。

 「東京に来て皆さん、とりわけ日本赤十字社や京都の先生に感謝しています。いろいろと助けていただきました。」と、日赤への感謝のことばがありました。

【アーサー・ビナードさんの講演】   そのあと、日本語で詩をつくり、中原中也賞や講談社エッセイ賞を受賞している日本在住アメリカ人アーサー・ビナードさん(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89)の講演がありました。

 中村梧郎さんの著書『母は枯葉剤を浴びた』の冒頭にある「どうして、なんで」という疑問から、話が始まりました。大きな疑問だけれど、一部の人にとって、答えは単純=「儲かるから」だ。

 そして、平和についての2つの定義の紹介がありました:
 「戦争と戦争のあいだのつかの間の静謐な時間」
 「戦争を仕掛けようとしている人たちが、次の戦争を考えている準備の時間」。
 後者は、ベトナムを一昨年おとずれたとき、HCMを案内してくれたガイドのことば。

 枯葉剤は、1967・68・69年に、農薬としての使用とは比べものにならない量がベトナム戦争で消費され、莫大な儲けを化学会社にもたらした。いま、同じ構造が、遺伝子組み換え食品をめぐってある。

 長くなりましたが、新鮮な刺激を受けた講演会でした。(S)

 

 


アンザン大学(ベトナム)奨学生タオさんから卒業式の知らせ

2009-09-07 | アンザン大学

アンザン大学奨学生のタオさんから、うれしい知らせが届きました。
8月末に、卒業式を迎えたそうです。


そして、FUJI教育基金に、以下の手紙を寄せてくれました:

皆さん
 大学で卒業式に参加したばかりです。大変楽しかったです。
 私に対する皆さんからの今までのご支援を感謝しております。
 私と友人に対する皆さんの強いご関心と厚いご支援を忘れることはありません。
 卒業式の写真数枚をお届けさせていただきます。
 FUJI 基金のご発展と皆さんのご成功をお祈りいたします。
  タオ



 おめでとうございます。