ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

「FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅」の報告-2(滝本)(ベトナム北部ニンビン省)

2012-11-21 | CB(チャット・ビン)中学校

チャット・ビン中学校の訪問

  学校まで大型バスで行けないために先生方が小型車やバイクで途中まで迎えに来ていた。

  

  学校には午後3時頃に着いた。生徒40人全員と先生及び関係機関の皆様が教室で迎えてくれた。授業も終わっていたので校内は静かだった。

  

  
  (以前、生徒達に家庭や生活、学費等を調査した結果が栞にあります。)

1 奨学金の授与式
 (a)タク校長

    
  歓迎のあいさつと学校の紹介があった。
  学校創立38年、現在の生徒数は230人。

 (b)キム・ソン郡党委員会書記

        
  11回目の訪問に感謝の意を表された。
  奨学金は学校全体の学力向上になっているとの挨拶があった。

 (c)FUJI教育基金(宮下)

    
  教育基金の紹介と生徒達への思いを伝えた。

 (d)チャット・ビン地区党委員会書記ワンさん

   
  チャット・ビン地方政府を代表して、チャット・ビン中学の生徒に関心をもってくれたことへの謝意が表された。そして、教育レベルが上がったとの報告があった。

 (e)生徒代表
  奨学金に対する感謝の挨拶があった。

       

――きょうは、奨学金をいただき、自慢できる思いです。
 学校に来るのが誇りです。
 学校に来て、新しい知識を増やせることに感謝しています。
 FUJIの人たちは、去年、日本に大きな災害があって、経済的にもたいへんだったのに、私たちに関心をもって学校を訪問していただき、感謝します。
 精神的な面でも、私たちのがんばろうという気持ちが一歩進み、私たちへの励ましになります。
 私たちは、がんばって勉強します。
 そして、次の世代の生徒たちにもこの幸福を与えてもらうことを希望します。――

2 奨学金の授与

  奨学金(120万ドン/人)は参加メンバーから40人の学生に手渡された。
  3年連続で奨学金を受けた生徒を尋ねたところ、11名が手を挙げた。

  

  

  

3 先生たちとの意見交換

  式終了後に先生たちと同じ会場で意見交換を行った。

  
  校長先生は、16年目になる。ニン・ビン省の出身。
  現在生徒は232人、先生は26人いる。クラスは8クラスで、1クラス30人弱である。

)生徒数の減少について
  1夫婦子供2人までとの国策により減少している。

)授業について
  教室も増設されて、午前・午後の2部制の授業は無くなった。
  校舎も増築されて、施設も標準的になっている。

10月7日(日)

 チャット・ビン中学校の生徒、職員の皆さんとバス2台に分乗して、クック・フォン国立公園にハイキングに行った。

  
 約2時間の行程で車酔いをした生徒もいた。
 石灰岩の洞窟、

  

 千年樹がある原生林、

  

 絶滅危惧種になっている霊長類(手長猿、尾長猿)の仲間を保護している施設等を見学。

   

   
 普段は平坦な水田地帯に住んでいる生徒たちにとって、自然林は印象に残ったと思います。
 湖のほとりの施設で、昼食を食べ、

   

   
 公園で別れて、

  

 ハノイにバスで移動。

   

   

   
 ホテルチェックイン後、みんなで夕食に出かけましたが、午後ハノイに到着し、ホテルで合流予定だった佐野さんと桃田さんをうっかりホテルに忘れてしまいました。大変申し訳ございませんでした。



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