ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

FUJI教育基金・奨学金授与の旅【2007年10月13~18日】

2007-12-17 | ベトナム
【2007年10月13日】  
チャウドック市場へ行く。
ホテルをチェックアウト。
11日にスワン学長と食事をしたロンスエンのレストランで昼食を取り、ひたすらホーチミン市に向かう。
ミトーのドライブイン前で刺繍クラスの先生と待ち合わせ、製品を受け取る。ええーと思うほどの量の製品をバイクに積み、ベンチェから運んでこられた先生に脱帽。
サイゴンホテル着。
日本から1名合流。夜間、関空へ1名、成田へ4名帰国。一部の製品を日本へ持ち帰るため成田組が預けようとしたら14kgオーバー、これくらいまけるよう交渉したら10kgおまけで4kg分払えとのこと。1名のトランクを機内持ち込みにして、結局ただになる。それぞれ無事帰国。

【2007年10月14日】 
コンソン島コンダオ島)へ、かわいいプロペラ飛行機で行く。上空から見たメコン河は道かクリークかよくわからない色で、どこもかも水浸しのように見える。河口は茶色く濁り、ここまでが川の水、ここからが海の水との境界線があり、上から見ると判別できる。
しばらくすると島が見えてきて、いちばん大きな島に回りこむように着陸したが、滑走路は島のくびれたような平らなところにあり、オーバーランしたらそのまま海に突っ込むような小ささだ。海沿いをたどり、ホテルのある中心部へ行く。古いフランス風の建物が多い。
(コンソン島のメイン・ストリート)
大きな“ももたまな”の木が生い茂り、さほど暑さは感じられず、過ごしやすい。しかし海辺で湿気は高い。
屋根付きのテラスで昼食をとり、博物館や虎の檻を見学に行く。
(コンソン島の刑務所前)
穏やかなベトナムの人たちの中に、これほどの反骨精神、独立心が潜んでいたのかと驚かされる。
夕食は、ぱりぱりに焼いたライスペーパーに、ハーブやナッツの刻んだものと少し骨っぽい挽肉の混ざったものをのせて、頂く。海蛇の肉であった。

【2007年10月15日】 
島の市場へ行く。魚屋には、まさしく熱帯魚が並んでいる。はさみで上手に裁いている。市場の中ほどに食堂がある。おこわや、芋羊羹のようなものも売っている。奥の八百屋は、蔓を食べるサツマイモの茎や野菜も変わったものがある。主婦には楽しい場所だ。
その後、虎の檻で亡くなられた方たちのお墓に行く。ジャンヌダルクのような女性(ボ・テイ・サウさん)の墓を詣でた。
囚人に作らせた未完成の橋を見学した近くで、ラタンを見た。籐と訳されているので藤蔓を連想していたが、棘だらけの羊歯のお化けのようなものだ。
島の反対側の漁村へ行き、蟹をとる仕掛けを見たり、漁をする大きなざる舟や海蛇をさばいているところを、面白く見学した。女の人たちが円陣を組んでトランプをしたりしている片隅で干し蝦の殻をむいていて、その場で購入する。帰りに海水浴を楽しむ。

【2007年10月16日】 
コンソン島よりホーチミン市に戻り、フォーのお店で昼食。蕃レイシ釈迦頭)が、とても美味しかった。
戦争博物館(戦争証跡博物館)を見学。
夕食はスコールの中、ベトナムのお好み焼き(バイン・セオ)を頂く。

【2007年10月17日】 
午前中は美術館を見る。インターナショナル・スクールの子供たちが見学に来ていて、五月蝿いこと。裕福な家庭の一人っ子が多くわがままに育っているらしく、今まで会ってきた子供たちとは、人種が違うような気がする。
フランス映画に出てきそうな昔のエレベーターがあり面白い。ステンドグラスも綺麗だ。窓から見える家々の裏側も面白い。
バイキングの昼食。日本であまり食べられなくなったタニシなどの食材も味わう。
渦巻きの線香で有名な中国のお寺(ティエン・ハウ寺:Chua Thien Hau)を見て、ベンタン市場へ行く。
ホテルに戻り、ドクさんの新居を訪問。
ベトナム最後の夕食を生演奏つきで頂く。待望の“美しき昔”をリクエスト。その後、空港へ向かい、深夜、関空、成田へ出発。

【2007年10月18日】 
早朝、無事関空、成田着。   (記録藤村知子)
 

FUJI教育基金・奨学金授与の旅【2007年10月12日】

2007-12-17 | チャウドック
【2007年10月12日】
FUJI奨学基金を通じて建設を援助した幼稚園、中学校、建設中幼稚園等を見学。
ツ・コア・ギア高等学校へ行き、奨学金を授与。
 奨学金授与式の様子は別途報告
高校生6人と中華の店で昼食。鶏にしては少し骨が細いなと思われるから揚げが出る。これは何かと学生に聞くと、“クウェ”(蛙)であった。
水上生活をして魚(鯰の仲間)の養殖をしているところを見学。ここの犬はタイリッジバックの血を引いているらしく、背中の毛並みが逆立ち興味深い。
その後、回教徒のチャンパ族のところへ行く。雨期のため周り一面が水浸し。、機場も水で作業できず、見学は中止。モスクの脇のみやげ物店で布の買い物をする。
5名がホーチミンへ一足先に帰るため、別れる。残った一行で、一面の雨期のメコンの凄さを見ようと、サム山の頂上を目指したが、バスが大きいので上がれない。
バイクタクシーと交渉したが、料金を吹っかけてきたので登るのをあきらめ、ミーハーさんのいる山の幼稚園を訪問。
その後、ハーさんのいる中学校も見学。建物が老朽化して使えない教室もあり、援助を望んでいるらしい。校庭が日本と比べ狭いので、体育などはどうしているのだろう? 木も植わり、石もある狭い校庭で、子供たちは走ったりボールをけったりしていた。
ホテル近くのレストランまで、夜のチャウドックをぶらぶら歩いていく。これまで強行軍で、1名が軽い熱中症にかかる。

FUJI教育基金・奨学金授与の旅【2007年10月11日】

2007-12-17 | カントー大学
【2007年10月11日】
水上マーケットへ行く。船着場が変わっていて、探しているうちに時間が少し遅くなり、賑わいが少なかった。帰りに、日本のODAで建設中、突如崩壊した橋

を見に行く。
その後、カントー大学に行く。
 カントー大学での奨学金授与式の様子は、別途報告
その後、ロンスエンアンザン大学に行く。
 アンザン大学での奨学金授与式の様子は、別途報告

元気なアンザン大学学長ボ・トン・スワン先生と夕食を共にする。

若いマンゴーの漬物が好評。上流で取水をするため水量が年々少なくなり、何年か後にはロンスエンあたりまで海水が上がって来るようになるという。稲作もできなくなり、景色が一変するだろうとのことで、生活にも困ることになる。
チャウドックへ向かう。新しい国営のチャウ・フォー・ホテルに泊まる。ここは換気があまりよくなく、洗濯物が乾かない。

FUJI教育基金・奨学金授与の旅【2007年10月10日】

2007-12-17 | ベンチェ
【2007年10月10日】  
まだ雨期が明けていないので、サイゴン川より昇る朝日は、雲で見ることはできなかった。けれども、ホテルの窓からは、昨年には見られなかったビルが建っているのが見え、ホーチミン市もどんどん変わっていくのだろう。
一路、ベンチェの職業訓練校へ向かう。時折り、激しいスコールに遇う。
ベンチェの刺繍クラスを見学。
 ベンチェの報告は別途
昼食は水上レストランでいただく。その後、ミトーへ戻らず、カントーへ直接向かう。車は田舎道を走る。周りには、ニッパヤシや珍しい植物がつづく。大丈夫かなと心配になる小さな橋を渡る。
カントーでは、ニン・キュー・ホテルの水上レストランで夕食。ニン・キュー・ホテル泊。
 

FUJI教育基金・奨学金授与の旅2007年10月9日~18日【2007年10月9日】

2007-12-17 | ホーチミン
FUJI教育基金・奨学金授与の旅
 
2007年10月9日~18日

参加者:成田から10名、関空からの2名、現地から1名、13日より1名。
 
【2007年10月9日】

朝成田に集合。ターミナルビルが工事中のため、ベトナム航空の受付はいちばん奥に追いやられ、不便だが、逆に、人が混雑しておらずゆったりしていた。
窓の外は良いお天気で、(雲の上はいつもお天気)眼下に沖縄らしい島が見える。昼のフライトはこのような景色が楽しい。何事もなくホーチミン市に到着。
昨年は工事中だった空港施設が出来上がっていて、スッキリとして明るく良い感じ。現地にてミンさん、バンさん、ニャンさん奨学金を受けていた2人の学生、関空からの2人と合流して、ツーズー病院に直行。
 ツーズー病院での詳しい様子は、別途報告
夕食はベトナム料理をいただき、サイゴンホテルに泊まる。