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ブログよりも遠い場所

サブカルとサッカーの話題っぽい

【漫画】マイぼーる! 2

2013-07-12 | 漫画
マイぼーる! 2 (ジェッツコミックス) マイぼーる! 2 (ジェッツコミックス)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2013-06-28

 一巻が妙に気に入ってしまったサッカー(?)漫画の第二巻。

 帯に一平を起用するあたり、イロモノだという自覚はあるみたいですね!(´▽`)>ていうか一般認知度低すぎやろ……。
 でもいいところを突いてるというか、コメントの「お色気サッカー漫画? と思いきや……おもろい」というのはまったく僕も同感です。
 ただまあ、やはりサッカー漫画として面白いというよりも、キャラクターが魅力的で面白いという感じなんですよね。二巻はキャラクターの顔見せが終わったところなので、物語的な面白さに関しては次巻以降に期待ということで。

 少し話はそれますが、個人的にサッカーや野球といった題材は、こういったキャラモノ作品にはそぐわないと思っていました。その理由は簡単で、チームとしての体を成すためには最低11人なり9人なりのキャラクターを揃えなければならないわけで、序盤からそれだけ大勢のキャラクターを登場させると非常に描写が難しくなってしまうからです。
 ただ数を揃えるだけなら簡単ですけど、それぞれに個性を持たせて、ひとりひとりをストーリーを進展させると同時に掘り下げて……ということをやろうとすると、途端にハードルが高くなります。〝掴み〟が重要な物語の導入において、キャラクター紹介をダラダラと続けることほどツマラナイものはないので。
 だからまあ、漫画やラノベの日常系部活モノはメインキャラ4~5人で回すのが妥当であり、メンバーを揃える必要があるスポーツを題材にするからには、相応の覚悟が必要になるんじゃないかなーと思ったりするわけですが。

 ところが、この『マイぼーる!』は、いきなりそのハードルを軽々飛び越えてしまった印象があります。なんつーか、女子サッカー部のメンバーがどいつもこいつもクセがありつつもイイキャラなんですよね。
 二巻の最初のエピソードでメンバーが自己紹介するくだりがありますが、僕はあそこで掴まれました。特に、最初にレイカが自己紹介をしたときの「た、大して立派でもない胸のサイズまで堂々と言いやがった……」というツッコミが絶妙で、あそこからの流れで個々のメンバーの持ち味が存分に発揮されていたと思います。
 ちょっと意外というか、良い意味で意表を突かれたのは、これだけクセモノ揃いのメンバーを集めたからには、ワガママを言ってチームを崩壊させたり、似非シリアスで対立させる展開を早い内に描くと思っていたんですが、そういう気配がまったく感じれなかったことです。同作者のいのうえ空さんの作品だと某『ゼロイン』がまさにそんな感じで、早々にヒロインのむちむちっぷり以外に見所がない漫画になっていただけに、『マイぼーる!』がデフォルト脳天気で進行するのは嬉しい誤算ってやつでした。
 あとは、期待されているであろう「お色気」部分もしっかりと対応済みというか、



 このジャージや短パンに下着のラインが浮き出る描写の気合の入りっぷりといったらもう最高。このムチムチこそが大きな売りのひとつよなー。

 そんなわけで、物語的にはいきなり佳境に立たされた女子サッカー部ですが、どうなるのか気になるので続きを楽しみにしたいと思いますということで一つ。


【漫画】ラブライブ! コミックアンソロジー

2013-07-02 | 漫画
ラブライブ! コミックアンソロジー (電撃コミックスEX) ラブライブ! コミックアンソロジー (電撃コミックスEX)
価格:¥ 893(税込)
発売日:2013-06-27

 アニメ二期の製作も決まり、上り調子このうえない『ラブライブ!』のアンソロジーを購入。

 僕はわりとアンソロを買うんですけど、電撃のアンソロというと最近では『フォトカノ』のものが非常に出来がよく、ニヤニヤできる内容だったので、これも期待していました。
 ……が、結論から言うとややハズレといったところ。一通り読んで印象に残るエピソードがひとつもないあたりで察して頂けるとありがたいです。
 つーか、たぶんですけど、『ラブライブ!』ってすげぇ二次創作が難しいコンテンツだと思うんですよね。ツイッターに書いたことを自分で引用しますが、

個人的に『ラブライブ!』のアンソロがすげぇイマイチだったんですけど、なんつうか登場キャラが女子ばっかりの作品の二次創作って難しいのかもしれないなあと思ったり思わなかったり。
や、『ゆるゆり』のアンソロもすげぇ微妙だったんですよね。個人的に。
だからまあ、この場合は単純に「僕の好みに合わない」というだけなんでしょうけど。
んで、おそらく同様に『咲』の二次創作なんかも、僕は受け付けないんだろうなーと思うんですよ。
なんかこう、コレらの作品って原作におけるキャラの絡みが「微笑ましい」レベルで完成してるっつーか、二次創作になるとほぼ「百合」に片足突っ込んでしまうことが多い気がして。
きっと他人の百合妄想がダメなんだろーなー。
だから「微笑ましい」レベルで留まってる二次創作は僕も好きです。


 まとめると、「微笑ましいキャッキャウフフなら楽しめるけど、ちょっと真剣に友達以上の感情を抱いてますみたいなのは引きます」っつーことで。

 あとはまあ、こういうアンソロに総じて言えることですが、シリアス系のノリの話は大抵ツマンネーというのがあります。
 ガッチガチのシリアスは言うまでもなく、具体的には『ステージ衣装について本気出して考えてみた』における、ことりが頑張りすぎてる描写とか、『Rin rin Diary』における、凛がおしゃれを気にしてる描写とか、こういうのをすっげー寒く感じてしまうんだよなあ……。
 僕はこれ「コメディで一本物語を作る能力がない人が、シリアスに逃げる現象」と呼んでるんですが、最後だけちょっとイイ話風にするエピソードってホントにつまらないですね。
 んで、振り返ってみると、この『ラブライブ!』のアンソロってそんな話が大半を占めているので、そりゃ面白いわけねーよなと。

 なお、中には読んだ覚えのある漫画がチラホラ見受けられて、すわこれが噂のデジャヴかと思いましたが、実際は以前購入した本にも載っていたというだけでした。載せっぱなしになるのはしのびないので、こういう形でひとまとめにするのは当たり前なんでしょうけど、やはり露骨な使い回しは萎えます。『ラブライブ!』の場合、コミカライズ版を分割して載せていたこともあったので、どうしても印象が悪くなるというかなんというか。
 良い教訓として、今後は手を出さないことにしますということで一つ。


【漫画】まおゆう 魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 第七巻

2013-06-01 | 漫画
まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 -7 (カドカワコミックス・エース) まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 -7 (カドカワコミックス・エース)
価格:¥ 609(税込)
発売日:2013-05-24

 第六巻の終わりで、ついに再会を果たした勇者と魔王。
 『まおゆう魔王勇者』これにて一件落着!

 ……なーんて感じで終わると思っていたら、ブログのコメ欄で「ドラゴンボールで言うところの、あとちょっとだけ続くんじゃという状態です」と教えて頂き、仰天したのは記憶に新しいところ。それって全然終わる気配ないってことですよね、みたいな。
 そんなわけで、どういうふうに物語が展開するのか期待を持って読んでみたんですが、なるほどたしかにまだまだ終わりそうにありませんね。よくよく考えてみれば、あの世界は未だに問題山積みなので、勇者と魔王が再会したところで「さあ、これから丘の向こうを見に行こう!」なんつって打ち切りくさい幕引きになったら困っちゃうよなと。
 とはいえ、第七巻はいちおう物語が一区切りついたということで、閑話休題的なエピソードとなっておりました。
 再会! 日常! 温泉! やはり息抜きは温泉に限りますね。
 勇者たち数人を除き、裏事情を知る人間はこれまで青年商人くらいでしたが、メイド姉妹や砦将のオッチャンなどにも種明かしをしたのも大きな進展だと思います。これで名実共に〝身内〟になり、ますます結びつきが強くなったことでしょう。
 しかし……温泉……か……(女騎士を見ながら)
 巻頭カラーを見るまでもなく、水浴びをしているシーンではあまりのペタンぶりに驚いたものですけど、ひょっとしてメイド妹と同レベルじゃないですかコレ。あと、僕はてっきり女魔法使いはロリキャラだと思っていたので(おそらく長門からの連想)、想像を超えたグラマラスぶりは嬉しい誤算でした。迷彩魔法まったく意味ねーっていうか、ちょっと薄目で見ると完全に局部にしか見えません、ハイ。
 そして、全体通して緩くて平和な雰囲気の一冊でしたが、しっかりと次巻以降の伏線も見受けられ、なにやら不穏な空気が漂っていました。勇者により〝魔王〟の残留思念が世界にバラ巻かれたことで、どうやら最終的な黒幕っぽい存在も見えてきたような、そうでもないような。
 や、蒼魔族の王子はヤバそうに見えるんですけど、なんかすげぇ小者っぽいんですよね。ここから先は、人間と魔族の融和に反発する連中が敵っていう形になるのかなあ。でもそんなベタな展開にはならないような気もしますし、うーん、どうなるんだろう。
 なにはともあれ、続きが楽しみですということで一つ。
 アニメも二期やったりすんのかなー。


【漫画】アイドルマスター シンデレラガールズ シャッフル!!

2013-04-29 | 漫画
アイドルマスター シンデレラガールズ シャッフル!! コミックアンソロジー (ガンガンコミックスアンソロジー) アイドルマスター シンデレラガールズ シャッフル!! コミックアンソロジー (ガンガンコミックスアンソロジー)
価格:¥ 500(税込)
発売日:2013-04-25

 『モバマス』のアンソロを購入ー。

 本屋には関連コミカライズが他に二冊並んでましたが、『ニュージェネ』のほうはweb掲載分があまり面白くなく、『ロッキング』のほうはだりーな自体あまり好きではないという理由で華麗にスルー。
 ちゅうか、人気キャラをピックアップしているというのを差し引いても、みじんこうかさんの描かれた表紙絵がすげー可愛らしくて一際目を引くので、レジに持っていかせるパワーは群を抜いていると思います。ああ……表紙に描かれたキャラの中で、第二次総選挙のランク外になるのは誰なんだろうなあ……!(端っこを見ながら)
 んでまあ、中身は公式HPでも読めるので、とりあえず読めればいいやという人は、わざわざ買わなくてもいいかもしれません。個人的には、表紙絵を描かれてるみじんこうかさんの漫画だけでも買う価値がありましたが、アンソロジーの特性上、どうしても、その、収録されている漫画の出来にはバラツキが出てしまうものですので。
 しかしあれですね、不遜な言い方になりますけど、このアンソロでは「キャラの新たな魅力に気づかされる」というよりも、「元々好きだったキャラのエピソードを見てニヤニヤする」という部分のほうが大きくなってしまいますね。
 コレはべつに作家さんの腕が悪いと言いたいわけではなく、『モバマス』は登場キャラが沢山いすぎて、どうしてもつまみ食いするような形の愛で方になってしまうというか、まんべんなく愛でるのは無理だろという感じ
 なので、最近自分の中で急速にランクアップしている楓さんの漫画はお気に入りです。CuPなのに何故かCoに好きなアイドルが多いです。ハイ。
 あとはお約束ですけど、蘭子みたいなわかりやすい特徴があると、誰が描いてもキャラクターがブレなくていいですねと。あの中二台詞とカッコ内の翻訳は、しっくりくるネタを考えるのがすげえ難しそうですけど、「魔女たちのサバト……(皆でおしゃべりしてる……楽しそう)」には思いきり笑わせてもらいました。

 そんな感じで、楽しい一冊でしたということで一つ。
 ……月末は蘭子なのか、楓さんなのか、どちらにしてもまた相場が酷いことになりそうで楽しみです(^q^)


【漫画】ToLOVEる ダークネス 7

2013-04-17 | 漫画
To LOVEる―とらぶる― ダークネス 7 (ジャンプコミックス) To LOVEる―とらぶる― ダークネス 7 (ジャンプコミックス)
価格:¥ 460(税込)
発売日:2013-04-04

 矢吹先生デビュー15周年おめでとうございます!

 しかしそうか……邪馬台国からもう15年か……(禁忌)

 とまあ、それはさておき、青少年の友的な人気作品の最新巻。
 今回の第7巻は、前巻まででメインストーリーの流れが一段落したからなのか、サイドストーリー成分が多めとなっておりました。
 ぶっちゃけメインもそれ以外も楽しい作品なので、どっちでもいいっちゃーいいんですけど、どちらかというとエロコメが輝くのはメインではないエピソードのほうなので、まさに本領発揮の一冊と言っていいまもしれません。
 ちなみに、個人的には、なんか久しぶりに読んだ気がする春菜メインのエピソードが好きでした。こういう普段は生真面目なキャラが、酔っ払って欲望解放状態になるネタはお約束だよなあ。
 身も蓋もない話、周りに破天荒なキャラが多いせいで、優等生すぎて影が薄くなるという本末転倒な状態というのは否めませんし(それでも『ToLOVEる』は上手くバランス取ってるほうだと思う)、タイミング的にも内容的にもベストな感じだった気がします。やっぱメインヒロインだけあってかわえーわ。
 逆に、序盤わりと出番を与えられていた古手川の影が最近は薄く、フラグを立てきってしまうと登場する機会が減らされるのかなーなんて思ったりもしますが、ララ共々ちょくちょく顔見せはするんですよねー。忘れられているわけではないでしょうし、そろそろ古手川メインのエピソードを描いてくれてもいいのよ?(誰に向かって?)
 あ、ララといえば、『ダークネス』では完全に脇役になっていますけど、7巻では面倒見のいいところが描かれたりと、最近は作中で随一の「母性」を感じさせるヒロインになりつつあるのがなかなか面白いなと。
 元々『ダークネス』はモモ視点で描かれることが多いので、ララはこれまでも「良いお姉さん」的な立ち位置に収まることがありましたけど、今回みたいに母性を強調されているのは、ハーレム計画の中心にいる人物だからなのかなーとか思ったりしました。
 んで、7巻で一番の驚きは、マジカルキョーコがチョロすぎたということ。お姫様抱っこで堕(お)ちるのはエロゲヒロインだけじゃねえのかよォ!
 でもそれがいいんですけどね(´ω`)

 しかしここに至っても面白さが加速してるのはすげーです。
 次も期待ですということで一つ。