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ブログよりも遠い場所

サブカルとサッカーの話題っぽい

【漫画】ToLOVEる ダークネス 8

2013-08-27 | 漫画
To LOVEる―とらぶる― ダークネス 8 (ジャンプコミックス) To LOVEる―とらぶる― ダークネス 8 (ジャンプコミックス)
価格:¥ 460(税込)
発売日:2013-08-19

 話が進んでいくごとに、どんどんモモが可愛くなっていく……。

 べつにララをdisるわけではないですが、ラブコメのメインヒロインとしてはモモのほうが遥かに上のような気がします。ララみたいに天然すぎるヒロインって、実はかなり扱いが難しいのかもなあ。天然って人間味のなさに繋がったりもしますし、『ダークネス』のようにサブキャラとして動いたほうが輝くというのが何とも。
 とはいえ、ついに巻頭の登場人物紹介から外された春菜の悲しみに比べればどうということはないのかもしれませんが!
 や、内容を見れば、春菜を差し置いて古手川と凛が載っているのは納得なんですけど、かつてのメインヒロインとは思えない影の薄さだよなと。そして僕自身、前作よりも『ダークネス』のほうが楽しめているというのが諸行無常という感じがします。ハイ。

 つーわけで、表紙を飾った褐色ロリが場をかき乱しつつ、なにやら作為を感じずにはいられない「凛がハーレムメンバー入りするかも」なエピソードで引きが入った8巻でした。
 たしかにあの三人組って、モモが言ってたように他の二人をハーレムに引き入れるのが難しそうなので、あえて選ぶとしたら凛なのかなーという気がしないでもないですが。でもぶっちゃけ無理に引き入れなくてもいいような気がするというのが本音なんですが
 釣った魚に餌をやらない……じゃないですけど、凛を掘り下げるくらいなら、それこそ春菜とララのエピソードを描いたほうがよかったんじゃないかなーと思います。あの三人組のことが嫌いというわけではないですが、良くも悪くも三人で完結しているというか、閉じた輪の中にいるキャラクターというイメージだったので、そこから凛だけピックアップすることに違和感を覚えてしまうんだよなあ……。
 まあ、逆に、だからこそ『ダークネス』だと言えるっつーのも理解しているんですけどね!
 こう、なんていうか、読者はすでに満腹なのに「え? まだ食えるでしょ?」と言わんばかりにハーレム要因を投入してくるのはいっそ潔いです。こういうのって中途半端になるのが一番よくないので、ヘタにバランスとか考え始めるとつまらなくなっちゃうのかもしれませんし。

 とりあえず、最後の古手川の短編が個人的には一番好みでした。
 僕が元々古手川スキーというのはともかく、「電話越しに声を聞くとエロい気分になる」という発明がアホ素晴らしすぎてもう。エロコメはシチュエーション勝負みたいなところがありますので、この発想力には思わず舌を巻きました。
 ちなみにこのエピソード、何気にオチに使われているのがモモというのも見過ごせないところで、こういう役割も担ってしまえるところがヒロインとしての万能っぷりを示しているよなーと。
 というか、『ダークネス』では一貫して、蜜柑がモモを危険視しているという描写がなされていますけど、あのへんもよく考えると面白いです。
 ヒロインの中で唯一、性的なアプローチがシャレにならないという理由で目を付けられているというのは周知の事実ですが、逆に言うと蜜柑がそれだけモモのことを認めているということでもあるのかなと。ララたちには反応しない蜜柑のブラコンセンサーが「こいつだけは放っておいたらお兄ちゃん取られちゃう」的にビンビンきてるんじゃないでしょうかアレ。

 そんな感じで、これからも目が離せない展開が続きそうですということで一つ。


【漫画】フォトカノ SweetSnap 3

2013-08-05 | 漫画
フォトカノ Sweet Snap (3) (電撃コミックス) フォトカノ Sweet Snap (3) (電撃コミックス)
価格:¥ 599(税込)
発売日:2013-07-27

 嫁可愛い━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!!

 失礼取り乱しました。

 っつーわけで、大人気ゲーム(個人の感想です)『フォトカノ』のコミカライズ第3巻です。
 新見さんエピソードが2巻で完結したので、続きはどうするのかと思ったら、嬉しいことに学園の嫁こと柚ノ木梨奈のエピソードがはじまりました。そして、残念なことに一冊で完結しました。←
 もっとも新見さんは別格というか、嫁の話も同じように二冊にしたら中だるみしそうなので、一冊にまとめたのは英断だと思います。個人的に『フォトカノ』はフォト部ルートより写真部ルートのほうが好きなので、そちら側をコミカライズしてくれたのは僥倖でした。

 いや、つーかマジで可愛いですね嫁
 一年どころか半年の間に好みが変わったとは思いたくないですが、新見さんの話よりニヤニヤ成分多めだったような気がしてなりません。やっぱ嫁なんてニックネームで呼ばれてるだけあって、「こういう子がいたらいいな」みたいな妄想を具現化した存在という印象です。
 まあ、身も蓋もない話をすれば、『フォトカノ』のヒロインはどの子も(男にとって)都合よすぎるくらい性格が良くて一途なので、こういうふうに比べるのはあまり意味がないんですけどね。
 ただ、巨乳! とか、家庭的! とか、天然! とか、いわゆる記号的な萌え要素をガンガン詰め込んで、さらにエピソードでキャラを肉付けしていくので、畳みかけられるようにどんどん好きになってしまうというのは間違いないんじゃないかと。
 VITA版をプレイ中の原作『フォトカノKISS』は、何周もしているとゲーム部分が邪魔というか、かったるく感じるところがなきにしもあらずなので、コミカライズのような形でシナリオ部分だけを抽出したときに、梨奈みたいなキャラはすごく魅力が凝縮されるなーと思いながら読んでいました。
 だっつん視点で考えると、梨奈が「過去のだっつんの趣味を全肯定してくれる」というのは何気に大きなポイントだと思います。ダーツやボーリングだけじゃなくてギターまで「かっこいい」とハシャいでくれるのは、それまでの自分に自信が持てなかっただっつんにとっては途方もなく嬉しかったんじゃないかなと。
 もちろん新見さんをはじめとした他のヒロインたちも、だっつんの過去の趣味をバカにしたりはしないでしょうし、実際ダーツに行く(そして感心される)イベントは他のヒロインでもあるんですけど、そういうのとは少し違うというか。純粋に「すごい」と認めてくれる存在って、普通はそう出会えるものではないので、そういう意味で梨奈は理想のヒロインなのかもしれません。
 あと、だっつん側も料理研究会に部員を集めるために親身になって協力したり、デートに妹がついてきたのに嫌な顔ひとつせずに相手をしてみたりと、互いに支え、支えられる関係になっているのが、なんつーかすげー微笑ましい感じで。PSP版『フォトカノ』を全ヒロインやり込んだ人間としては、ワリと一方的なシナリオが目立つ中で、梨奈の写真部ルートは相互関係を描いたシナリオなので、かなり気に入っています。

 というわけで、非常にニヤニヤできる一冊でしたということで一つ。


【漫画】おくさまが生徒会長! 4

2013-08-02 | 漫画
おくさまが生徒会長! (4) (IDコミックス REXコミックス) おくさまが生徒会長! (4) (IDコミックス REXコミックス)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2013-07-27

 ついこの前3巻の感想を書いたばかりなのに、もう4巻が出た(驚愕)

 まあ、二ヶ月連続刊行というのと、3巻の感想を書くのが遅れたという事情が重なっただけなんですが、年々時の流れが早くなっているように感じてしまうのはどうしようもないですね。歳は取りたくないな!

 つーわけで、同居ラブコメ漫画の第4巻です。
 3巻が気になる引きだったので、こうして続きをすぐに読めるというのは嬉しい限り。風紀委員長こと三隅妹が隣に引っ越してきてすわどうなるか、と思ったら、どうやら実際に住むのは姉だけのようで、妹は引っ越しの手伝いをするだけでした。
 や、実はこのへんのさじ加減はワリと好みです。ドタバタ要素を強めようと思ったら、妹も一緒に引っ越してきたことにしたほうがエピソードを作りやすいと思うんですけど、敢えてそうしないで一定の距離感を保たせるのはウマイですね。
 3巻の感想でも書いたように「どのヒロインも可愛い」ので、ともすればメインヒロインである羽衣の影が薄くなってしまいかねないことを考えても、メインはメイン、サブはサブ、という線引きがしてあるというか、ケジメがついているところには好感が持てます。
 また4巻では、これまで唯一あまり可愛げがなかった藤咲メイン回があり、赤面して動揺を見せるなどの新たな一面が描かれていました。



 このへんは完全にギャグですけど、



 可愛いところもあるんだぜーと全力でアピールしている感じがひしひしと。嫌いじゃない。

 まあ、この手のレズキャラって基本的に可愛く描くのが難しいですし、簡単に(男の主人公に)デレたらそれはそれでキャラクターとしてのアイデンティティに関わるので、個人的には登場させないのが一番だと思いますけど、これくらい上手く動かしてくれるとなかなかいいなと思わざるを得ません。
 なんだか「ピーマンを嫌いな子にピーマンを食べさせるために美味しいピーマン料理を作る」みたいな話ですけど(分かりにくい例え)、「レズ、百合キャラだから苦手」と切って捨てるのではなくて、こういうふうに上手く調理してくれればキチンと楽しめるんだということに今さらながら気づくことができて感謝したい気分です。
 あと、チョイ役だと思っていた三隅姉にもスポットが当たっていたのは笑いました
 これまたトラブルメイカー的な、普段であれば好ましく思えないタイプのキャラクターなのに、ゲスさを心地良く感じられるようなキャラ造型になっているのは面白いですね。ぶっちゃけ女装云々というネタにはややついていけない部分もあったんですが、結果的に面白いエピソードを読むことができているのでまあいいかーみたいな。

 ……しかし、4巻の最後では、なし崩し的に生徒会の二人には同居をバラすハメになっていましたけど、実は最初に読んだとき見落としていたんですよね。読み返したときに「え? あれ? あの二人にバラしちゃったの?」と二度見してしまいました。
 これって結構重要な要素だと思うんですが、あんなふうにアッサリ一コマで済ませてしまってよかったのかなあ。和泉も動揺していましたけど、よくよく考えたら「同居がバレたら即終了」みたいな話題が出てきたことはありませんでしたし、大した問題じゃないってことなんでしょうか。
 そのへんを含めて続きが楽しみですっつーことで一つ。今回も面白い一冊でした。


【漫画】きんいろモザイク 3

2013-07-19 | 漫画
きんいろモザイク (3) (まんがタイムKRコミックス) きんいろモザイク (3) (まんがタイムKRコミックス)
価格:¥ 860(税込)
発売日:2013-06-27

 祝! アニメ化! っつーか放映中!

 以前、二巻の感想を書いたとき、次にアニメ化するならこれだろうと思っていましたけど、珍しく予想が当たりました。まあ、雑誌を立ち読みしたとき印象にすら残らない作品が多い中、明らかに面白いですもんねコレ。
 個人的に、面白い四コマは尻上がりに調子を上げてくる印象がありまして、おそらくそれは、作者さんも最初のころは、物語やキャラクターの方向性を決めかねているところがあり、そういうものが固まってくるのが三巻あたりだからなんじゃないかと思うんですが――

 つまり、三巻は最高に面白かったということさ!

 いやこれヤバイですって! 確実に面白くなってますって!
 ちなみに、全編通して楽しめましたけど、三巻で特に気に入ったコマは、





 この二つだったり。あ、これだと三コマか。
 他にも、「ワタシ外国人デス」「言い訳!」とか、「シノがいないんだけどどうすればいいの?」とか、あのへんは思わず吹き出しかけました。

 なんだろーな。四コマ漫画って、かつては「起承転結」が基本でしたけど、『あずまんが大王』あたりから通しのストーリーを描くのが当たり前になったじゃないですか。で、そのストーリーの面白さというのが求められる中で、さらに「インパクトのあるコマ(絵)」というものの有無が作品のクオリティを決定付けているような気がするんですよ。そういう意味で、上みたいなコマが頻繁に生み出せる作家さんは貴重だよなーと思います。
 あと、『きんいろモザイク』に関しては、いわゆる〝やりすぎ〟のギリギリのボーダーラインを見極めるバランス感覚が好きなんですよね。
 例えば綾のヨーコ好きっぷりは、ガチレズまでいくと〝やりすぎ〟で、アレをもっとじめっとさせてしまうと綾の好感度が下がってしまいそうなんですが、絶妙の微笑ましいラインで留めていると思いますし、他にも久世橋先生の立ち位置なども、立ち回りが難しそうなんですけど、ヨーコの言うとおり「カレンにはちょうどいい」くらいのラインで留めてあるのが何気にスゲーなと。
 や、こういうのって、おそらくキャラクターを描くことにすごく気を遣っているということだと思うんですよね。実際に読んでいて心地良いですし、キャラクターがどいつもこいつも魅力的だなと感じているわけで、その試みは成功しているとも思います。

 つーわけで、続きが早く読みてーですということで一つ。
 アニメも面白いし、やっぱり金髪少女は最高だぜ!


【漫画】おくさまが生徒会長! 3

2013-07-14 | 漫画
おくさまが生徒会長!3 (IDコミックス REXコミックス) おくさまが生徒会長!3 (IDコミックス REXコミックス)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2013-06-27

 中田ゆみさんの漫画を三巻目まで購入したのは初めてです(告白)

 ついでに言うと、この手の一発ネタっぽい漫画を三冊目まで楽しめているのは非常に珍しかったりします。
 大抵は二巻でガラッと作品の雰囲気が変わってしまったり、単純に話そのものがつまらなくなったりして、そのまま買わなくなることが多いんですよね。そのへんは「そういうもの」として割り切っていただけに、三巻まで変わらず楽しめているのは僥倖だと思いました。

 つーわけで、今回もエロ面白かった!
 コンドームがまさかの再登場をしたときは、そういえば導入でコレをバラ巻いたんだったなあ……と懐かしい気持ちに。コンドームにノスタルジーを感じさせることができる作品は『おくさまが生徒会長!』だけ!
 しかし、このエピソードが体現している感じですが、羽衣と和泉はホントいいコンビだわー(敢えてカップルとは言わない)。お互いの押し引きが絶妙というか、エロいことをするだけ、されるだけになっていないのがすごく好みです。
 や、ありがちっていうとアレですけど、この手のヒロインがぐいぐい押してくるタイプの作品って、ともすればヒロインの唯我独尊っぷりばかりがクローズアップされがちじゃないですか。そういう作品だと、主人公側が草食系のことも多くて、されるがまま流されるがままになるだけで、個人的にはそういうのはもうお腹いっぱいなんですよね。
 その点、『おくさまが生徒会長!』では、初期のころから一捻りが加えられているのがイイ感じです。和泉は常時賢者モードというわけではなくてしっかりエロいことには反応したり、適宜発散したりしていますし、羽衣は発情痴女というわけではなく、大胆なこともするけどキチンと羞恥心があるのでエロいことしっぱなしにならないのが、よく考えられたさじ加減だなと。
 あと三巻を読んで思ったのは、メインヒロインを可愛く描きつつも、サブヒロインたちをそれ以上に可愛らしく描くという、トンデモねー作品ですねコレ
 ガチレズ藤咲は完全に範疇外のにぎやかしという感じですけど、新倉、三隅の二人がヤベエのなんの。
 や、新倉が今回披露した「荷物を運びながらスカートを挟んでしまっていることに気づかない」という高等テクニックには完全にヤラレたという感じです。こういうアクシデント的なエロスに弱いんだよなー、男は! エロゲだと個別ルートでがっつりエロいことをするより、共通ルートにおけるラッキースケベのほうが好き、みたいな感覚! わかりますか!?(無駄に熱く語る)
 また、これまでも羽衣と並び立つヒロインとして君臨しつつあった三隅は、またしても無自覚にエロアピールを繰り出していました。こっちは和泉の隣に引っ越してきたところで引きに入ったりと、完全に作品における当て馬サブヒロインとしての立ち位置を確保しているようです。

 そういう感じで、今回も気になるところで次巻に続くので、四巻を心待ちにしていますということで一つ。