プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

東日本大震災でのペット達

2011年10月16日 | セラピードッグ
麻布大学「東日本大震災における人と動物」というテーマで
行われたシンポジウムに参加してきました。

最初のパネリストは、宮城県塩釜市のオノデラ動物病院の佐藤真美さん。
ブログ「宮城の獣医たち~震災で被害を受けた多くの動物と飼い主の皆様へ」

津波の被害を大きく受けた隣接する多賀城市と七ヶ浜町の避難所を回り、
ペットフードと薬の提供、回診活動をはじめ、津波を受けたペット達の
シャンプー会、仮説住宅への移住に伴いペットを飼うマナー講座、
飼い主を失ったペット達の保護活動をされてきた方です。

飼い主も含め、犬への理解が不足する地域で、このような活動をする
のはとてもご苦労が多く、罵声暴言をあびることもあったそうです。

津波を受けてドロドロの犬を洗ってあげた写真には涙がでました。
それでさえ、反対の声もあり、避難所の裏の方で行ったとか。

次に、震災後様々な支援されてきたペット情報誌「PEPPY」
西澤亮治さんが、いわき市動物保護センターなど数ヶ所の状況を
詳しく伝えて下さいました。

最後は、環境省動物愛護管理室の大倉弘二さんが、政府の震災後
の取組みとこれからの対応、保護犬の里親募集について。

私が思っていた以上に、ペットに対する考え方が欧米と比べ
20年も30年も遅れている現状と、無力な環境省と自分に愕然・・・・・・。

「新しい意見を・・・」と言われていたのにかかわらず、考え方の
あまりの違いと大御所も多く、質問どころではなくなってしまいました・・・・・・。

私なりの視点で考えた問題点と今後の対応については、
あらためてレポしたいと思います。


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