沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

お福分け

2009-10-30 | 生活
昔、職場で一緒だった方から、突然、電話を受けた。
「結婚でもしたのですか?」と冗談言うと、「結婚した!」と言われ、驚いた。

近しい人に、お披露目会をするという。
本人から直接電話なので、行かないわけにはいかない。
お祝いに出かけると、二人とも、還暦に近い。

古風で慎み深い奥様と、正反対の旦那。相性は良さそうだ。
キッカケは、趣味を尋ねたら「お茶とお花」で二人の趣味が一致したことだ、と奥様は言う。
お茶とお花が趣味で、ポニーテールの男は珍しいと、私だって思う。

楽しいお食事会が終わり、お福分けをいただいた。
干菓子の落雁で、エビと鯛が入っている。
「エビで鯛?」喉元まで出かかった言葉を、飲み込んだ。

エビさんから、いただくことにしました。
上手に作ってあります。
和菓子は、日本の文化ですね。

アンがしっかり入っています。
お茶請けですね。
茶道をたしなむご夫婦には、ぴったりの引き出物かな。

古い付き合いを大切にしてくださる方から、日本文化を思い出させていただいた、大事な日となりました。
お二人に感謝しつつ、幸せを祈ります。

ヘチマの料理

2009-10-24 | 料理
今日の献立は、先日いただいたヘチマです。
「へちま」は、もともと、糸瓜(いとうり)。「いと」瓜が「と」瓜になって、「と」が「へ」と「ち」の間にあるから「へちま」と呼ばれたらしい。
などと言っている間に、皮を剥いて輪切りにして半月状に切っておきます。

ニンニク1かけを刻んで薄くしいた油に香りをつけてから、ヘチマとポークランチョンミートを加えます。
蓋をして、しばらく弱火で加熱しておくと、こんな感じです。

水は全く加えていませんが、ヘチマから出てきた水分で美味しそうなスープが出来ています。
今回は、ここに木綿豆腐を加えてみました。
適当に、手でちぎって入れます。

蓋をしてしばらくしたら味噌を加えて、出来上がりです。
実に、簡単な料理です。
ナーベラー・ンプシーです。

おわんに盛り付けて、いただきます。
アツアツで美味しい。
沖縄の夏を、思い出しました。

デザートは、ドラゴンフルーツにパパイアにヨーグルトをかけていただきます。
沖縄を満喫した日でした。

沖縄からのお客様

2009-10-15 | 沖縄の食べ物・飲み物・泡盛
昨日は、なつかしい方が訪ねてきてくれました。
沖縄にいる頃、大変お世話になった方です。
久しぶりにお会いしたのに、今も一緒に仕事をしているような錯覚になるほど、昔の時間にワープした。
とても、楽しいひと時でした。

お土産をいただいた。私が大好きだった名護のJA農産物直売所です。

上の写真は、シークァーサー。
焼き魚にかけたり、炭酸水に入れたり、美味しさと栄養が大活躍です。

これは、なんだか分かりますか?
沖縄では、野菜では食べたけど、果物では食べる機会がなかった。

パパイアです。
シークァーサーを少しかけるといいと書いてありました。
美味しいです。こーゆー味だったのか。

これは何か、分かりますか?

乗せてあるお皿の大きさは、約30cmあります。
巨大なドラゴンフルーツです。
食べるのが、楽しみです。

そして、これが、例の品物です。
「上等のを探してきましたよ。」と笑いながら説明してくれました。

ナーベラーです。ヘチマです。
内地じゃあ売ってないです。
こんなに、もっこりしたヘチマ、どうやって作ったんだろう。
調理が楽しみーです。
重たいのに、わざわざお土産に持ってきて下さって、どうもありがとうございました。

沖縄の持続的な環境保全のことを、語り合った夜でした。

ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

2009-10-13 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第四話「炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of fireのDVDを見ました。
複雑な長編を、分かり易く、楽しめました。原作は内容が暗かったけど、映画では偏らないようバランスよくまとまっていました。原作・訳本とDVDと比べて異なるところもあります。第三話に引き続き、少し紹介します。

■リドル家The Riddle Houseにいたのは何人?
話の冒頭、ハリーが夢を見ている場面。誰もいないはずのリドル家でボルデモートVoldemortとワームテールWormtailの会話を、番人のフランクFrankが聞きつけて近づき殺されてしまう場面。原作では、登場するのは2人だけだが、映画では、話の中心人物となる男が加わり3人。この男は、ボルデモートから闇の印を上げて仲間を呼び寄せることを任され、原作より映画の方が第三話のストーリーが明確になっている。

■物語はバーノンUncle Vernon家から
シリーズは毎回、新学期開始前にバーノン伯父さんの家でハリーが過ごしているところから始まる。今回も夏休みでバーノン伯父さんの家にいるハリーを、クイディッチQuidditchのワールドカップ決勝戦に招待するためウィーズリーWeasley一家が迎えにくるが、電気ストーブに置き換わって塞がれた暖炉から部屋に入ろうとして、居間を激しく破壊してしまい、バーノン伯父さんは怒り大爆発する。面白い場面だけど、映画では残念ながらカットされている。

■クラムKrumの活躍やバグマンBagman
ワールドカップ決勝でブルガリアのシーカーである18歳のクラムが活躍するが、映画では登場シーンだけ。また、魔法省に勤める元イギリス代表のバグマンやクラウチCrouchの屋敷しもべのウィンキーWinkyも映画にはでてこない。

■デス・イーターDeath Eaters
原作では、デス・イーター達がマグルMuggleであるキャンプ場の管理人ロバーツRoberts一家に対し「服従の呪文The Imperius curse」をかけ、空中で操るという残忍な場面がでてくるが、映画ではキャンプ場を焼け野原に破壊するだけである。

■ボーバトン校Beauxbatons
フランスから来たボーバトン校から男女十数人の生徒がきた(a dozen boys and girls)と原作にあるが、映画では女子ばかりで女子高のように描かれている。

■フランス人
Madame Maximeマダム・マキシーム校長はフランス人の特徴としてHの発音が難しいため、会話での表記が次のようになっている。
Hagrid⇒’Agrid.hope⇒‘ope.horse⇒‘orse.このほか、DumbledoreはDumbly-dorr.また、thがzになっている。the⇒ze.they⇒zey.this⇒zis.that⇒zat.with⇒wiz.

■磔の呪文The Cruciatus curse
闇の魔術に対する防衛術の授業で、教師のマッドアイ・ムーディMad-Eye Moodyから「許されざる3つの呪文」を質問され、ネビルNevilleが「磔の呪文」と答えるが、呪文に苦しむクモを見て気分が悪くなる。その理由は後に明らかになるが、ネビルの両親が磔の呪文で拷問にかけられたこと。原作では、さらに、両親が病院生活をしており、ネビルは祖母に育てられていることが明かされる。

■第一課題のヒント
ハグリッドが教えてくれるところは原作も映画も同じだが、原作では、ハグリッドから直接声をかけられるのに対し、映画では、ロンRonが伝言で「ハグリッドのところへ行け」とヒントをくれており、ロンとの仲直りの際に明らかにされる。

■第二課題のヒント
水中で1時間活動するのに必要な方法について、原作では、ハリーは競技ルールを守ってネビルに相談しないため、競技開始直前に、ドビーDobbyがスネイプの部屋から盗ってきてハリーに渡すが、映画では、図書館でハリーがネビルに尋ね、ネビルから教えてもらっている。

■クラウチの死
原作では、禁じられた森で、行方不明のクラウチを発見したハリーは、ダンブルドアを呼びに行っている間にクラウチがいなくなってしまう。しかし映画では、クラウチは「ある人物」の癖に驚きの表情をみせた後に、禁じられた森で死亡しているところをハリーに発見される。この癖は、映画独特のヒントになっている。

■クラウチの息子
アズカバンに収容されていたクラウチの息子が、なぜ現れたのか、映画では明らかにされていないが、原作では、死期が近いクラウチの妻がポリジュースPolyjuceを飲んで息子と入れ替わってアズカバンAzkabanで埋葬され息子は死んだことになり、クラウチの息子は父親に匿われながら生きていたことが明かされる。

■ワームテールの手
原作では、(人差し)指の欠けた「右手」を差し出し、左手の短剣で右手首を切断する。He stretched his right hand out -the hand with the missing finger. He gripped the dagger in his left hand,and swung it upwards.映画では、ワームテールの「左手」の薬指が欠けていた。

■直前呪文Priori Incantatem
ハリーと復活したボルデモートが決闘したとき、互いの呪文がからまって動かなくなった後、セドリックCedricやハリーの両親が出てくる。映画では説明が無いが、原作では、二本の杖が兄弟杖であるために起きた現象で、ボルデモートが直前にかけた呪文を、ハリーの杖が吐き出させたため、杖で殺された人の姿が逆戻しで現れたことが明らかにされている。

*********ハリーポッターの記事一覧***********

ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ゴーヤー君成長記(10)

2009-10-11 | 家庭菜園・園芸
昨日、感謝の意を表して、ゴーヤー君を片付けました。

花が咲く一方で、実の成長は遅々としており、枯葉が日毎に増加してきています。
10月8日の台風通過の際は、緑のカーテンごと降ろして養生したのですが、どうも葉に勢いがなくなっていました。

4月中旬に種まきして以来、5月に発芽し、購入した苗と合わせて9本のゴーヤー君達が、4回にわたり開花・結実を重ね、103個の実をつけてくれました。

平均すると、1本当たり11個の実をつけてくれました。
4回も収穫できるとは、想定外でした。
25個、40個と予想していただいた方、どうもありがとうございました。

1回目は20cmくらいの大きさでしたが、2回目以降はプランターが狭く根も伸びなかったことも影響したのでしょうか、半分のサイズとなりました。
2回目となる8月22日の収穫。

3回目となる9月26日の収穫。

これが4回目となる10月10日の最後の収穫です。

ゴーヤーと、タマネギとツナ缶をマヨネーズであえて美味しくいただきました。

日除けと清涼感、ミツバチや蝶々などたくさんの昆虫たち、朝の早起き掃除と水遣りなど、半年間に渡ってゴーヤー君とのお付き合いを通した、たくさんの日課が消えてしまったのは寂しいです。
種も収穫しましたので、来年はもっと頑張るぞ。

みんなのトンボ池

2009-10-10 | 環境教育
プロジェクト・ワイルドの有名な環境教育プログラムです。
川と池と湿地がある白図に、農場、工場、レストラン、クリーニング店、家、道路、公園などの配置を、みなで考えて町を完成させるものです。
5人が、農業、工業、商業、子を持つ親、野生生物に別れ、それぞれにとってベストのプランを考えます。与えられた役割になりきると意見のぶつかり合いが出てきます。

ふだんは考えたことも無い農場経営者や工場経営者の立場から町の発展と野生生物の保全を考えます。
ロールプレイングは、各自がいつの間にか身につけていた価値観から一旦離れて、「他人の立場から物事を考える」ことができます。理解できなかったことが分かるようになれば、問題解決の糸口になります。
<上:住居、左:農場、右:公園、左下:工場、右下:商業>
自分の立場や要求が明確になれば、全体の合意形成につながります。
自分も意見が通ること、相手の意見を聞いて自分の考えを改めていくこと、皆で合意していくことに、楽しさや満足感が生まれます。
<上:農場、次:公園、右:住居、商業、左下:工場>
①町のコンセプト、②町の特徴や配慮したこと、③対立したり、まとまりにくかったことを発表してもらいます。
他の班の発表を聞いていると、それぞれが熱心に話し合い、土地利用計画をまとめ上げていった様子が明らかになります。
<左上:農場、左下:工場、右上:公園、右下:住居、商業>
苦労して合意形成した結果の土地利用計画に、点数づけは不要です。工夫やすぐれた事柄を整理してまとめるだけで十分です。
ゾーニング、工場や農場などの排水処理を、どの班もちゃんと考えていますね。
工場を下流側に配置していますが、地図の下にも「別の町」があることを指摘します。

死のつながり

2009-10-09 | 環境教育
野生生物の保全のため米国で開発された環境教育プログラム「プロジェクト・ワイルド」の中に、「死のつながり」というアクティビティがあります。

参加者はバッタ、カエル、タカに別れます。
スタートの合図で、バッタがエサを拾い始めます。お腹が空いているのでエサに夢中です。

しかし、バッタが大好物なカエルが、その様子をじっと見ています。20秒経ったとき、4匹のカエルがバッタに襲い掛かります。バッタはなすすべも無く、カエルに食べられ、せっかく胃袋に集めたエサをカエルに渡します。

再び20秒が経ったとき、赤い印をつけた一羽のタカが、カエルを襲います。カエルは素早く逃げますが、何匹かはつかまってしまい、胃袋のエサをタカに渡します。

ビデオはここまでですが、この後、生き残ったタカやカエルの胃袋の中を調べます。
バッタが拾っていたエサには、印のついたものが混じっており、カエルやタカの胃袋の中にたくさん混じっていました。
この印が有害物質の意味と知ったとき、知らぬ間に体内に有害物質を取り込んでいたことに、参加者は愕然とします。

ダイオキシンなどの有害物質が、食物連鎖を通じて、より大型の生き物に移動して行きます。
タカと同じように生態系ピラミッドの頂点にいる人間は、食物連鎖を通じて有害なものが蓄積されている危険性があります。
食べ物となる家畜や魚介類の「エサ」が安心できるものか、その成育環境が健全かどうか気をつけるとともに、その環境保全を図ってく必要があります。

戻れ!浜松駅サイクリング

2009-10-03 | 浜松のくらし
急いで神社の階段を下りて、自転車を走らすと、ヤシの木の集団が…。
こんなところで、南国気分とは、何ですか。
「ワシントンヤシ園」と表示がありますが、単に、ヤシの木が植わっている。
不思議な光景ですが、浜名湖周辺のホテルでヤシの木が植えてあるのは、ここで育てているのかな。

稲は早くも、収穫の時期ですね。
大型の鳥が休んでいます。
近くの電柱には見張り役の鳥が、こっちを警戒して見ています。
とんびって単独で行動するのかと思っていましたが、このように群れて行動することもあるんですね。
おっと、15時40分です。あと1時間で戻らなくては。


朝7時30分から8時間近く自転車に乗っているので、お尻が痛くなってきました。
雄踏街道を、浜松駅まで、まっしぐらです。
目指すは、17時10分発の新幹線です。
自転車は、歩道を走行しなきゃいけないんだけど、スピード落とさずに歩道に乗り上げるたびに、前カゴのナップサックが飛び上がったり、回転したりと、大騒ぎしてます。

16時50分、ザザの前に出てきました。あと20分だよ。
ここは歩道に人が多いので、自転車を降りて押します。
人通りが多くて、賑やかで、よかった。

駅前のアクトタワーとアクトシティです。ここは自転車は通れないので、ちょっと遠回り。
それにしても、駅前に1000人規模の市営のコンサートホールがあるのは、浜松のすごいところだよね。

駅前を横切って、東地区に入りました。
自転車をレンタサイクル屋さんに返却して、ホテルに立ち寄って預けた荷物を持って、急ぎ足で浜松駅に向かいます。
おっと、ここは地ビールが美味しい、マインシュロスです。
立ち寄って、ぐいっと飲みたいところだけど、ガマンです。

この大きな倉庫は、浜松祭りの御殿屋台が格納されてるんだよね。
立派だなあ。おや、17時4分だよ。あと6分。

駅を通り過ぎて、南口のチケット屋に立ち寄って、売店で、うなぎんぼをお土産に買って、ジャスト・イン・タイム。滑り込みました。

久しぶりの浜松、懐かしく、めいっぱい楽しかったです。また行きたいです。

目指せ浜名湖

2009-10-01 | 浜松のくらし
さて、どこを目指そうかとサイクリングが続くのですが、浜松にきたらやはり浜名湖を見なくてはと、西に進むのでした。

道路脇に現れた、長い緑の壁。
5年前、地元の人たちが郷土種の苗木を植樹したところです。
想像以上に、立派に育っていました。

これは5年前にできた郊外の大型ショッピングセンター。
環境対策に取り組んでいることでも知られている会社です。

同じような緑の壁がありました。
個人の家の生垣です。雄踏町の木であるイヌマキかな。
イヌマキは、沖縄ではチャーギと呼ばれ、首里城に使われている木材です。

おお、懐かしい看板です。
完全飼料。「完全」と言い切るところに、強く惹かれます。

目的地まで、もう少しです。

着いた!浜名湖。おおきいなあ。
昔、ダイダラボッチが、琵琶湖の土を掘り上げて富士山を作っていた!ときに、ちょっと休憩して手をついたら浜名湖が出来た!らしい。
湖が大きいと、話のスケールも大きいね。

古橋さんは、毎日、浜名湖で1万メートル泳いだというからすごいね。
こっちは本当だと思うけど、両方とも伝説になってしまったかしら。

時計を見ると、既に15時を回っていました。
16時は無理でも、17時の新幹線に乗りたい、と新たな目標が生まれました。

早速、来たばかりの道を引き返します。
そういえば、神社があったんだよね。
この階段、惹かれるなあ。

階段を急ぎ足で上って、三島神社で願いごとをお参りして、ひたすら、浜松駅に向かって自転車を漕ぐのでした。