沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

伊江島へ行こう(3)

2007-04-30 | 伊江島(伊江村)
「伊江島まで往復、大人1枚と自転車1台。」
15時発のフェリーだと15時30分に伊江島に着くから、1時間滞在して16時35分発の最終便で帰る計算だ。
伊江港から鉄砲ユリが咲いているリリー公園まで往復8kmだから、1時間あれば十分だと思った。

「レンタ・バイクでリリー公園まで何分かかりますか。」隣で若い女性が尋ねていた。
「バイクだと20分だね。」…ゲゲッ、ずいぶんかかるじゃない。
「じゃあ、自転車だと?」
「どんなに急いでも30分じゃあキツイですよ。公園は島の反対側だし、城山までずっと坂道ですよ。」…地図じゃあ分からないけど、坂があったのか。

ここで、旅の目的を思い出さなければならない。
「伊江島で鉄砲ユリが咲き始めた」というニュースを聞いたから、4時間自転車に乗って自分はここにいる。
どんなに坂がキツクても、往復1時間で戻ってくればいいのだった。
楽しいサイクリングが、島巡り自転車耐久レースになってしまった(ーー;)

左手に見えるのは人口50人の水納島。白い砂浜と海水浴場が見えます。

伊江島に近づいてきた。
あの城山(ぐすくやま)のふもとを突っ切って、島の反対側にあるリリー公園に行くんだ。

まもなく、港に到着。
自転車にまたがり、船を飛び出す。

伊江島は花の楽園です。道行く途中にきれいな花が咲いてます。

しかし、さっきからずっと上り坂が続く。20分は漕いでます。足にきてます。
標高172mのグスク山の登山口。信仰の対象。次回は登るからね。

菊を栽培しているんだ。電球の光で開花時期を調整するのかな。

牛さんがいるよ。人間にはなかなか会わないけど、牛さんはたくさんいる島だ。

これは、モクマオウ並木。
ここから一気に下り坂。楽で気持ちいいけど、帰りを考えると辛い。

島の対岸に出た。ここで南に向かって一気に走る。
サトウキビ畑を走る。

ようやくリリーフィールド公園の入り口に着いた。既に30分経過していた…。

伊江島へ行こう(2)

2007-04-26 | 伊江島(伊江村)
2時間も自転車漕いで来たのに、港にフェリーの姿が無かった。
乗船券売り場のシャッターは閉ざされ、時刻表を見ると11時の後は15時…。4時間も船が出航しない。
乗ろうと思った13時30分発は、夏休み限定の臨時便だった。

伊江村主催のゆり祭りなのに、村営フェリーは臨時便を出せない。
離島って、大変なんだ。
15時までの2時間を利用して、瀬底島へ行くことに。

この瀬底大橋は、全長762mで、高さは22mもある。
橋ができる前は、乗船時間わずか6分の距離なのに、一日10往復しか船がなかったそうだ。

橋の上は、強烈な横風が吹いており、自転車ごと飛ばされそう。
道路の勾配も、やたらときつい。
目的地の伊江島を横目に、自転車を押し、やっとの思いで前に進む。

伊江島方面から近づいてきた船は、フェリーだった。IEと書いてある。
このフェリーが橋の下を通過できるよう、橋の高さが22mもあるんだ。
橋ができて便利になったけど、渡るのも大変だ。

橋を渡り終えたところは、エメラルドの海岸。
足を海に浸すと、元気が出てくる。

シュノーケルに出かけるのかな。
いいなあ。

サトウキビが植えてある。
ウグイスが鳴いている。
YouTube - 瀬底島のウグイス

琉球大学の熱帯生物圏研究センターまで行って、引き返す。
フェリー出発まで、あと30分。
しかし、とんでもない展開になるのだった。

伊江島へ行こう(1)

2007-04-24 | 伊江島(伊江村)
沖縄の暑い夏がやってくる。
「東シナ海に浮かぶ伊江島に、鉄砲ユリが咲き始めた」と、ニュースで聞いて、急遽サイクリングで伊江島を目指すことにした。

走行距離は、往復30kmくらいかな。
天気予報では夕方天気が崩れるといっていたけど、大丈夫そうな感じ。
時刻は午前11時。国道に出て、ツタの絡まる名護球場を横目に、いざ進まん。

自転車は、快調です。
お天気も、気候もいいよ。
海は青いし、歩道は広いし。

おお、遠くに、瀬底島が見えてきた。
エメラルドの海が続いています。
フェリー乗り場がある本部港まで、もうちょっとだよ。

ここがスキューバ・ダイバーに有名なゴリラチョップ。
この岩が、名前の由来なんだけど、そんな風に見えますか?
冬場季節風で波が荒くダイビング不能でも、この場所だけは潜れるらしい。

ダイビングを楽しむ人たち。
いいなあ。

午後1時。伊江島へのフェリー出発時刻まで、あと30分。
しかし、このあと、思いがけない展開になるのであった。

イノーの生き物

2007-04-23 | 沖縄の海
潮が引いたときのイノーの生き物たち。
詳しい方に案内してもらいました。

上は、キイロダカラ君。
タカラガイの仲間で、学名は Monetaria Moneta.中国名は「銭幣宝螺」、英語名は Money Cowrie.
古くから世界中で貨幣とされた貝。漢字でも、財、賃、貸、資、買…に貝がある。

岩の陰に隠れるナガウニ君。
外敵に狙われないよう、トゲがある。おいしいのかな。


無防備なトゲクリイロナマコ君。
ちょっと堅いです。外敵も襲わないのかな。おいしくないのかな。

砂と同じ色で、これは地味なカニ君。
狙われる美味しさなのだろうね。

サンゴの隣にいるのは、触手を伸ばして砂を食べているニセクロナマコ君。
お尻からきれいな砂を出す、海の掃除屋さん。
猫の尻尾みたいな感触です。伸縮自在の便利な体です。

こちらは、アライボヒトデ君。
ひっくり返すと、自力で起き上がります。

こちらは鮮やかなアオヒトデ君。
やたらと目立ってますが、エメラルドの海では目立たないのかな。

案内してもらうと、イノーの世界が見えてきます。
いろんな生き物が生息する空間です。

沖縄美ら海水族館(15)

2007-04-22 | 美ら海水族館
もうすぐゴールデンウイークですね。
沖縄への飛行機は満席に近く、沖縄美ら海水族館は、かなりの混雑が予想されています。
ゆっくりと見られない方もいるかなと、ジンベエザメのエサやりの様子を動画にしてみました。

エサやりの時間なので、場内も水槽内もにぎやかです。
カツオやマンタもぐるぐる動き回っています。
そして、ジンベエが…
YouTube - ジンベエ立ち泳ぎ
続きです。
YouTube - ジンベエザメ エサやり
体長7.5mのジンタ君は、12年の世界最長飼育記録だそうです。
YouTube - ジンベエザメ ジンタ君は世界最長

連休は高速道路も含めてかなり混むそうなので、5月5日(土)とかは避けた方がいいかも。
朝早くや夕方とか、少しでも人出が少ない時間帯を選んでご利用くださいね。

備瀬のフクギ並木

2007-04-17 | 本部町
海洋博公園のエメラルドビーチの隣に、備瀬という集落があります。
海沿いの小さな集落ですが、ここには素晴らしいフクギ並木があります。

並木といっても、生垣が巨大化した感じです。
隣の家に行くのも、緑のトンネルの中を歩く感じです。
道はきれいに掃き清められていました。
この先は、海に向かってます。

並木の先は、きれいな海に出ました。
海産物も干してあります。

海沿いに続く道です。
日除けになり涼しく、台風や海を渡る強い風除けになり、紅型(びんがた)という沖縄独特の染物の原料になる。フクギは効用が多い。人々が大事に付き合ってきた植物といえます。

散策するのも、いいですよ。

今帰仁城跡

2007-04-16 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
世界文化遺産に登録されている今帰仁(なきじん)城跡です。 グスク及び関連遺産群
沖縄美ら海水族館のすぐ近くにあります。

1429年に中山王の尚巴志(しょう・はし)が、それまで勢力を競っていた三山(北山、中山、南山)を統一したのが、琉球王国の始まりとされています。

この今帰仁城跡は北山の拠点だったところで、城郭の大きさは首里城と同じくらい大きいと言われています。
城郭を登ると、海が見えます。

これは北の方を眺めています。城郭が三重になっているところも、首里城と似ています。
建物は、他の城跡と同じに復元されていません。

城壁の石の積み方は、空積みです。
石を積み重ねているだけです。

若い方や外国人に人気があるようです。

首里城の好きなところ

2007-04-15 | 琉球・首里城
首里城は、観光客や修学旅行生など、いつも人が多いですね。
でも、京の内や西(いり)のアザナは、結構人が少なくて、ゆっくりと城を楽しめます。
それに無料区域にあるので、お金が不要だし。

門も何種類かありますが、櫓(やぐら)門は上から見ると風格があります。
城郭も立派で、建物とよく合っています。

これは、今年1月にオープンした書院(右側)と鎖之間(さすのま:左側)です。
書院は、国王の執務室です。鎖之間は王子の部屋。
前庭の琉球庭園を、これから作るようです。
京の内から、よく見えます。


ここから先は普段は公開していない場所です。
ちょっと見させてもらいました。

これは正殿の塗装をやり変えているところです。
漆ですが、中塗りに黒い色が使われています。
上塗りでは、ベンガラの赤を使います。
強い陽射しから大切な木材を守るために、黒い顔料を使うそうです。

日没後はライトアップされてきれいです。

夕陽が伊江島に

2007-04-14 | 伊江島(伊江村)
日毎に、日の入り時刻が遅くなってきました。

そして、日の入る場所も北にずれてきました。

北というのは、右の方です(当たり前ですが)。

もう少しで、伊江島にかかります。


伊江島では、本日第15回伊江島一周マラソン大会が行なわれました。

島の周囲が22kmなので、ハーフマラソンがあるようです。

いい天気でよかったですね。

サンゴ礁の風景

2007-04-08 | 沖縄の海
サンゴ礁を見ていただいてありがとうございます。
YouTube に動画を載せてみましたので、4月の沖縄の海をご覧ください。
緑色は藻で、いつもは海面下にあります。
引き潮の数時間だけ、サンゴ礁に出て行くことができます。

360度の風景です。伊江島、水納島、瀬底島の順に見えます。
YouTube - イノー360度

イノーの水溜りにルリスズメダイがいました。
風でさざ波が立ってちょっと見づらいけど、5,6匹いました。
YouTube - イノー

サンゴ礁

2007-04-06 | 沖縄の海
沖縄は、サンゴ礁で囲まれています。
サンゴ礁は、死んだサンゴが積み重なって出来た、遠浅な海底地形です。

引き潮になると、サンゴ礁は海面に姿を現します。
この浅い海はイノー(礁池)といい、海の畑とも言われています。
地元の人が、数人、海産物を取っています。

小さな生き物に注意しながら、サンゴ礁を歩いてみました。

これがマイクロアトールかな。

サンゴは石灰質の動物ですが、動けるのは幼生の頃だけです。
どこかの岩にくっついて成長を始めると、動けなくなります。

いろんな種類のサンゴがいます。

サンゴ礁を作るサンゴの仲間を”造礁サンゴ”と呼びます。
造礁サンゴは”褐虫藻”と共生します。
浅瀬にいるので太陽の光をたっぷり浴びた褐虫藻が光合成し、サンゴに栄養などをもたらし、サンゴの成長が早くなるそうです。

この右側のサンゴが死ぬと、サンゴ礁になるんだ。
左側はもう死んでいるのか、つやがない。

これも同様で、回りのサンゴ礁とぴったり合致している。

こうして、少しずつサンゴが成長し、死んで、長年月をかけてサンゴ礁が出来ていく。

クジラが現れた

2007-04-02 | 沖縄の海
「沖縄美ら海水族館」がある海洋博公園。
目前に広がる東シナ海を、黒潮が流れています。

春先は、繁殖のため、ザトウクジラがここに集まると言われています。
見ました。見つけました(^^♪

YouTube にアップしました。
遠方からですが、水面から尾が出て、水しぶきが上がるのが見えますか。

YouTube - クジラ・ウオッチング

YouTube - ザトウクジラ出現

ザトウクジラの尾びれの実物大です。
海面に出ていたのは、こんな感じです。

ホットドック(コーレーグース味)

2007-04-01 | 料理
最近、朝食のお気に入りです。
フライパンで、あらびきウインナーを温めます。
次に、キャベツを炒めます。
味付けは、以前作ったコーレーグースを一回し。
これが美味しいんですよ。 コーレーグースが出来た

ホットドック用のパンにキャベツとウインナーを盛り付けて、アルミラップに包んでトースターで焼いて、完成。
キャベツに唐辛子の辛味が十分加わって、ウインナーにマスタードは不要です。

野菜スープとタンカンヨーグルトも添えて、完成です。
美味しいので食べすぎに注意です。