沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

みんなのトンボ池

2009-10-10 | 環境教育
プロジェクト・ワイルドの有名な環境教育プログラムです。
川と池と湿地がある白図に、農場、工場、レストラン、クリーニング店、家、道路、公園などの配置を、みなで考えて町を完成させるものです。
5人が、農業、工業、商業、子を持つ親、野生生物に別れ、それぞれにとってベストのプランを考えます。与えられた役割になりきると意見のぶつかり合いが出てきます。

ふだんは考えたことも無い農場経営者や工場経営者の立場から町の発展と野生生物の保全を考えます。
ロールプレイングは、各自がいつの間にか身につけていた価値観から一旦離れて、「他人の立場から物事を考える」ことができます。理解できなかったことが分かるようになれば、問題解決の糸口になります。
<上:住居、左:農場、右:公園、左下:工場、右下:商業>
自分の立場や要求が明確になれば、全体の合意形成につながります。
自分も意見が通ること、相手の意見を聞いて自分の考えを改めていくこと、皆で合意していくことに、楽しさや満足感が生まれます。
<上:農場、次:公園、右:住居、商業、左下:工場>
①町のコンセプト、②町の特徴や配慮したこと、③対立したり、まとまりにくかったことを発表してもらいます。
他の班の発表を聞いていると、それぞれが熱心に話し合い、土地利用計画をまとめ上げていった様子が明らかになります。
<左上:農場、左下:工場、右上:公園、右下:住居、商業>
苦労して合意形成した結果の土地利用計画に、点数づけは不要です。工夫やすぐれた事柄を整理してまとめるだけで十分です。
ゾーニング、工場や農場などの排水処理を、どの班もちゃんと考えていますね。
工場を下流側に配置していますが、地図の下にも「別の町」があることを指摘します。