沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

2009-10-13 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第四話「炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of fireのDVDを見ました。
複雑な長編を、分かり易く、楽しめました。原作は内容が暗かったけど、映画では偏らないようバランスよくまとまっていました。原作・訳本とDVDと比べて異なるところもあります。第三話に引き続き、少し紹介します。

■リドル家The Riddle Houseにいたのは何人?
話の冒頭、ハリーが夢を見ている場面。誰もいないはずのリドル家でボルデモートVoldemortとワームテールWormtailの会話を、番人のフランクFrankが聞きつけて近づき殺されてしまう場面。原作では、登場するのは2人だけだが、映画では、話の中心人物となる男が加わり3人。この男は、ボルデモートから闇の印を上げて仲間を呼び寄せることを任され、原作より映画の方が第三話のストーリーが明確になっている。

■物語はバーノンUncle Vernon家から
シリーズは毎回、新学期開始前にバーノン伯父さんの家でハリーが過ごしているところから始まる。今回も夏休みでバーノン伯父さんの家にいるハリーを、クイディッチQuidditchのワールドカップ決勝戦に招待するためウィーズリーWeasley一家が迎えにくるが、電気ストーブに置き換わって塞がれた暖炉から部屋に入ろうとして、居間を激しく破壊してしまい、バーノン伯父さんは怒り大爆発する。面白い場面だけど、映画では残念ながらカットされている。

■クラムKrumの活躍やバグマンBagman
ワールドカップ決勝でブルガリアのシーカーである18歳のクラムが活躍するが、映画では登場シーンだけ。また、魔法省に勤める元イギリス代表のバグマンやクラウチCrouchの屋敷しもべのウィンキーWinkyも映画にはでてこない。

■デス・イーターDeath Eaters
原作では、デス・イーター達がマグルMuggleであるキャンプ場の管理人ロバーツRoberts一家に対し「服従の呪文The Imperius curse」をかけ、空中で操るという残忍な場面がでてくるが、映画ではキャンプ場を焼け野原に破壊するだけである。

■ボーバトン校Beauxbatons
フランスから来たボーバトン校から男女十数人の生徒がきた(a dozen boys and girls)と原作にあるが、映画では女子ばかりで女子高のように描かれている。

■フランス人
Madame Maximeマダム・マキシーム校長はフランス人の特徴としてHの発音が難しいため、会話での表記が次のようになっている。
Hagrid⇒’Agrid.hope⇒‘ope.horse⇒‘orse.このほか、DumbledoreはDumbly-dorr.また、thがzになっている。the⇒ze.they⇒zey.this⇒zis.that⇒zat.with⇒wiz.

■磔の呪文The Cruciatus curse
闇の魔術に対する防衛術の授業で、教師のマッドアイ・ムーディMad-Eye Moodyから「許されざる3つの呪文」を質問され、ネビルNevilleが「磔の呪文」と答えるが、呪文に苦しむクモを見て気分が悪くなる。その理由は後に明らかになるが、ネビルの両親が磔の呪文で拷問にかけられたこと。原作では、さらに、両親が病院生活をしており、ネビルは祖母に育てられていることが明かされる。

■第一課題のヒント
ハグリッドが教えてくれるところは原作も映画も同じだが、原作では、ハグリッドから直接声をかけられるのに対し、映画では、ロンRonが伝言で「ハグリッドのところへ行け」とヒントをくれており、ロンとの仲直りの際に明らかにされる。

■第二課題のヒント
水中で1時間活動するのに必要な方法について、原作では、ハリーは競技ルールを守ってネビルに相談しないため、競技開始直前に、ドビーDobbyがスネイプの部屋から盗ってきてハリーに渡すが、映画では、図書館でハリーがネビルに尋ね、ネビルから教えてもらっている。

■クラウチの死
原作では、禁じられた森で、行方不明のクラウチを発見したハリーは、ダンブルドアを呼びに行っている間にクラウチがいなくなってしまう。しかし映画では、クラウチは「ある人物」の癖に驚きの表情をみせた後に、禁じられた森で死亡しているところをハリーに発見される。この癖は、映画独特のヒントになっている。

■クラウチの息子
アズカバンに収容されていたクラウチの息子が、なぜ現れたのか、映画では明らかにされていないが、原作では、死期が近いクラウチの妻がポリジュースPolyjuceを飲んで息子と入れ替わってアズカバンAzkabanで埋葬され息子は死んだことになり、クラウチの息子は父親に匿われながら生きていたことが明かされる。

■ワームテールの手
原作では、(人差し)指の欠けた「右手」を差し出し、左手の短剣で右手首を切断する。He stretched his right hand out -the hand with the missing finger. He gripped the dagger in his left hand,and swung it upwards.映画では、ワームテールの「左手」の薬指が欠けていた。

■直前呪文Priori Incantatem
ハリーと復活したボルデモートが決闘したとき、互いの呪文がからまって動かなくなった後、セドリックCedricやハリーの両親が出てくる。映画では説明が無いが、原作では、二本の杖が兄弟杖であるために起きた現象で、ボルデモートが直前にかけた呪文を、ハリーの杖が吐き出させたため、杖で殺された人の姿が逆戻しで現れたことが明らかにされている。

*********ハリーポッターの記事一覧***********

ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
秋の夜長にDVD (フーミン)
2009-10-14 20:20:46
シリーズ制覇しそうですね
私はTUTAYAで松本清張の映画のDVDを
借りて観たいとおもっているんです。昔
好きでよく聴いていた曲のCDも借りたいし。

今はいろいろなことで余裕がなくて残念です。
フーミンさんへ (forever-green)
2009-10-15 00:16:57
今読んでいる「不死鳥の騎士団」が辞書のごとく分厚い上に、話が暗くて、なかなか進まないです。ちょっと難しいし。
多少わからないことがあっても、飛ばすことにしたら気が楽になりましたよ(^^♪

フーミンさんも、いろいろなことに気を配ってテキパキ処理される方のようですので、DVDとか音楽で、大切な自分の気を楽にさせてあげたらいいのになあと思います。

音楽は、きっと効果抜群ですよ。

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