沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

琉球国王の部屋(御書院)

2007-01-30 | 琉球・首里城
首里城で、琉球国王や王子の執務室が復元されたので、行ってきました。
遺跡発掘調査から時代考証、設計、工事と合計6年を費やしたそうです。
首里城公園
書院(しょいん):向かって右側は、国王の仕事部屋。
鎖之間(さすのま):左側は、王子の部屋。
京の内からみたところです。
庭園工事がこれからなので、簾(すだれ)が掛かっています。

入り口は、南殿の2階の展示室から。
ここは地盤が高いので書院の1階につながります。
新しく出来た通路で書院に入ります。
昔の首里城は、建物の2階部分が正殿ともつながっていて、国王は階段を使わずに移動できたようです。

右側に見えるのは鎖之間。
庭には大きな岩がありますが、琉球庭園をこれから1年かけて復元するそうです。

内部は、8畳や12畳の広い和室が数部屋並んでおり、茶室もあります。
骨組みは和風で、イヌマキ(沖縄ではチャーギ)が使われています。
庭園側には、茶室があります。

首里城というと、赤く漆で着色された正殿が特徴です。
琉球建築は、中国と日本の建築様式が合体したように思えますが、今回復元された国王や王子の部屋は、「純和風」というのが新しい発見です。

鎖之間では、琉球王朝の説明を受けながら、琉球時代のお茶とお菓子が、300円で飲食できます。落ち着けます。
国王はこの場所で、国王の書簡を書かせたり、三司官(大臣)などから報告を受け判断したり、中国や日本からの賓客をお茶菓子などで接待したそうです。
首里城というと、儀式が行なわれる厳粛なイメージでしたが、新しい魅力かな。

桜が、もう咲いたョ

2007-01-25 | 沖縄のくらし
日本一早い桜祭り。沖縄ではもう、桜が咲きました。
八重岳の寒緋桜
でも、写真をよく見ると、まだ咲いてないように見えますね。

沖縄の桜の不思議をご紹介します。
「沖縄では山頂から咲き始め、次第に麓に開花が下りてくる。」
麓の入り口ではまだ咲いていないけど、山頂に向かって登っていくと、もう咲いています。

ずいぶん上がってきました。遠くに海が見えます。高さが分かりますね。

近づくとこんな感じ。

桜が開花するためには、一定の寒さが続くことが必要。
しかし麓はまだ暖かかく、山頂の方が寒いので、先に咲き始める。
2月に向かって冷えてくると、麓も寒さが得られ、咲き始める。
ということらしい。 日本の桜(開花のしくみ)


また、本土では桜の開花前線は北上しますが、沖縄では北部の八重岳山頂が最も早く、次第に桜前線が南下するそうです。
理由は同じです。沖縄は面白いです。

山の山頂近くは、こんな感じ。

山全体が、うっすらとピンクに染まっています。

東京モノレール15億人

2007-01-24 | 国内旅行
浜松町駅でモノレールに乗ろうとしたら、改札前の広場に、赤いじゅうたんが敷かれて、式典の準備をしていた。
通算、”15億人”が、間近らしい。
何人もの係員が乗客をカウントダウンをしているようなのだけど、階段から降りてくる客だけを対象にしており、これから乗る客は計算外みたい。
そりゃ、飛行機に乗ろうと先を急いでる人を捕まえて、式典は出来ないしね。

羽田空港駅で降りると、JALの社員が記念品のボールペンを配っていた。
25分間の乗車中に、ちょうど15億人を達成したらしい。
みなさんも東京モノレールには何回も乗車されたんだろうけど、今日、たまたま乗車した私が、運よく記念品をいただいたわけです。感謝です。

ちなみに、15億人目は20万円分の旅行券だという。景気がいいねえ。

ドーナツ棒

2007-01-19 | 本部町

疲れたときには、甘いものがいいですね。
沖縄は、今サトウキビの収穫の季節です。

サトウキビから作った黒糖ドーナツ棒。
まあるくないスティック型のドーナツ。

サクッとした食感と黒糖の甘さ。
疲れも、癒されるかな。

20本入りで、お求め安い630円です。

こちらは、やえざくら黒糖。300円。
口に含むと、甘さが広がります。



あら煮

2007-01-13 | 料理
道の駅「許田」に魚屋さんがあります。
魚のあらを売っていたので、買って調理してみました。
名前を聞かなかったけど、鯛に似ているので、鯛だろうと。
結構たくさん入っていて400円なり。

沸騰した湯に、魚を順番に入れて、すぐに取り出し、氷水で血などを洗います。
ゴム手袋で行ないます。

鍋に水3カップ、酒3カップを沸騰させ、あらを重ねながら入れます。
沸騰したら、砂糖大さじ3を加え、落し蓋をして20分煮ます。

落し蓋を外し、醤油で味付けします。
大根やごぼうなどの野菜がないので、「はやとうり隼人瓜」を加えてみました。
中火で30分煮ます。

完成です。
美味しくできました。
はやと瓜は、煮ても、いけます。

鍋にまだたくさんあるので、明日もあら煮です。

Yahoo動画

2007-01-12 | 生活
便利になったものです。
動画の配信がネットで出来るようになってきました。

YouTube で最も人気のあるビデオから面白いモノを発見したり。

無料動画:映画、韓国ドラマ、アニメほか…パソコンテレビGyaO[ギャオ] で配信番組を見たり。

Yahoo動画 - 無料動画10万本の総合テレビ、ビデオ配信サイトで、番組を見たり。

相互リンクしていますオラシオさんのBLOGを見ていたら、K-1特集をYahooが配信してます。
今月末までの期間限定です。
Yahoo動画 - K-1 BATTLE ARCHIVES

オラシオさんもBLOGに書かれていますが、アーネスト・ホーストはすごい選手だったんですね。
93年頃から、4度目のチャンピオンになるまで、彼の戦いの歴史、体重を徐々にあげてながら体格差をカバーしようとしていったこと、ミスター・パーフェクトと呼ばれるに至った、攻守にわたる非常に高度な技術力…。

一気に、ホーネスト選手の全試合を観てしまいました。
ボブ・サップ選手と戦うところは、最後に観てください。

詳しい観戦記、お勧めの試合はオラシオさんのページが分かりやすいです。
「アーティスト」な人々|オラシオ主催万国音楽博覧会

コーレーグースが出来た

2007-01-10 | 料理
2ヶ月前に記事にした コーレーグースのつくり方ですが、すっかり出来ていました。
なかなか、深い味わいです。

それで唐辛子ですが、東村の共同売店で100円で売っていたので、また2袋買ってしまいました。
右側が、それでつくった新しいコーレーグースです。
前回の残りの泡盛に唐辛子を加えました。

左側は、量が減って黄色くなっていますが、2ヶ月前につくったものを、一番左が調理用の小瓶に移し変えたものです(下の写真)。
唐辛子により、泡盛の色が黄色くなっているのが分かりますか。

チキンラーメン

2007-01-09 | 料理
自宅の庭に建てた小屋の中でチキンラーメンを開発し、日清食品(株)を一代で作り上げた苦労人 安藤百福 (あんどう ももふくさん)が、2007年1月5日に亡くなった。
数えで97歳。沖縄では9月7日に「かじまやー」の長寿のお祝いをする年齢だ。

このBLOGでチキンラーメンの登場は5回目です。
BLOGのチキンラーメン記事一覧

小鍋に卵を入れ、沸騰させてから冷まして、ゆで玉子を作ります。
野菜を炒めます。今日は、キャベツとニンジンとジャガイモです。
味付けは、中華だしとコーレーグースを使います。

どんぶりの中にチキンラーメンを入れ、沸かしたお湯を注ぎます。
直ちに野菜炒め、ゆで卵、のり、冷凍刻みネギを加えて完成です。
ヨーグルトにミカンも添えてあります。

いただきます。
おいしーぃ(^^♪

この麺は、カップヌードルと同じだね。
カップヌードルは、家庭にどんぶりのない外国向けとして、コップにチキンラーメンを二つ折りにして食べている店員をみて、思いついたそうです。
「てるてる家族」に出ていた発明おじさんの発想の原点だね。

お焼香は出来ないけど、自作チキンラーメンで、安藤百福さんの冥福を祈ります。

はやとうり(隼人瓜)

2007-01-08 | 料理
東村の慶佐次の共同売店で、見慣れない野菜を見つけた。
2つで100円。(もう一つは、さらに大きい)
名前を聞いたけど、方言なのか調べても見つからなかった。
しかも店員さんから「買うんですか?」みたいな顔をされた。

写真だとピーマンのようですが、包丁と比べると大きさが分かります。
表面には、ロウのようなツヤがあります。
瓜の仲間をネットで調べると、はやとうり(隼人瓜)に良く似ている。
隼人は、薩摩隼人の意味で、鹿児島で栽培されたらしい。それかな。
よって、隼人瓜と決め付けて、レシピを探して料理してみました。

縦に切ると、中はこんな感じです。
白いのはタネです。

皮を剥いて、タネを取ります。
表面の凹凸に合わせて皮をむくと、こうなります。
硬いメロンを剥いている感じです。

薄く切って、塩もみして、水洗い。
カットわかめと和えます。
シークヮーサー・ポン酢をかけていただきます。

これは、美味しーい(^^♪

渡久地(本部町)

2007-01-07 | 本部町
国頭(くにがみ)郡本部(もとぶ)町にある渡久地(とぐち)は、港町です。
渡久地港 は、本部半島の付け根にあり、風の影響を受けない穏やかな港です。
カツオの漁船や小型の漁船が停泊しています。水納(みんな)島への高速艇もここから出ます。
警察の船もあります。あれ、海の警察は、海上保安庁じゃないのかな。

このお魚屋さんは、にぎわっています。
水揚げされた新鮮な魚が並んでいます。
いろんな色があるね。

「牛まぁー」ってなんだろう。
漁師さんたちの居酒屋かな。
屋根の上に、牛が乗っています。

昔ながらの店です。
野菜だけでなく生活に必要ないろんなものを売っています。
町はずれには全国型スーパーもあるので、苦戦していると思います。

これが沖縄そばで有名な、岸本食堂の本店です。
駐車場がないので、店の前にはお客の車が止まっています。
伊豆味街道の支店には、大きな駐車場があります。

西平黒糖です。黒糖ドーナッツ棒が人気なのかな。
無農薬サトウキビから、ろ過と釜焚きを7回も繰り返して、黒糖を作っています。沖縄黒糖
離島にあるサトウキビ精製工場は、離島の数少ない雇用を支えています。

沖縄へ向かう飛行機の機内サービス。着陸30分前になると飴が配られます。
黒糖飴もあるので、味わってみてくださいね。

水納島(3)

2007-01-06 | 水納島(本部町)
5ヶ月ぶりに水納島に行ってきました。
前回記事: 水納島(2)
今の季節は、一日に3往復です。
乗船時間は、たった15分なのに。近くて遠い島です。

乗船しようとしたら、島で採れた大根を船から降ろしていました。

お客さんは、他に一組だけ。
寂しいです。

島に到着です。
このエメラルド・グリーンの海が、素晴らしい。
漁船まで、輝いています。

空と雲と海と波とサンゴの砂浜。
日が照ると、とても冬とは思えない。
十分、日焼けしそうだ。

島の中を歩く。
あれっ。ヤギさんがいたよ。
前回は気がつかなかったけど。

島はクロワッサンの形をしている。
歩くと、直ぐに対岸に出る。
この島は、心が癒されます。

イルカ・セラピー

2007-01-04 | 本部町
本部町にある もとぶ元気村に行ってきました。
以前はBG財団の施設でしたが、今は沖縄県の関係団体が運営しています。
公的施設なので、ガイドブックにはあまり紹介されていない穴場です。

マリンプログラム、イルカプログラムなどが人気で、子供達が多数利用しています。
カヌーは50分で3000円。他の施設も、このくらいの値段にして欲しいですね。
イルカとのふれあいは、ややお高いです。
湾の中に区切られたスペースに、イルカが何頭かいるようです。

近くを歩いていたら、興味を持ったのかイルカの方から近寄ってきました。
いきなり、水面から出て、ご挨拶です。
驚きました。

ここでは、イルカセラピーのプログラムが行われています。
自閉症など閉じこもりがちな人たちが、イルカとの交流を通じて、閉じた心を開く効果があり、人気だとのことです。
こんなイルカさんと毎日触れ合えたら…そりゃ良くなるよね。


こちらは、お隣の海洋博公園です。
イルカラグーンにいるフジで、今日も元気でしたよ。
人工尾びれをつけてジャンプできるようになったイルカの姿を見に、多くの方が訪れます。
この物語は、撮影も終わり、今年の夏には映画が封切られます。

沖縄の正月

2007-01-03 | 沖縄のくらし
初めて迎えた沖縄のお正月。
海洋博公園おきなわ郷土村の地頭代の家へ行ってきました。
カチャーシーや、三線を教えてくれたところです。

沖縄のお祝い料理だそうです。
かまぼこ、豆腐、ごぼう巻きとお茶をいただきました。

かまぼこは、食べなれている味とはちょっと違う感じ。
豆腐は、たまご焼きかなと思ったら、とうふでした。
ごぼうを巻いてあるのは何かと尋ねたら、ごぼう巻きといわれました。

帰る途中、御餅を買いました。
ナントゥーもちです。年頭餅がなまったらしいです。
黒糖を材料に水飴が使ってあり、伸びまーす。
ごま、ピーナツが添えてあります。
月桃の葉の香りがします。

謹賀新年

2007-01-02 | 本部町

新年明けましておめでとうございます。
元旦は、海洋博公園に行ってきました。
沖縄のお正月を見つけられるかな。

琉球舞踊が行われていました。四つ竹かな。
お茶やお餅のふるまいもありました。

獅子舞です。
それとも、シーサー舞なのでしょうか。
沖縄に来ると、日本文化は中国の影響を受けていることが身近に感じられます。

後ろ足は、子供が演じています。
とても上手です。感心しました。

続いて、エイサーです。

最近の曲が多いので新しい祭りかと思ったのですが、エイサーの歴史はおもろそうしの頃とも言われ、かなり古いようです。

この景色はいいなあ、といつも思います。