フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

吉行文枝著「淳之介の背中」を読みました。

2008-04-09 21:54:00 | 読書会
4月9日 水曜日  晴れ

読書会の日です。吉行文枝著「淳之介の背中」を読みました。
著者は吉行淳之介の奥様です。

結婚して一緒に生活いた時間より、別居していた時間の方が長かった、そんなご夫婦だったようです。
それでも亡くなった夫を思い出しながら、淡々と何方かにお話すかのように書かれています。
夫が亡くなって時間が経過しているのでこのように書けたのか・・・。

メンバーの第一声が「よく我慢したわね」でした。
夫が別の女性とともに生活をして居ながらも、
お誕生日には必ず紅いバラの花が送られてきたそうです。

生活を困らせることも無く、連絡は取って居たようですが、
そんな生活を妻としては許せない、とメンバーが口々に言いました。

新婚の頃、まだそんなに売れていない頃、経済的にかなり大変だったようですし、
それを妻として頑張って居られたようです。
夫の友人達との付き合いも妻としてすばらしいのです。

淳之介が宮城まり子さんと一緒に生活していたことは、周知のこと、
でもその他にも女性はいたのよ、とメンバーの言葉。
女性だけしか居ませんから、かなり淳之介さんに避難の声が出ました。

「良く離婚しなかった」という人もあったり、
「昔は離婚と言うより夫に従うことしかなかった」という人もいました。
どちらにしまして私たち女性からは、批判しかありませんでしたね。

夫が居ない長い年月、どのようにしていたのか、興味があると言う意見も出ました。
確かに生活費には困らなくても、頭の良い著者が何もせずには居なかったでしょうし。
確かに興味がありますね。

夫が亡くなって著者の下に帰ってきていると言います。
埋葬されているのですが、これが著者の本心なのでしょうか・・・。

著者の事から、雑談に華が咲きました。
おせんべいや羊羹を戴きながら、楽しい2時間でした。
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