フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

小5の孫息子とリコーダー

2010-03-29 18:28:14 | 日記
3月29日 月曜日 晴れ時々にわか雨

朝の内お天気が良かったので、お洗濯をして2階の乾し場に干しました。
今日は長女が孫息子2人と一緒にやって来てくれる事になっていました。
いつもの春休みは2泊3日でやって来るのですが、今年は婿殿の仕事の事もあったりで、
お泊まりは出来ないとの事。

出来ればお花見に行っても良いし、映画に行っても良いと思っていました。
ところがにわか雨が降ってきたりして、どうも出掛けたいような空模様では無くなったのです。
この春から5年生になる孫息子のリコーダー練習につきあう事にしました。

「彼のリコーダーの成績は、赤信号」と、担任からコメントがあったというのです。
娘はリコーダーが好きで、個人レッスンを受けていた事がありましたし、
わたしはこの娘からリコーダーの手ほどきをしてもらったのです。

先ず驚きましたのは、教科書の楽譜に仮名で階名を書いているのです。
そうするように先生から指示が出るのだそうです。私たちが子供の頃には考えられない事でした。
それでリコーダーの練習の前に、わたしが先ず楽典の講義をしてみました。楽典はわたしの方が得意です。

階名と音名の説明をして、ト音記号の名の由来、そして調号を付ける理由等々、
わたしが子供の頃、音楽の時間に学んだ事を、紙に書いて説明をしました。
ついでに鍵盤で実際に音を出して、調号を付ける理由を説明したのです。

それから、楽譜を階名で言えるように、何度か繰り返して、一緒に楽譜を見ました。
柔軟な子供の事ですから、直ぐに階名で読めるようになりました。これにも驚きました。
ただ音符の長さがまだ理解出来ていませんでしたから、ついでに音符の長さも説明しました。

その後リコーダーを吹く事にしたのです。
なんと仮名が書かれていない楽譜を見ながら、リコーダーを吹く事が出来たのです。
多少、音の長さが違っていましたが、ともかく吹けたのです。
わたしもむすめも、これには驚きました。拍手を沢山して彼の進歩を絶賛しました。

吹いたのはほんの10分か15分ぐらいと思います。
孫息子はそこでひとまずリコーダー練習を終了する事にしました。連続しての練習はマイナスになる可能性大です。
暫く兄弟でゲームを楽しんでいましたが、声を掛けて一緒にお茶タイムを楽しみました。

「ちょっと休んでいる間に脳がもっと上手に吹けるように整理してくれているわよ。吹いてみて」と、わたし。
「ええ?」と言いながらも、素直に吹いてくれたのです。びっくりするほど上手になっていました。
本人も驚いたようです。とっても嬉しそうでした。
「帰る前にもう一度吹いて聴かせてね」と、わたしが彼にお願いしました。

また兄弟で仲良く遊んでいましたが、そろそろ帰宅する時間になりましたので、
わたしからのお願いを彼にしてみました。快く吹いてくれました。
途中から娘が下のメロディーを吹いて、デュエットが出来たのです。
さっきよりずっとずっと、正確に吹けたのです。バンザーイ、バンザーイです。

彼も嬉しそうに荷物をまとめて帰宅準備をし、娘の車で帰っていきました。
子供の脳の柔軟さに驚かされ、彼と一緒に喜べましたし、思いっきり幸せをいただきました。
寒くて鬱陶しい日でしたが、わたしにはとても良い日になりました。感謝です。
コメント
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