野の花 庭の花

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黄色いユニークな花が目立つ「キバナノツキヌキホトトギス」(箱根の花 21-82)

2021年11月11日 06時44分07秒 | 

黄色いユニークな花が目立つ「キバナノツキヌキホトトギス」。たしかに茎と花が葉を抜き向けているようにみえる。宮崎県の特産種で絶滅危惧種である。

(2021年秋 箱根湿生花園)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)
「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)
「アズマシロカネソウ」(箱根の花 21-13)
「ヒメシャクナゲ」(箱根の花 21-14)
「キバナイチゲ」(箱根の花 21-15)
「キバナノクリンザクラ」(箱根の花 21-16)
「ザゼンソウ」(箱根の花 21-17)
「サマニユキワリ」(箱根の花 21-18)
「エゾエンゴサク」(箱根の花 21-19)
「チングルマ」(箱根の花 21-20)
「オオカメノキ」(箱根の花 21-21)
「コシノコバイモ」(箱根の花 21-22)
「センボンヤリ」(箱根の花 21-23)
「エチゴルリソウ」(箱根の花 21-24)
「フリチラリア・メレアグリス」(箱根の花 21-25)
「シコクカッコソウ」(箱根の花 21-26)
「チシマゼキショウ」(箱根の花 21-27)
「ハルオコシ」(箱根の花 21-28)
「サキシフラガ・ルズナイス」(箱根の花 21-29)
「サギソウ」(箱根の花 21-30)
「フシグロセンノウ」(箱根の花 21-31)
「コオニユリ」(箱根の花 21-32)
「ミソハギ」(箱根の花 21-33)
「タチギボウシ」(箱根の花 21-34)
「ナガボノシロワレモコウ」(箱根の花 21-35)
「キレンゲショウマ」(箱根の花 21-36)
「キンミズヒキ」(箱根の花 21-37)
「ナツエビネ」(箱根の花 21-38)
「ヤマホトトギス」(箱根の花 21-39)
「ジャコウソウ」(箱根の花 21-40)
「レンゲショウマ」(箱根の花 21-41)
「ネムロコウホネ」(箱根の花 21-42)
「ホツツジ」(箱根の花 21-43)
「オミナエシ」(箱根の花 21-44)
「つゆくさ」(箱根の花 21-45)
「ヤマハハコ」(箱根の花 21-46)
「センジュガンピ」(箱根の花 21-47)
「キキョウ」(箱根の花 21-48)
「レンゲショウマ 青軸」(箱根の花 21-49)
「ナガバミズアオイ」(箱根の花 21-50)
「サワヒヨドリ」(箱根の花 21-51)
「ヌマトラノオ」(箱根の花 21-52)
「ゲンノショウコ」(箱根の花 21-53)
「レンゲショウマ 白花」(箱根の花 21-54)
「ヒメトラノオ」(箱根の花 21-55)
「シコタンハコベ」(箱根の花 21-56)
「ギンパイソウ」(箱根の花 21-57)
「レンゲショウマ 八重咲花」(箱根の花 21-58)
「タムラソウ」(箱根の花 21-59)
「アキギリ」(箱根の花 21-60)
「アキチョウジ」(箱根の花 21-61)
「アキノウナギツカミ」(箱根の花 21-62)
「ワレモコウ」(箱根の花 21-63)
「リンドウ」(箱根の花 21-64)
「ヤマラッキョウ」(箱根の花 21-65)
「イワシャジン」(箱根の花 21-66)
「シロバナイワシャジン」(箱根の花 21-67)
「マツムシソウ」(箱根の花 21-68)
「ツクシイワシャジン」(箱根の花 21-69)
「アサマフウロ」(箱根の花 21-70)
「ナガボノアカワレモコウ」(箱根の花 21-71)
「サクラタデ」(箱根の花 21-72)
「ウメバチソウ」(箱根の花 21-73)
「アキノキリンソウ」(箱根の花 21-74)
「サワギキョウ」(箱根の花 21-75)
「オクトリカブト」(箱根の花 21-76)
「ヤマトリカブト」(箱根の花 21-77)
「イズノシマウメバチソウ」(箱根の花 21-78)
「斑入りササリンドウ」(箱根の花 21-79)
「ムレチドリ」(箱根の花 21-80)
「ツルイワギリソウ」(箱根の花 21-81)

 

「キバナノツキヌキホトトギス」

Tricyrtis perfoliata
Masam., 1935
キバナノツキヌキホトトギス(黄花の突抜杜鵑草、学名:Tricyrtis perfoliata)は、ユリ科の植物であり、世界で尾鈴山にのみ自生する固有種である。

特徴
渓流の崖から垂れ下がるように生える多年生の草本であり、全長は50-70センチメートル、葉の長さは8-17センチメートルになる。葉が茎の回りを巻くようにつながり、茎が葉を突き抜いているように見えることからこの名が付けられた。9月下旬から10月初旬にかけて葉の付け根に黄色の花を咲かせる。

発見の経緯
1931年(昭和6年)、宮崎高等農林学校(後の宮崎大学農学部)教授の宮沢文吾が発見し「ツキヌキホトトギス」と命名して発表した。ところがその後、1935年(昭和10年)、都城中学校(後の宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校)教諭の鮫島穎が採集した標本に正宗厳敬博士が「キバナノツキヌキホトトギス」と命名し、この名が一般に定着した。

保全状態評価
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)


レッドデータブックによると、栽培用の採取などによって個体数は減少傾向にあり、現生個体は約100個体と推定されている。2007年のレッドリストの見直しの際に、それまでの絶滅危惧IB類から絶滅危惧IA類に格上げされ、2012年に再び絶滅危惧IB類に見直しされた。



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