野の花 庭の花

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小さな細長いラッパ状の紅色の花をつける「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)

2021年04月18日 07時54分56秒 | 

小さな細長いラッパ状の紅色の花をつける「ウグイスカグラ」。スイカズラ属なのでかウグイスカズラと間違って呼ばれることがある。花がたくさんつくと華麗になる。なぜウグイス神楽なのかという名前については諸説があり、「ウグイスがこの木の茂みに入り込んで隠れる様や、ウグイスがこの木の枝を渡り歩く姿を「神楽舞う」としたことなどによる」という。

(2021年春 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)

ウグイスカグラ(鶯神楽)
落葉低木
ヤマウグイスカグラの変種で茎から花まですべて無毛。葉は広い。本州・四国の山地に野生し、古くから栽植されてきた。まれに白花品がある。

 本州(中西部)〜九州の山地に多い。高さ3mに達する。枝は中実で白色の髄があり、葉柄や花柄とともに毛を散生し、ときに腺毛も混じえることもある。葉は広披針形〜卵形、ふつう先は短くとがり、基部はくさび形、長さ3〜8cm、幅1.5〜5.5cm、葉柄は長さ3〜5mm。葉より先、または葉と同時に開花する。花柄は細く、垂れ、長さ1〜2cm、先に1花ときに2花をつける。苞は線形で1個ときに2個あり、長さ2〜8mm、ときに葉状になる。小苞はふつう目立たない。萼片も目立たない。花冠は漏斗状で下垂し、長さ12〜20mm、バラ紅色、花筒は細く、長さ10〜12mm、5裂片はほぼ同大で長さ7〜10mm。雄しべは花冠裂片より短い。子房は1個、2室、2個つく時は互いに離れている。花冠や子房は無毛のことが多い。6〜7月、液果は紅熟し、広楕円形で長さ10〜15mm、食用となる。種子は楕円形で長さ4〜5mm。花期は4〜6月。毛の性質や葉形に変化が多く、ふつうさらに以下の変種が区別されるが、中間形もある。(日本の野生植物)
冬芽は長さ2〜4mmの卵形。芽鱗は1〜2対。(樹に咲く花)
学名は、Lonicera gracilipes var. glabra
スイカズラ科スイカズラ属
ウグイスカグラはふつう全体無毛で、ヤマウグイスカグラは枝、葉、花に毛があり、ミヤマウグイスカグラは腺毛がある。

 



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