野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

釣り鐘型の花が特徴の「タチギボウシ」(箱根の花 21-34)

2021年08月18日 10時21分46秒 | 

少し開いた釣り鐘型の花が特徴の「タチギボウシ」。コバギボウシもあるようなので、区別に困るが。淡い色がきれい。

(2021年夏 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)
「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)
「アズマシロカネソウ」(箱根の花 21-13)
「ヒメシャクナゲ」(箱根の花 21-14)
「キバナイチゲ」(箱根の花 21-15)
「キバナノクリンザクラ」(箱根の花 21-16)
「ザゼンソウ」(箱根の花 21-17)
「サマニユキワリ」(箱根の花 21-18)
「エゾエンゴサク」(箱根の花 21-19)
「チングルマ」(箱根の花 21-20)
「オオカメノキ」(箱根の花 21-21)
「コシノコバイモ」(箱根の花 21-22)
「センボンヤリ」(箱根の花 21-23)
「エチゴルリソウ」(箱根の花 21-24)
「フリチラリア・メレアグリス」(箱根の花 21-25)
「シコクカッコソウ」(箱根の花 21-26)
「チシマゼキショウ」(箱根の花 21-27)
「ハルオコシ」(箱根の花 21-28)
「サキシフラガ・ルズナイス」(箱根の花 21-29)
「サギソウ」(箱根の花 21-30)
「フシグロセンノウ」(箱根の花 21-31)
「コオニユリ」(箱根の花 21-32)
「ミソハギ」(箱根の花 21-33)

タチギボウシ Hosta sieboldii var. rectifolia  〔キジカクシ科(ユリ科) ギボウシ属〕
 タチギボウシは北海道から東北地方の湿原に生育する多年草。母種のコバギボウシに良く似ているが、より大きく花茎の高さは1m近くになる。
北海道ニセコのコバギボウシ花序
林縁に生育するタチギボウシタイプのコバギボウシ花
花の側面観タチギボウシタイプの葉
 タチギボウシとコバギボウシは変種の関係にあり、変異の範囲内であるとして区別しない見解もある。生態的に異なっていないならば同一種としたいので、同一種として記載していたが、Ylistでは変種として区別されているので分けて記載する。
 ここに掲載したタチギボウシは北海道ニセコの神仙沼湿原に生育していたものであり、当地のガイドブックにはタチギボウシ H. rectifolia として記載されていた。コバギボウシとの区別点をあげるとすれば、オオバギボウシほどではないが、葉はより大きく、花は筒部が短くベル型にやや急に膨らむ傾向があるなどをあげることができよう。葉柄が長くて葉身も大きく、より草丈が高い湿原の周辺に生育するタイプであろう。葉の大きさは、湿原(場所)によって異なっており、小さいものと大きいものが混在していることはないのではないかと思う。



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