健康食品を販売するE社は18日、主力製品のゼオライト入り健康食品について、成分に問題があると行政指導を受けたことを発表した。それによると、E社は「今まで安全性試験などは充分に行って」いると主張しているが、製造所のある所轄の保健所から「現在、日本においては、ゼオライトの長期摂取について安全性に関する確固たる資料がない」と安全性の疑問を指摘され、『食品添加物』の基準に沿う製造をするよう指導があったと言う。食品衛生法に基づく『食品・添加物等の規格基準』によると、ゼオライトは製造用剤として用いられる食品添加物であって、食品中の残存率は0.5%を超えてはならない規定になっている。今回、行政より「新しい見解」が出たとして、前出の行政指導の内容が伝えられた。本来は食品添加物の使用基準に照らし合わせれば、規定を超えてはならないのは常識で、行政の「新しい見解」を待つまでもない。今後の対応を「速やかに新しい基準に沿って進めていく」と表明しているものの、当初18日に発表していた「調整した製品ができ次第、皆さまへは順次切り替えてお届け」する方針を、22日に「仕掛り在庫がなくなり次第順次切り替え」と、完成品のみならず仕掛り在庫がなくなるまで販売を続ける発表内容へ、日付はそのままで文面の一部を差し替えている。
これは健康食品業界全体の信頼にかかわる問題でもあります。
もっとも心を悩ませているのは、ビジネスにかかわるメンバーです。中には、しっかり事業として取組んでおられる方もいます。製品の普及拡大をしている人たちが、現場で苦労を積み重ね、何とか形にしようとの思いで臨んでいるのを知っています。彼らには製造に関して何も責任はありません。
そうした人たちのためにも、会社として問題を正面から受け止め、まず法令に適合させることです。その上で、顧客志向の理念を持って、対応は最善をつくす姿勢が欲しいと思います。まして発表文の一部を差し替え、仕掛り在庫がなくなるまで販売するとは。訂正の注意書きすらないのが残念です。しかし私が顧客志向の理念を押付けても、良くなるわけではありません。
「安全」と「安心」の関係
しかし、あえて伏せておいた社名を出してしまうのは、
返ってまずくありませんか。
特定の社名と商品名は出しておりません。
批判ではなく事実として、このような発表があったと文を引用して解説し、
それについて一般常識とのズレを指摘しているものです。
現時点で行政が適法にと指導しているものを、
正当化する方が余程おかしいのではありませんか?
行政が判断を下しているのですよ。
それに私はIPの中にも「真面目に取組んでいる人がいる」と書いているのに、
自分の利害だけで「不愉快」だと書込むメンバーがいるのは残念です。
IPの方たちに対して、製造に関して何も責任はない、と書いております。
何が良くて、何が悪いのか。
気分で判断するのではなく、判断基準は法令です。